麒麟がくる~いま本能寺は
光秀の「麒麟がくる」が大詰めを迎えている。コロナなどでHNK大河ドラマでは史上初の年越し放映、全44回の最終へあと5回。大河「麒麟~」に原作なく、光秀が信長に反旗を翻す原因は何か、脚本が気になる。本能寺はどう映るか、年明けて、いまの現場へ行った。
「本能寺の変」のあった本当の本能寺は、進学有名校・堀川高西側。現在の本能寺は、京都市役所の向かい、寺町御池下ル。秀吉の都市改革で移ってきた。賑やかな河原町通り、道幅広い御池通り、日蓮上人像ある寺町通り…どこからでも入れる。境内はぶら歩きでよく通り抜ける。板張りスロープのある本堂、信長と家臣の供養塔、宝物殿、幾つかの塔頭がある。
宝物殿では、NHKの麒麟絡みで、企画展「本能寺の変と天下人」を開催中。信長の刀、髭のない信長肖像図、本能寺の変前夜に突然鳴き、信長に異変知らせたという「三足の蛙」香炉など展示している。社務所前に京都新聞記事コピー。見出しは「増長と慢心に潜む落とし穴」。~信長父子の悪逆、天下の妨げ、討ち果たし候~光秀の書簡を示し、反逆理由箇条書き。秀逸な記事である。平和の使者・麒麟を求め、麒麟を見ずに逝った光秀、どこか空しい。
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