「本願寺水道」の土管
古びた土管だ。初夏、緑の芝生にドカンと転がっている。長いの、短いの、筒先が伸びたの、4つ。烏丸五条から歩き下って、東本願寺前、去年春に整備された「お東さん広場」へ来てだ。何だろう~と見たら土管の説明板。未来への防災遺産「本願寺水道」だという。
桜の木など植わって、広い芝地だ。向こうに京都タワーも見えて、東本願寺北側だ。薫風が吹き抜け、いい天気。ゴロンとしたい場所。土管のゴロンが羨ましい。説明版によると、設計は琵琶湖疎水を完成させた、あの青年技師・田辺朔郎。完成は明治30年(1897)。琵琶湖疎水の蹴上水源地から本願寺の境内まで4.5㌔。3年の歳月かけての敷設という。
江戸時代4度の火災にあった東本願寺。膨大な経費と大変な人力で、独力の防火対策だった。動力は使わず、蹴上→本願寺の高低差44㍍を利用、いざという時の圧力放水。平成9年(2008年)老朽化で停水まで100年以上活躍してきた。先人に学ぶ遺産という。芝生の土管は、京都市上下水道局が五条通りの分を引き上げ、野外展示中とわかった。管の直径50㌢、ベルギー製という。丘に上がったカッパならぬ土管、今もドカン?としている。
※ 蹴上、琵琶湖疎水舟溜まり近くの東本願寺への水源地は、昨年重要文化財に指定。




























































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