顔、様ざまに顔
顔また顔だ。帽子かぶった坊や。おさげの女の子。髭のじいちゃんにメガネの父さん…いっぱい顔だ。表情いろいろだけど、よ~く見ると、みんな似ている。目と鼻と口が同じだ。半マル二つの目、チョンだけの鼻、横棒一つの口。それをベースに顔が様々に変化している。
京都の四条通り、寺町商店街前の藤井大丸1階入り口。四半期ごとだろうか、アートが変わる。今はイラストレーター、玉村聡之さん(38)の作品だ。入り口、吹き抜け円柱と両サイド壁面に顔のイラストを描いている。京都精華大デザイン学部卒。テーマは「無」からの作品づくり。個性を無くすことで、個性を出したいと、シンプルで新しい作品をめざす。
藤井大丸玄関の作品がその趣旨にそっている。地下フードの「タベレット」へ降りるおり、じっくり見た。同じようで同じでないイラスト顔、幾つあるだろう。縦に七つだ。円柱は1面に2列、4面なので56、両サイドの壁に14、あわせて70もの顔だ。「へのへのもへじ」の顔はワンパターンだけど、目と鼻と口が同じでも、輪郭やら、髪型やら、メガネやら付け加えて、これだけ多彩な顔になるとは~だ。個性が消えて、新たな個性~、個性的だ!。





































































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