ダビデは雄雄しく
見上げて、何でここに?と思う。ミケランジェロ制作のダビデ像である。高さは5.2㍍、重さは7㌧という。白亜の大理石像で、下から見て、まさに雄雄しく、いやご立派?。さすが紀元前10世紀にイスラエルを統一した王様と思う。
この像が滋賀県希望が丘文化公園の青年の城にある。昭和46年、次代の担う若者に希望を-と日本文化財団が滋賀県に寄贈した。黒崎公園長の話では、像があまりに大きく、建物の屋根が出来る前に運び込まれたという。像の基台部分に松下幸之助氏の「体験せよ体験は宝である」という揮毫が刻まれている。
ダビデ像はルネッサンス芸術の象徴で、人物彫刻の最高傑作という。説明板によると、日本文化財団の制作依頼を受けたミケランジェロの彫刻法を継承するイタリアの彫刻家が5年の歳月をかけて復像した。完成度はイタリア政府お墨付きという。そんな像が、はるばる海を渡って、今ここにである。今更ながらダビデの旅、どんな旅?と思う。
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