初夏の山は笑う
いまは初夏、山が笑っている。日々出歩いて、正面を見て、ちょっと振り返って、そう遠くない山だ。黄緑色の樹々がこんもりしていたり、斑でパッチワークみたいだったり…。その樹々はブナ系、黄色の色素・カロチノイドが多いスタジイ、コナラなど、若さゆえだ。
芭蕉は東北、奥の細道を歩いて「あらたふと青葉若葉の日の光」と詠んでいる。この一句、初夏のころ、黄緑色か、萌黄色の山を見たのではないか。どうして、山の色がこんなのか、ネット調べで森林雑学研究室に出あって、この一句だった。もう一句あった。山頭火の「分け入ったも分け入っても青い山」もだ。やはり、初夏の山歩きではないか~と分析している。
三方よしは、近江商人だが、盆地の京都は三方が山。昼に出歩いて、東山三十六峰の山々。知恩院の後ろは華頂山。国宝三門の巨大扁額は「華頂山」。参道歩いて、正面みると、黄緑色がモコモコしている。五条坂でバス降り、五条通を西へ歩き、振り返ると清水寺の後ろが音羽山、黄色のグラデーションだ。朝歩き、山科の山もそうだ。やがて光合成、緑の色素・クロロフィルム登場、黄色の色素を圧倒、全山は緑一色に。黄緑色の笑う山を見るなら今だ。
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コメント
「山が笑っている」 歌人ですね~確かに、この時季の山のあちこちに笑い顔が。季節が進み、色調が変化していくグラデーションもまた美しく。
福岡市のド真ん中の我がマンション。2~4㌔域に標高150m~300mの小高い里山が連なる。新芽から萌えるような黄緑の若葉に、さらに深い緑色への変化を楽しみ、そして猛暑の夏へ。
秋には黄色やオレンジ、燃えるような紅葉が。日本の四季は美しい。その四季が”二季”になる恐ろしい危険性が~
投稿: s.hidaka | 2026年5月10日 (日) 11時35分