堂本印象の「婦女喫茶図」
見れば見るほど…けったいというか、モダンというか、だ。日本画家の堂本印象が智積院の襖に描いた「婦女喫茶図」。どこの庭か、テーブルに茶道具あり、まあ野点。お点前はショートヘアの和装女性、足元はスリッパ。向かいの客人は洋装、足元はハイヒール…だ。
この襖絵、パリ帰りの印象が63歳のおり、智積院から迎賓施設、宸殿新築で求められて描いた。昭和33年(1958)制作。智積院には長谷川等伯父子の国宝「桜楓図」がある。これはいつも公開されているが、印象の襖絵は一年に一度、秋の観月祭一日だけの公開だが、この間までは印象没後50年記念特別企画、堂本印象美術館で展示があり、最終日に見た。
「婦女喫茶図」だけでなく、智積院宸殿の印象の襖絵がみんな展示だ。等伯父子の「桜楓図」に呼応するように「松桜柳図」も。どの絵も派手、総天然色?、パアッと明るい。お寺にあわないと、批判があったそうだが、智積院は「いつの時代にも通用するような絵」が希望だったという。2か月の展示会期がすんで智積院へ行った。歩きコースの東山、三十三間堂の向かい。利休好みの庭園、方丈の北に宸殿が見えた。温故知新…、お点前がまたみたい。
※ 堂本印象(1891-1975)。特別展は1月20日から3月22日までだった。
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コメント
残念ながら堂本印象美術館に行ったことがない。それ故、堂本の作品に触れたことがない。全くの無知である。
桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯の「楓図」と息子久蔵の「桜図」など長谷川一門の国宝の障壁画は昨年5月、健筆健脚氏案内で智積院に出向いて待望の対面を果たした。
京都は文化、芸術、技術、食、茶などなど~~奥深くて、行き着くことが出来ない。「京都が駄目になったら日本が駄目になる」
投稿: s.hidaka | 2026年4月 1日 (水) 10時48分