なぜ「ラーメンに海苔か?」。


漫画家・東海林さだおさんは、得意の面白エッセイで、ラーメンになぜ海苔か?と問いかけている。海苔はある方がいいのか、迷惑なのか。それに、いつ食べるのか。チャーシュウより先か、メンマの後か。そう言われれば、確かに「ラーメンと海苔」、どうなんだろう。
伊勢海老だの、ゆで卵だの、東海林さんが書いて描く「丸かじりシリーズ」。古書店100円で買った一冊に出ていた。海苔とは本来、味も香りも乾いていてこそ真価を発揮するのにスープにつけて、湿らすとは~と言う。読んで、そやなあ、そやなあ~と、東海林さんの気持ちになって、京都駅ビルの拉麺小路へ。富山ブラックのラーメン970円、海苔入りだ。
食券でカウンター席、下半分の海苔がスープに差し込んであるラーメン。チャーシュウ、メンマ、黒いスープ、縮れめん…。じっとみて、海苔はなんでと考える。香りかな、彩りかな。半分はスープつかりでドボドボ。いつ食べるか、タイミングがむずかしい。メンマもチャーシュウも大きい。黒いスープの麺もおいしい。海苔はまだや、まだで、とうとう丸裸。どうしよう。東海林マンガは「ラーメンの具に海苔なかりせば春の心はのどけからまし」。
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コメント
最後にライス(小)を注文して、スープつかりでドボドボの海苔をのせて食べると美味しいかもしれませんね!?
投稿: 小松谷千絵 | 2025年10月 5日 (日) 18時54分