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2025年10月

2025年10月31日 (金)

じいちゃん、ばあちゃん山盛り

Img_3211_20251028104601 Img_3275 Img_3238_20251028104601 Img_3223 Img_3257_20251028104701 Img_3231 Img_3268 Img_3280_20251028104801 Img_3281 Img_3299_20251028104701 Img_3303 あっちの部屋にもこっちの部屋にもおじいさん、おばあさん。ぶらり立ち寄った京都市京セラ美術館で、京都モラロジー協議会が主催する「第29回敬老ポスター展」。園児たちが描いたじいちゃん、ばあちゃん山盛りだ。添え書きの「元気で長生きしてね」がうれしい。

 

 3人にひとりは65歳以上の高齢社会。どこへ行っても、おじいさんがいる。おばあさんがいる。今年の敬老の日、厚労省の発表によれば、80歳以上は10人ひとり。100歳以上も来年は10万人という。大津の居酒屋で、90歳、88歳、84歳の月1回の懇親会。どうしても、喋る口と聞く耳が近くなる。あの、ほれ、それ…で、分かりあい、通じている。

 

 園児のじいちゃん、ばあちゃん、幾つぐらいだろう。広い展示室、4会場見て回って、園児の父さん、母さんが30歳前後だとすれば、じいちゃん、ばあちゃんは若い。ひいじいちゃん、ひいばあちゃんも、いそう。ラジオ体操のじいちゃんに「いつまでも運動、頑張って~」。「むりしないで、私が助けるよ」。いいこと言ってくれるねえ。眼がしら熱くなる。ありがとう。竜宮城帰り、玉手箱を開いて、頭が白くなった浦島太郎。「あっ、仲間が一杯だ」。

 

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2025年10月30日 (木)

チントンシャンの糸づくり

Img_3067_20251027092701 Img_3070 Img_3071 Img_3077 Img_3082 Img_3069 チントンシャン、トテチトチン…撥をさばいて、出てくる音は、これぞ「日本の音」ではないだろうか。三味線、箏、琴…長唄、義太夫、津軽三味線…。その音を出す糸は弦、繭からの生糸だ。創業100年、その糸づくりの会社へ行って、意図せず糸を見た。手づくりだった。

 

 びわ湖の奥、北陸線の木之本。長浜から敦賀行き乗って、七本槍で有名な古戦場・賤ヶ岳のふもとの町だ。駅から5、6分で、邦楽器糸製作の看板をあげる「丸三ハシモト」。邦楽器糸づくりの会社は国内で3社しかない。その一つ。会長の橋本圭祐氏は文化庁が認定する選定技術保存者。伝統の技術による糸で弾かれる楽器は、三味線など400種に及ぶという。

 

 説明は息子で、代表取締役の英宗さん。立命館大卒。製作は12もの行程という。繭から糸を引っ張りだす糸取りから始まる。地元のお母さんらの手仕事だ。生糸、撚り分けて、ウコンで黄色く染め、糊づけ、糸張り、乾かし…。弦の太さは、楽器で異なる。繭糸は500から3千を束ねているとか。乾かし通路は長さ18㍍の2列。見学コースのハイライト。英宗さんは「丸三の通り抜けです」と洒落る。糸たちの、チントンシャンの音色がいとしい。

 

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2025年10月29日 (水)

キッチンカーで穴子の握り!

Img_2938Img_2939_20251026084101Img_2992Img_3000_20251026084301Img_2999_20251026084201Img_3003_20251026084301Img_2998_20251026084201Img_2993Img_2995_20251026084301   江戸前鮨、どれでも1貫400円だという。好きな穴子もある。まあ~と1貫と頼んで、キッチンカー前で手づかみ食べしたら、だ。う~ん、煮込みの身がほぐれて、なんと柔らかい。江戸前の赤しゃりも効いている。穴子党、口が肥えている。いけるやんか。もう1貫や!。

 

 JR京都駅前だ。第1回京都駅ビル芸術祭で出店、品川ナンバーの立ち食い寿司のキッチンカーだ。たこ焼き、ホットドッグなどキッチンカーも多様化しているが、立ち食い寿司は日本で、いや世界で初めてという。車の中から、そう話す店長は27歳も小林魁さん。銀座、麻布で2年板前修業して独立、店名は名前と日本で初めてを重ねて「鮨さきがけ」という。

 

 味をしめて?一度食べたらでまた行った。穴子はいれといて~と、今度はおまかせ5貫1800円。鯛、ぶり、赤ハタ、イナダに穴子。立ち席4人、客は次から次へ。キッチンカー巡回、イベントがある所、京都は芸術祭期間中で、駅前のマンスリーマンション宿泊中。戸塚拠点に全国制覇が目標。ユーチュウバー再生130万回と握りながら話す。プラスチック皿、聞きながら最後が穴子。脂乗り一番の対馬ネタ、まちがいない。今日も穴子がうまい!。

 

 

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2025年10月28日 (火)

キャンペーンは好奇心旅

Img_2909_20251024110801 Img_2916_20251024111001 Img_2915 Img_2914_20251024111001 Img_2913 Img_2912_20251024110901 Img_2910_20251024110901  旅をするなら、どんな旅がいいだろう。夕陽を見る旅か、利き酒する旅か、国宝を見歩く旅か、蟹を食べ尽くす旅か、阪神応援で福岡の適地へ行く日本シリーズ旅か~、様ざまな旅を提案するポスターが出ている。テーマは「動け!好奇心」。旅を誘うJR西日本の新企画だ。

 

 好奇心の呼び込み。秋、前期も後期も、好機到来のキャンペーン。いつものぶら歩き、JR京都駅地下東通路で見たポスター。「自分で見つけた好きなこと。だれかに聞いた面白そうなこと。好奇心が動く方へ自分を連れ出す旅をしよう」という。人それぞれ、その好奇心旅の多いこと、多いこと。小説の舞台を知る旅、城を次々に尋ねる旅、観音様を拝む旅…。

 

 ポスターのキャッチ、数えて20以上だ。弁当持参はベートーベン音楽旅、ゴッホと応挙の美術館ツア旅、ドンと鳴ったは綺麗だな!の花火旅、どこにあるのか、ご馳走旅、乗って乗って鉄道旅、いるかいないか?イルカ旅、姫も一緒にあんみつ旅、臭いぞ!匂うぞ!発酵旅、丼ぶり勘定旅、あなたと一緒に穴子探し旅、不漁の鯖はどこかと探すサバイバル旅、100を切るコースはどこかゴルフ旅…あんな旅こんな旅のポスター、たびたび?見ている。

 

 

 

 

 

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2025年10月27日 (月)

チクワ天そばの「橋渡し」

Img_2904_20251024091401 Img_2896 Img_2900_20251024091201 Img_2901_20251024091301 チクワ天そば。うどんでもいいが、その天ぷらのチクワ。丼はちに橋渡し出来ているだろうか。片方が外れて、汁に落ちていないだろうか。そう心配するのは、漫画家でエッセイストの東海林さだおさんだ。例の「丸かじりシリーズ」のページを捲っていて、出て来た。

 

 そもそもチクワとは~と東海林さんは書き始めている。本来、チクワの本業は、おでん。素肌のまま丸ごとおでんのおつゆに浸かってこそ、本領を発揮する。それが衣を着せられて、油で揚げられて、天ぷらというのがおかしいと、独自に分析した上で、チクワ天そばを食べ歩いて、橋渡し結果を報告している。どうだったのか、暇は暇だし仲間入り、調べに行った。

 

 JR山科駅近く、よく行く麺家。自販機は、うどんでも、そばでも450円だ。東海林さんと同じ、そばにし、券出して、チクワ天が乗った丼鉢だ。橋渡しはどうか。ああ~、片方がナナメになって脱落、汁にドボ浸かりしている。鉢の直径は20㌢、チクワ長くても15㌢、やむをえない。東海林さんも3軒回って、どこも同じだったようだ。丼の端っこに置き換えて見たが、すこし足りない。ちゃんと橋渡ししたチクワ天そば、どこかにないだろうか。

 

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2025年10月26日 (日)

夜明け前の空

Img_2762Img_2764_20251023100701 Img_2881_20251023100201 Img_2773_20251023095801 Img_2766_20251023095701 Img_2883_20251023100201 Img_2771 Img_2890_20251023100201 明け方の空がいい。青い。暗い中、青い。濃い。薄明とも、黎明とも、東雲ともいう。その日の天気によって、色もちがう。やがて出る太陽、明けるまでの時間、雲とのまじり合い。濃かった青がしだいに薄くなる。そこまで朝が来ている。雨でなければ、その空がいい。

 

 夏から歩数稼ぎに歩きだした朝。明るかったのに今は秋の夜長。夜明けは午前6時だ。起き出し5時半の外はまだ暗い。スマホのランプが役に立つ。デジカメ持ち歩き、いつもと変わらない。スマホの歩数計、6千歩あたりで田んぼを横切る。稲刈りすんで、見上げる空が広い。住まう山科は盆地、山に囲まれている。東の山並み、向こうは大津、琵琶湖だ。

 

 夜明け前の空、毎日見上げて、今日はどんな青かなとデジカメを向けている。雲の出具合で、芸術色の空になる。色と形、黒と灰色と青のグラデーション。朝の早い民家の灯り、点々としている。そのうち歩き行く阪神1面掲載、デイリースポーツ買うコンビニも見えている。工事現場のブルドーザー、電柱などの陰影もいいショット写真になる。明けの明星、キラリ金星も、木星も…。日の出前、20分ほどの空。スマホ調べると「マジックアワー」と出ていた。

 

 

 

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2025年10月25日 (土)

京都と鎌倉、写真で境が消えた~

Img_2753 Img_2729_20251021113501 Img_2730 Img_2733 Img_2739 Img_2741 Img_2744 Img_2745_20251021114001 Img_2743 Img_2752 Img_2754_20251021114201 こういう写真の撮り方、並べ方もあるのか~と見た。京都と鎌倉のなにげない写真が18枚、混ざり合っている。京都かな、いや、鎌倉かな~と見るが、どちらがどちらかわからない。京都と鎌倉の境界が消えて、二つの町が溶け合っているのを見て~と、写真家はいう。

 

 京都駅ビル4階東側の広場の塀、写真が並んでいる。塀から覗きこむと駅ビルの谷、ずっと西は大階段が見えている。第1回駅ビル芸術祭の参加作品だ。華道池坊次期家元・専好さんの長男専宗さんが撮った写真だ。慶大から東大も出て、華道家と写真家の二刀流。関西万博の茶室で184日間花を活け続けた。町を歩き、日常性をテーマに写真集も出している。

 

 写真の一枚一枚、気取ってない。どれもさりげない光景だ。どこの場所で撮った写真なのか、展示の外れに書きこみ。仏像の背中は鎌倉の高徳院、京都市バスが見えて池坊短大…鴨川、由比が浜、西本願寺、円覚寺石段上…と出ている。もう一度、確認に戻った。京都は公家風、鎌倉は武家風の町というが、何も感じない。京都と鎌倉は347㌔。写真並べて、時と地の隔たりをなくしたと池坊専宗さん。もう一度並んだ写真を見た。確かに京都と鎌倉が一つに。

 ※ 展示は11月3日まで。

 

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2025年10月24日 (金)

「ラテアート」の時代?

Img_0246 Img_2282_20251021094901 Img_2596 Img_2597  Img_2599_20251021095301 カップの中、ハートだ。白いハートだ。今度のカップ、ニャンだろう。ネコだ。ヒゲ付き、ニャンとも言えない。白いネコだ。今カフェで、はやりの「ラテアート」。注文して、お待たせ!と出てくるカップに浮き上がるアート。その絵を見ていると、飲むのが進まない。

 

 最近の若い人は「カフェ」と言う。おじさんは「喫茶店」がわかりいい。町歩いて、ちょっとした粋そうな「カフェ」に入ると「ラテアート」が出る。おじさんとして、ブレンド注文一点張りだったが、たまにカフェラテと言ってみたり、抹茶ラテにして見たり、店に合わせてだ。「ラテアート」、それを学んだ熟練の店員さんがいる。何を出してくれるか~だ。

 

 ホテル内カフェなら、まあ、出る。ネコが浮かび上がったのは、京都駅ビルのグランビア京都。リボンは赤くなかったが、ハローキティが浮かんだ。ヒゲが可愛い。蹴上のウエスティン都ホテル。ハートとネコがダブルで出た。南禅寺参道、ことし7月オープンのカフェ「Mスタンド」。歩き流れで入って「バラ」だった。その道2年の女店員さんの写真撮り許可、現場を見た。ミルクの注ぎ方に微妙な「技」がいりそう。いつ、どう飲むか、そのアートがいとしい。

 

 ※ 「ラテ」とはイタリア語で牛乳・ミルク。「ラテアート」は20世紀、イタリア、アメリカ同時に始まったらしい。

 

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2025年10月23日 (木)

東本願寺の門、ナニモン?

Img_2254_20251020085401 Img_2249 Img_2251_20251020085401 Img_2250_20251020085401 Img_2253 Img_2245 Img_2246 Img_2247_20251020085001 Img_2243 Img_2244 門だ、門だ…歩いて、歩いて…門だ。駅前、京都タワーが見えている。烏丸通り、六条から七条へ、どれくらいの距離かか。500㍍、いや、もっとかな。ずずっ~と、親鸞さんの東本願寺前通り。幅もここだけ広い。歩き通って、出会うその門、一体、あなたはナニモンだ?。

 

 浄土真宗、堀川通の西本願寺に対し、烏丸通の東本願寺。JR京都駅のすぐ北側、地下通路を北へ歩き行って、地上に出ると、そこは東本願寺だ。今は外国人客が増えている。参拝でなく観光だ。門は4つ。一番は御影堂門。「ごえいどうもん」と読む。高さ27㍍。日本一高い木造二重門。門の中に仏さん3体。京都三大門。知恩院山門、南禅寺三門と並ぶ。

 

 南側は、御影堂門と対を成す阿弥陀堂。威厳がある。北側には、菊門と玄関門。あまり知られていない。この4つの門、明治44年(1911)出来て、すべて重文になっている。菊門は唐風の屋根で勅使門。二つの菊模様が目だって菊門という。玄関門は参拝者出入り門、薬医門ともいい、瓦屋根だ。歩き通ると、すべてに駒札、謂れなどに詳しく出ている。わからなくても「門前の小僧は習わぬ経を読む」。門主、門徒、門外漢…いろんな門がある。

 

 ※ 御影堂。法然さんの知恩院では「みえいどう」と読む。

 

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2025年10月22日 (水)

お湯呑みは「60歳からの心得」

Img_2320_20251019091901 Img_2321 Img_2322 Img_2324_20251019092301 Img_2325 Img_2326 手に持った分厚い湯吞み茶わん。その書きこみは「長寿の心得~60歳から」。もう「超」がつく高齢化社会。じっと手を見て、石川啄木なら人生の悲哀だが、わが手はまた皺が増えている。その手で握った茶わん、今さらながらの人生訓。60歳,70歳、80歳と読んだ。

 

 寿司屋で上がり一丁!。人生の上がり?ちゃう。握りの食べ納め。あの茶わん、粋な絵柄が描いてあったり、鯖、鮃、鯵、鰆~魚ヘンの漢字が出たり、栃錦、柏戸、大鵬、貴乃花…もう追加になったか、大の里と歴代横綱名があったり。よく行く御池ゼストに開店、炭火焼き「しんぱち食堂」に入って、さば文化干し定食のおり、60歳からの人生訓茶わんだった。

 

 それぞれの世代で、お迎えが来た時、どうかわすか~のアドバイスだ。還暦60歳は「今、仕事中と言え」。年金もまだやしなあ。古希70歳は「只今、留守と言え」。それでは、我が年の80歳は。「まだまだ早いと言え」。そやそや、毎日1万歩も歩いているしなあ。やがて来る90歳。「相談して来ると言え」。いよいよ~の百歳。「頃を見て、こちらからボツボツ行くと言え」。いや、誠に参考に~だけど、茶わんを持つ手は震えている。お茶こぼしなや。

 

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2025年10月21日 (火)

駅ビル芸術祭の作品探し

Img_2286 Img_2285_20251018091201 Img_2715_20251021074601 Img_2425_20251018091601 Img_2727_20251020182201Img_2431 Img_2437_20251018091901 Img_2755 Img_2756_20251020182601    広くて混雑した駅、どこにどんな作品があるのだろう。高さ60㍍、横は400㍍、人が行き来、人が溢れる京都駅ビルで第1回芸術祭。現代アート、伝統工芸など分野をこえた作家、26人の作品があるという。「ゲイジュツノエキーGNE」という。作品探しに歩いた。

 

 ぶら歩き、1日1万歩の歩数稼ぎにいい。作品の場所示したパンフを手に入れた。初めにその意図。「マッシュアップ」だという。京都は古来より、伝統と革新、和と洋…いろんな価値をかけあわせてきた。「マッシュアップ」は、そのかけあわせを意味しているそうだ。イラストは、玉ねぎ頭と黒メガネのオネエサン。その看板がある所に作品展示があるらしい。

 

 谷底イメージの駅ビルが出来て30年以上。大階段、新幹線見える南ひろば、拉麺小路、空中回廊…駅ビル通を自認している。ややこしくも、パンフあれば、スイスイだ。2階の南北通路にモザイクアート、髷結とカール巻きの女性二人。和と洋を印象づける。4階東の烏丸小路側、国宝・鳥獣戯画に登場のランタンアートは京にカエル。木工作品、木の茶室は京都タワーの借景「そこに置け?」。あちらか、こちらか、作品発見の歩き、歩数が伸びる。

 

 ※ 第1回京都駅ビル芸術祭は10月14日から11月3日まで。

 

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2025年10月20日 (月)

ヤマボウシの赤い実が凄い

Img_2337_20251017091201 Img_2338_20251017091101 Img_2340_20251017091101 Img_2343_20251017091201 この実成り、いやあ~すごい。赤い実が木にいっぱい。まるでイチゴのぶら下がり。何度も何度もここに来ているのに、こんなのを見るのは~。収穫の秋、実りの秋だけど、これはすごい。京都府立植物園北山門前のヤマボウシ。デジカメだ!、写真だ!、写真だ!…見応えがある。

 

 朝のNHKラジオ、10月初めに誕生日の花が吾亦紅(ワレモコウ)と聞いた。一日の出歩き、植物園に聞くと「生態園の池のほとりに咲いているはず」の答え。いつも通り、地下鉄の北山駅で降りて、EVで上がって、いきなりこの赤い実が目に入った。初夏に白い花を咲かすヤマボウシは何度もだが、10月になって実。今まで出あえず、見過ごしていたようだ。

 

 9月にヒガンバナを見た北山門前の植栽地。ヤマボウシの樹高は2㍍、5本植わっている。常緑ヤマボウシの「月光」。中国、ヒマラヤが原産地。5本のうち白い花と緑の実は「陽光」、2本だ。同じミズキ科でも、国内のは、常緑でなく落葉樹だ。いっぱい成った、この赤い実、誰が食するのか、マンゴーやバナナのような甘い味がするという。食べてよし、見てよしなのだ。生態園の吾亦紅は見つからずも、門前で見たヤマボウシの実、代役によし!だった。

 

 

 

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2025年10月19日 (日)

穴子は友達なのか?

Img_1975_20251016090801 Img_1967_20251016090701 Img_1968_20251016090701 Img_1971 Img_1969_20251016090701 Img_1999 好きな穴子、まただ。向こうが寄って来るのか、こっちからか、わからないけど、まただ。大阪の京橋へ行って、京阪モールのデパ地下2階、穴子店が特別出店している。その穴子、穴子も穴子、広島の宮島名物・穴子めし。なんでまた~、友あり遠方より来たる!だ。

 

 ちょうど一か月前。大阪梅田の阪急デバ地下で、大阪堺から特別出店、穴子目利きの「松井泉」に出会ったばかり。京都から出て行って、阪急梅田から京阪京橋へ変わって、堺の穴子から今度は広島の穴子。あれまあ、あなっ!の出あい。好きとはモノの上手慣れ、4文字熟語で「一意専心」。穴子好きの夢中さ、まるで「友が友」「類が類」~、どこか通じ合っている。

 

 京橋出店は、世界遺産・厳島神社の宮島、老舗ホテル「錦水館」の宿めし穴子。夕方の懇親会まで、時間あり、なんか珍しいもんないかな~と広い京阪モールを歩いてだった。垂れ幕は「名代あなごめし」。百年宿の秘伝のタレをまぶした味付けご飯と独自の調理による煮穴子という。売り子さんにひと声、ふた声、即購入。折り詰め1350円。何年か前に広島、穴子めしで有名な宮島口「上の」で食べたのを思い出しつつ、翌日チンして、朝めし前?、うまいねえ!。

 

 

 

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2025年10月18日 (土)

相国寺本山、松の木が滅茶多い!

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 妙心寺、大徳寺もだが、やはり相国寺だ。出町桝形商店街の寺町側から西北へ、東門から入って、烏丸通の西門まで、石畳をまっすぐ300㍍。鐘楼、本堂、天井に鳴き龍の法堂を右に見て通り抜け。右にも左にも松だ。ワニ皮のような太い樹皮はクロマツ。高さ17㍍の赤いツルツルの樹皮はアカマツ。まるで赤レンゲの木。松茸出ずとも「誇りの木」だという。

 

 相国寺は室町幕府、三代将軍足利義満の創建。金閣寺もその系列だ。応仁の乱など何度も焼けているが、京都五山の禅寺では、第2位の名刹。江戸の絵師、伊藤若冲もいて、直木賞・雁の寺の水上勉が塔頭・瑞春院で小僧をしていた。藤原定家のお墓もある。松の多さは相国寺のシンボル。その本数、スマホのAiもわからずだが、自動車のマツダがマツご縁でお寺を何かと支援して、駐車場にもマツダが多いと出た。どこか、洒落ぽい。ホンマかどうか、確認がいりそうだ。

 

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2025年10月17日 (金)

大たこ入りでんがな!

Img_1914 Img_1916_20251014090201 Img_1921_20251014085901 Img_1928_20251014090001 Img_1931 どやろ!看板に「大たこ入り」と出てたけど、どやろ!。マヨも青のりもソースも…みんな塗りぬりたくったたこ焼き。まあ言うたら、コテコテのたこ焼き。これが、大阪へ行ったら~の、たこ焼きや。ええ生地、ふにゃふにゃやけど、ホンマにたこは大きいやろか?どやろ!。

 

 京阪の京橋駅2階構内、たこ焼きの「道頓堀のくくる」が出店している。何度か入った穴子そば「秀吉」の斜向かい。大阪でも老舗の有名店と聞いている。京都出た時から昼はあそこのたこ焼き!と決めていて、改札出る前にカウンター席へ。ほろ酔いセットはアルコール何かとたこ焼き7個で1260円も安いけど、今は純にタコ焼きだけ、6個750円の大たこ入り。

 

 大阪のたこ焼きは、さすがに温故知新。たこ焼きの古さを知って新しい。看板が「TAKOYAKI―Stand」のマイスター。赤いバンダナのおねえちゃん、クルクル回しを実演している。メニュー、洒落が効いている。多幸そば820円、多幸めし640円がある。幸が多くだ。値段もたこうない。うまい!、やすい!が大阪。カツオも乗って、コテコテのんが6個来た。ドーナツみたい。一つ、ムニャムニャ…たこどやろ。いや、大きい、やっぱり大きおまっ!。

 

 

 

 

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2025年10月16日 (木)

大阪京橋ウオークアート

Img_1951Img_1952_20251016064701 Img_1937 Img_1940 Img_1942Img_1949Img_1956 Img_1947_20251016064801 Img_1938   メガネにちょび髭、横山エンタツや。しゃべくり漫才の始まり、花菱アチャコの相棒。昭和のはじめ、懐かしすぎる。顔隠してもベルトでわかる。プロレスの力道山や。同じ画面に米大統領ケネディも登場している。この長い壁画、なんや、なんや、一体全体、なんやねん!。

 

 ごちゃごちゃ感、大阪ではまず一番の京橋。京阪とJR駅が向かい合って、一日じゅう、人出はワンさ。ツウさ、スリーさ。ともかく多い。JR駅突き抜け、京阪の高架下飲み屋街。アーケドにそう壁面は「ウオークアート」。まあ、長い。長い足の歩数計測で150㍍はある。アクリル絵と人物写真も使ったコラージュ。ポップさ?、ビビットさ?、わからへん!。

 

 たまにある京橋懇親会、早めに行って、ぶら歩きの出あいがこれだ。正式には「エル京橋」。なにを得るか~だが、兎も角「エル」だ。酒場が続き、伝助穴子が名物のお寿司屋さんがある。開店は夕方、店の中で板さん、仕込み中。店前は壁面画。作者はbuggyと綴ってバギー。本名は谷口竜也さん。なぜバギーか。響きがいいからとか。イラストレーター20年、名前も作品も売れている。壁面画は経年か、酔っ払いか、汚れと落書き、それ、あかんやんか。

 

 

 

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2025年10月15日 (水)

秋、サバが食べたい!

Img_1657_20251011080601 Img_1671_20251011080901 Img_1668_20251011080601 Img_1667 Img_1666 Img_1669_20251011080701 Img_1672_20251011080801 Img_1659  食欲の秋だ。味覚の秋だ。何が食べたい?。う~ん、栗ご飯、土瓶蒸し、秋刀魚…みんな、いいけど、今はなぜか、脂の乗った鯖が食べたい。対馬で獲れず、ノルウエー産でも鯖は鯖だ。焼き鯖か、煮鯖か。頭か、尾っぽか。またう~んだけど、今日は焼き鯖の頭でいこう!。

 

 京都市内は市内でも、ちょっと遠出歩きの昼ご飯。ここは四条通の東行きバス停前、西洞院のトッピング食堂だ。おおよそ千円で、何と何を選ぶか、それが難しくもあり、楽しくもあって、焼き鯖の頭から入った。380円。これがおかずのメーン。次は220円の玉子焼き。この店の売り。エプロンのお母さんが焼き上がってからテーブルまで持ってきてくれる。

 

 アツアツ、醤油たらっとかける。大根おろし、焼き鯖にも醤油だ。コシヒカリ、釜炊きのご飯は食べすぎ警戒、250円の小。味噌汁は120円。揚げ、ワカメなど具の選びは自由だ。ご飯には振りかけ、備え付けあり。ゴマ塩少々。まだ何か足りない。う~ん…、もう一品150円のワカメ酢だ。いくらワカメ食べて、ツルっとした頭に効果はないけど、栄養バランスにはいい。お茶は抹茶。これで1120円。選びがうまい。食べてうまい。秋だ。

 

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2025年10月14日 (火)

大津駅前は大津祭り

Img_2049_20251013094901 Img_2044_20251013095001 Img_2061_20251013095201 Img_2062 Img_2063_20251013095101 Img_2083_20251014080301  Img_2072_20251013095301 Img_2091 Img_2115_20251013095701 Img_2118   大津の大津祭り。江戸から400年余の曳山祭りだ。JR大津駅前、びわ湖側の町中を13基が一日中、からくり人形をあやつり巡行する。からくり、巡行の所々でお囃子とともに所望する。所望は「しょもう」。演ずることだ。所望がすめば、厄除けちまき放り投げる。

 

 京都の東、山科駅。JRひと駅4分で大津だ。毎年10月第2週の日曜、改札出れば、祭り一色。ヒマな一日、祭り見物ぶらり。大津中央大通りから北へ、午前の巡行から午後へ昼食タイムで13基が揃う。行ったおり、午前中最後の巡行中だ。大酒飲む猩々山、鯛を釣る西宮蛭子山のからくりを見た。民家2階スレスレ、山を曳く人、祭り見る人、みんなニアだ。

 

 お囃子,笛に鉦に太鼓。からくり人形、赤いタイがピョコピョコと跳ねている。蛭子さん釣り糸が見える。からくり所望中、綱の曳き手は地べたで休憩だ。見物客、チマキ取りの手がいっぱい伸びる。曳山の車輪は3輪、祇園祭は4輪。前掛け、胴飾り、見送りの豪華さ…祇園祭と似ている。トリの湯立山すみ、13基揃う休憩も圧巻だ。決まって先頭、くじとらず西行桜狸山、石山寺ゆかりは紫式部の源氏山…歩き回って、目の前で伝統の祭りが見える。

 

 ※ 大津祭りは、長浜曳山祭り、坂本の日吉山王祭と合わせ、琵琶湖三大祭り。国指定の重要民俗文化財。

 

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2025年10月13日 (月)

伊吹山が泣いている~

Img_1786 Img_1843 Img_1537_20251010091001 Img_1846 Img_1561_20251010091001 百名山が泣いている。標高1377㍍、滋賀の最高峰、湖北の伊吹山。岐阜との県境、高山植物の宝庫、薬草の山、天然記念物のお花畑、古事記にヤマトタケルで登場する伝説の山…その冠が幾つもの伊吹山。緑緑して美しい山肌に褐色の亀裂が入って、大泣きしている。

 

 JR琵琶湖線、米原で大垣行きの東海道線に乗り換え、醒ヶ井の次、近江長岡駅。ホームに立つと、伊吹山が真ん前に見える。日本画、洋画…湖国を描く絵画展で、皆さんがよく描いている。その南斜面、頂上から緑が消えている。増えたニホンシカの食害と2年前、集中豪雨で土砂が流れ落ちたからだ。今、元通りにと~復元プロジェクトチームが出来ている。

 

 近江長岡駅から湖国バスで日本のため池百選、三島池へ。周囲780㍍は伊吹山を逆さに映す鏡池だ。マガモ飛来、国内南限でも知られ、鳥類研究の昭和天皇が45年前、滋賀で植樹祭のおりお見えに。その池で荒れた伊吹山はどう映るか。日を置いて二度行った。最初は山頂に雲、恥ずしくか、地肌隠し。二度目は秋晴れ、波風で池に映らずも山容すっきり、痛々しい。ベンチテーブルに陶板写真は雪の逆さ伊吹。何年先か、復元その日が待ち遠しい。

 

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2025年10月12日 (日)

両陛下視察、どんぐりの森

Img_1448_20251009084901 Img_1437 Img_1463 Img_1440 Img_1450_20251009085101 Img_1441 Img_1445 Img_1453_20251012065401 「どんぐりの森」へ来た。前日、天皇・皇后両陛下が視察の森。京都府立植物園開園100周年記念で昨年9月にオープンした森。今ふうに「ドングリ・ラボ」という。観覧温室と大芝生の間、3千平方㍍だ。色んなどんぐりがコロコロ。両陛下視察、♪~さあ、大変~♪だ!。

 

 いつも行く馴染みの植物園。どんぐりの森が出来たのは知っているが、ゆっくり見ていない。両陛下視察、新聞読んでから行った。どんぐり好きなクマ、その彫刻の愛称は公募で「どんちゃん」。クマは大きなボトルを抱え、遊び来た子供たちが拾ったどんぐりを入れて、貯まると動物園に寄贈という。クマ対策、森のどんぐりが一番だ。両陛下案内は、この場所からだった。

 

 両陛下と園側、どんな会話か、調べると、どんぐりのかぶっている帽子、正しくは殻斗(かくと)と言うらしいが、園側が~これは葉なんです~の説明に皇后が大変驚かれたと。皇后ならずともだが、森にどんぐり見分け方案内板がある。この帽子の形でどんぐりの種類がわかる。トゲトゲはクヌギ、△のビスタチオ型はスタジイ、縞々はアラカシだ。森には国内外から20種のどんぐり樹木、拾い集めると、みなよく似ている。これ、どんぐりの背比べ?。

 

 ※ 両陛下植物園視察は10月4日、どんぐりの森のあと観覧温室へ。

 

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2025年10月11日 (土)

利やん名物「豆腐出汁巻き」

Img_0338_20251007092801 Img_0339Img_0340 ここへ来たら、これだ。これ食べないと、来た甲斐がない。大津の酒場、利やんの「豆腐出汁巻き」。大きさはどうだろう、20㌢以上はある。お皿に乗って、おでんの出汁にフワッと浮いている。ネギと七味、少し掛かっている。箸ではなく、スプーン食べだ。掬うのだ。

 

 これが、まあ、うまいのなんの。食べ分けできて、値段も安い。5,6年前は280円だったが、値上がりしても300円。店名の「利やん」。としやん、り~やん、どちらでも良さそうだけど、「り~やん」と言う常連さんが多い。JR大津駅前から西へ1分、寺町商店街の路地の中、創業50年の酒場。店主の旦那さん亡くなり、今はその奥さんが継いでいる。

 

 全国飲み歩き詩人、有名な吉田類さんが、この店へ来ている。7年前の2018年1月1日、TBSの酒場放浪記正月の2時間スペッシャル番組。滋賀県で、酒場放浪記の登場はここだけだ。店内、その時の写真が狭い本店にも、路地下の広い別館にも。県庁職員の客多く、前の嘉田知事、今の三日月知事も。名物の豆腐出汁巻き、みなさん食べて絶賛している。食べログ評価は4・0。スプーンで掬って、出汁巻きというより豆腐、おでん汁が効いている。

 

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2025年10月10日 (金)

書店には「いま」がある

Img_1256 Img_1261 Img_1266 Img_1268_20251006082701 Img_1280 Img_1281 Img_1306Img_1282_20251006083901 Img_1640 書店へ行けば、新しい本が並んでいる。本の表紙、それはそのまま、今の世の中を映し出している。梶井基次郎の「檸檬」で有名な丸善。京都河原町三条下ル、BALビル地下1階と2階。店内は広く、歩数が稼げる。本並びは100万冊。見て歩いて、世相を知るに良い。

 

 繁華街、歩き流れで行く丸善。ぶらぶら見て回るだけで、時間が過ぎゆく。暇人にはいい。見るだけではなく、たまには買う。直近は沢木耕太郎の時代小説「暦のしずく」、清武英利の「記者は天国に行けない」、花房観音の「河島英五伝」…。古書店で100円、200円も、書店は十倍以上。値上がりが日に日に。新刊次々、そのうちにでは、並びから消える。

 

 丸善さんの新しい本コーナー。万博の最終案内書、ミャクミャク土産も。NHKの朝ドラ、ゲバゲバ?いや違った。小泉八雲とその妻の「ばけばけ」。来年の大河、秀長あっての秀吉で「豊臣兄弟」。観てからか、読んでからか~映画大ヒット、「国宝」は百万部突破、なお山積み。怖い熊、人間と共存は?と生態学の本。2年前の本屋大賞「成瀬は天下を取りに行く」は文庫化。同じ女性の天下取り、新総裁・高市早苗本も近日入荷しそう。書店には「いま」がある。

 

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2025年10月 9日 (木)

歩きの朝に出た満月

Img_1767_20251009063001Img_1772Img_1766Img_1774Img_1773Img_1697Img_1701_20251008090901Img_1696_20251008090801 出ている、出ている~まあるい、まあるいお月さんが出ている。まだ暗いうちの朝歩き、西の空だ。昨夜は外へ出て何度か見上げ眺めた東の空、雲の中だった満月が朝になって出ている。雲なく、苦も無く?美しい。洒落まで美しい。歩いては見て、止まっては見て~だ。

 

 暑さ対策、夏から始めた朝歩き、いまも続いている。継続は力~と思い込んで、やりだすととまらない性分。毎朝の顔づくりサラダ、このブログもそうだ。毎日の歩きも1万歩いうたら1万歩。雨の日は狭い家の中とアーケード商店街などスマホの万歩計のカウント数字をにらみつつ歩く。今年の猛暑酷暑、さすがに日中はきつく、朝歩きで2千歩は稼いでいる。

 

 朝の満月、そのご褒美だろうか。朝もデジカメは持ち歩いている。明け方の空、その日の天気しだい、色の変化がある。黒と青と赤…雲はグラデーション。時に朝焼けも。田んぼ、茄子など成長ぶりもいい。今朝は満月との出会い。見惚れる輝き。デジカメ何度も何度も。交差点、信号との対比。思わぬショットだ。干した稲藁と満月がいい。小学校の校舎の上でも光っている。ゆっくり歩き、空は明るく、満月は山の端へ。少し欠けても十六夜の朝もよろしく~。

 

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2025年10月 8日 (水)

龍に巻きつかれ、頭に何か乗せた鬼たち~展

Img_1310 Img_1321_20251005094001 Img_1315_20251005093801 Img_1314 Img_1317Img_1319_20251005094401 Img_1318_20251005093901 平仮名タイトルの展覧会は「みりょくてきなくうきかんにつつまれて♪」展。漢字に直して「魅力的な空気感に包まれて♪」展。週に一度は歩き通る寺町三条上ル、ギャラリー「ヒルゲート」。展示は鬼に龍が巻き付き、頭に何か乗せた立体像、その多いこと、多いこと…。

 

 作家は橋本哲史さん。京都市美卒、71歳。ここで2年ごとの展覧会タイトルは「<それじゃ、やってみようか>という気持ちなった展」「描かられる人と描く人を考えてみました展」だ。平面と立体のインスタ展、ユニークで手が込んでいる。前回展も橋本さんに作品意図など聞いたか、今回は奈良興福寺の龍燈鬼立像に魅せられ、皆さんにも知って欲しく~と言う。。

 

 会場内、壁に床に鬼鬼している。何体ですか?と聞くと、あっそや~と今さらながらに1、2.3…と数え出して23体ですね。模りした鬼は、上目づかい、どこか漫画ぽい。興福寺は青色だが、橋本さんの鬼は赤、黒、黄色など…頭の上は灯籠のほか、一方通行表示、動く時計など多種多様。見て回って足の踏み場もない。灯りつき、音楽が流れ…、会場の空気感が魅力的~と自賛する。鬼たちに囲まれた橋本さん、写真撮り。鬼が友達、微笑ましい!。

 

 ※ ヒルゲート展は10月5日で終了。

 

 

 

 

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2025年10月 7日 (火)

長寿の安楽椅子(ニイチェア)

Img_1200_20251004082901 Img_1191 Img_1190_20251004082901 Img_1198 ふ んわりお尻が入り、くつろげそうな椅子だ。オレンジ色の帆布、足は丸いステンレス、ひじ掛けもある。ゆうらゆうら…、ゆりかごのような…すぐウトウトしそうだ。椅子は今なお現役~不朽の名作だ。ニユーヨーク近代美術館が美的価値も認め、所蔵しているという。

 

 椅子をつくったのは、新居猛さん。徳島の剣道具店の三代目だったが、戦後GHQにより剣道禁止。商いが出来ず、独学で木工。北欧家具に憧れ、昭和32年(1957)37歳のとき、この安楽椅子を考えだした。新居のNYとデンマーク語で新しいを意味するNYを絡め「ニーチェアX」という。日米英仏独で特許、通産省Gマーク、ロングライフデザイン…。

 

 歩いていると、どこで、何と出会うか~だ。嵐電始発、四条大宮駅から南西へ1㌔ほどあたり、ビルの飾り窓にこの椅子の展示だった。平成19年(2007)87歳で亡くなった新居さんの写真や経歴なども書きこまれていた。この椅子販売は全国各地。このビルや、京都との関わりはよくわからないが、出会いは出あい。新居さんの言葉。「優れたデザインは、多くの人に役立ち、寿命を保つものでなければ~」。座れば、スヤスヤの夢心地…いいなあ。

 

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2025年10月 6日 (月)

マグロの学び

Img_1054Img_1028Img_1048Img_1023Img_1024Img_1050_20251003094201Img_1026Img_1060Img_1037 刺身にするマグロの切り身、柵(さく)という。その柵を見て、グッドかどうか~の見分け方。断面の太いスジが見えず、赤さが鮮やかなのがグッドだ。反対に斑点やスジが多いのは、ノーグッドだ。ぶらり、京都市中央市場水産棟へ入って、見学エリアで、マグロを学んだ。

 

 番組小学校は明治2年(1869)、路面電車は明治28年(1895)で、日本で京都が初めてだけど、この中央卸売市場も昭和2年(1927)に出来て、日本初だ。JR嵯峨野線梅小路京都西駅を降り、公園と反対の北側、2階通路を歩いて行けば、一日中、無料見学できる。朝一番は鯛や穴子や河豚のセリがガラス越しに見える。七条千本あたり一帯。

 

 行ったのは昼間。見学通路は250㍍。市場の年譜、セリの解説…パネルにビデオがあって、マグロについて。この市場に最大級入荷は、丹後半島・伊根湾からの養殖マグロで375㌔、誰が食べたか、寿司12500貫と。マグロの断面図。頭の方は脳天、ほほ肉、カマトロ…ここ希少部位。甘い、高い。真ん中は赤身一杯。まあ、多い。身体の上と下は大トロに中トロ。うまい。後ろの尾ひれはテール。いま、阪神・佐藤の輝=テル、脂が乗っている?。

 

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2025年10月 5日 (日)

なぜ「ラーメンに海苔か?」。

Img_1113Img_0883Img_0886_20251002085701 Img_0890 Img_1112  漫画家・東海林さだおさんは、得意の面白エッセイで、ラーメンになぜ海苔か?と問いかけている。海苔はある方がいいのか、迷惑なのか。それに、いつ食べるのか。チャーシュウより先か、メンマの後か。そう言われれば、確かに「ラーメンと海苔」、どうなんだろう。

 

 伊勢海老だの、ゆで卵だの、東海林さんが書いて描く「丸かじりシリーズ」。古書店100円で買った一冊に出ていた。海苔とは本来、味も香りも乾いていてこそ真価を発揮するのにスープにつけて、湿らすとは~と言う。読んで、そやなあ、そやなあ~と、東海林さんの気持ちになって、京都駅ビルの拉麺小路へ。富山ブラックのラーメン970円、海苔入りだ。

 

 食券でカウンター席、下半分の海苔がスープに差し込んであるラーメン。チャーシュウ、メンマ、黒いスープ、縮れめん…。じっとみて、海苔はなんでと考える。香りかな、彩りかな。半分はスープつかりでドボドボ。いつ食べるか、タイミングがむずかしい。メンマもチャーシュウも大きい。黒いスープの麺もおいしい。海苔はまだや、まだで、とうとう丸裸。どうしよう。東海林マンガは「ラーメンの具に海苔なかりせば春の心はのどけからまし」。

 

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2025年10月 4日 (土)

「ヤブラン」「ヤブラン」……

Img_1083 Img_0772_20251001082601 Img_0773_20251001082601 Img_0775 Img_1094_20251001083401 Img_0777 Img_0916 Img_0948_20251001083001 細い茎に青紫の小さな花が棒状についている。茎は30㌢、花は2,3㍉。垂れてはいないが、まるで稲穂のようだ。支える葉は細長く、群れていて、その間から茎が何本も何本も伸びている。薮に生えて、葉が蘭みたいで「ヤブラン」だという。わかりやすい名前だ。

 

 スマホのググールレンズかざさなくても、花茎のそばに写真つきで花の名前と説明の案内札が出ていた。本当はここが牛若と弁慶が出あった五条大橋だという鴨川の松原橋を渡って、高瀬川の木屋町を超え、河原町へ出た角の歩道沿いの植垣だ。どこかモニュメントぽい石のベンチなどもある。街角ギャラリー、グリーンな河原町商店街に取り組む一つらしい。

 

 薮から棒?でなく薮から蘭で「ヤブラン」。青紫の穂状の花をみて、案内でその名を覚えた。キジカクシ科ヤブラン属の常緑多年草。葉は夏場にも冬場にも強く、公園や庭など、どこでも育つ。小さな花は8月から10月に咲き、その後は黒い実が出来るなどと書きこまれている。一度知ったら~だ。翌日、東山通りの仁王門を歩き、植垣に「ヤブラン」。その日の帰り、自宅近くの陶器屋さんの庭でもまただ。「ヤブラン」「ヤブラン」…もう忘れない。

 

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2025年10月 3日 (金)

梅小路駅、床に線路!

Img_0965_20250930092001 Img_0974_20250930091901 Img_0969 Img_0964_20250930091901 Img_0963_20250930091801 Img_0962_20250930092101 Img_0967_20250930091801 線路が続いている。野こえ山こえ谷こえて。雑誌「日本の鉄道」近著版によれば、総延長距離は約30,625km。JR、私鉄、地下鉄、モノレール…。地球の4分の3周分という。♪~線路は続くよ、どこまでも…ラララン、ラララン~♪。どこまで続くのだろう?。

 

 JR梅小路京都西駅の構内、床にも線路が続いている。改札から京都方面ホームのエスカレータまで♪~ララララン、ララララン~と描いてある。レール幅は50㌢、コンクリート壁をこえ、ちょっとカーブしている。長めの足、歩数勘定したら、50㍍ほどだ。絵にかいた餅、いや、床にかいた線路。この50㍍。「日本の鉄道」は計算に入れているのかなあ。

 

 駅の改札でたら、京都鉄道博物館だ。SLシュッポポ、ヘッドQ系新幹線…国鉄時代から活躍した往年の列車、よく揃っている。駅は博物館が出来た3年後の2019年、JR嵯峨野線、丹波口と京都駅の間に誕生した。駅名は平安時代からの通り名、梅小路。平安建都1200年のおり、公園整備された。今は京都水族館、緑の公園、ビオトープの「いのちの森」、京都市中央市場が近い。改札からの線路、ちょっとした旅。~ラララン、ラララン~である。

 

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2025年10月 2日 (木)

ビル外装は「碁盤の目」

Img_0831 Img_0843 Img_0842 Img_0838 Img_0839 Img_0840 このビル、外装がなんかちがう。太い木枠、細い木枠…まるでジクソーパズルのようにタテタテヨコヨコ~の窓枠だ。この9月に1年半かけて改装オープンした日本生命京都ビル。地上8階、地下1階。四条通り、大丸さんのひとつ置いて西隣、祇園祭り長刀鉾すぐ近く…。

 

 これ、実は~である。♪~まるたけえびすにおしおいけ(丸竹夷押御池)~♪と京都の通り名をあらわしているという。洛中は、上ガル、下ガル~碁盤の目、格子状のデザイン。その壁面、南北の通りは丸太町から五条へ23㍍、東西は寺町から千本へ25㍍。実際の百分の一の大きさだという。道路向かい側からアーケードの上を眺めて、今はどこいるかな~。

 

 昨年2月に工事が始まり、外装が見えだした頃、ニュースになって、京都新聞の見出しは「京都に新名所誕生」だった。写真を撮りに行って、東西通りの四条と、南北通りの東洞院の角っこだ。アーケード下、歩道からは何もわからない。東側、ビルの入り口へ行って、書き込みを見つけた。通り名の数え唄、ビルの位置に星印。「京都の東西南北、通り唄を外装デザインのモチーフに~」と出ていた。向かいへ渡り仰ぎ見る新名所、これは「碁盤の目ビル!」。

 

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2025年10月 1日 (水)

京都タワーにぎり

Img_0696 Img_0706 Img_0699_20250928081401 Img_0898 Img_0704  お握りが令和のブームだという。専門店が次々に出来ている。外国人客にも「ONIGIRI」と評判だ。コンビニのおにぎり棚、カツオ、鮭、ツナマヨ、昆布だけでない。赤飯、混ぜご飯などあって、多様化している。そして、なんとまあ、京都タワーお握りが登場だ!。

 

 JR京都駅からだと北東へ徒歩3分ほどだろうか。下京区塩小路東洞院上ル、アパホテル1階入り口のランチカフェ、店名は「のんき」という。その店が考え出した創作おにぎりである。歩き通って、店前のタテカンは写真付きの京都タワーにぎり。ひとつ280円、テークアウトでという。店から一歩出ると、すぐそこに地上131㍍の京都タワーが見えている。

 

 「のんき」という店名、なんか性に合っている。京都タワーにぎりも食べてみたい。昼時間も近いし、暇は暇だしと入った。出て来たメニュー、お子様ランチでなく「大人様ランチ」だという。日替わりは平日限定千円、のんき特別で「?」だという。野菜バー、自由だという。店内流行っている。なにわともあれ、その場で京都タワーにぎりだ。太い海老フライが三角おにぎりに突き刺さる如く立っている。上からがぶり、がぶり…京都タワーが美味しい。

 

 ※ 京都タワーは当時の京都市民人口131万に合わせ地上131㍍で景観論争の末、昭和38年に建つ。現在はニデックの冠、京阪が経営する。

 

 

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