近場の森林浴

同じぶら歩きでも森の中を散歩する「森林浴」が身体にいいらしい。好きな作家のひとり、藤沢周平氏のエッセイ集「小説の周辺」読んでいて~である。「森林が吐き出す香気やら酸素分やらを呼吸したり、浴びたりするのが…」と記述があり、近所の公園へ行ったという。
「森林浴とは~」とよくよく調べると、海水浴、日光浴などとよく似ている。林野庁が昭和57年(1982)に提唱した健康施策。オゾン一杯の森で、木陰で休んだり、深呼吸したりするのがいいという。ご近所でコーヒーぐらい、自宅閉じこもり、ものぐさな藤沢さんが、奥さんに勧められて、秩父までは面倒だけど、近所の公園の森ならば~というエッセイ。
日々出歩く身。藤沢さん同様、近場の森林浴ならば~である。京都御苑だ。円山公園だ。鴨川堤防だ。いのちの森がある梅小路公園も。桜、楓、栃、楠、椎、檜、松、杉…夏は赤、ピンク、白の花咲くサルスベリも…どこにも森林ありだ。開園101年の植物園、固有種の生態園はわりに森が深い。市内より気温も1,2度低いと、秋を思う京都新聞凡語士も書いていた。近場で行ける森林浴。歩きつつ、吐いて、吸うて深呼吸、木の傍がよくよく効くのだ。
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