穴場の京料理店


京料理の穴場店と言っていいだろう。お店は「旬菜あだち」。河原町荒神口下ル、鴨川と府立医大病院が近い。前立腺肥大、定期診断の帰り、ちょこちょこ寄って20年来からの店だ。この夏、お盆すんで、久々に行くと、店前に8月昼限定メニューの看板が出ていた。
その一つ。ハモと野菜の天ぷら1300円。鱧おとしつければ、600円プラスという。祇園祭はすんでも暑い夏が続いている。ハモは夏の京料理。看板見て、これに決めて、いつも座る入り口のカウンター席へ。通路の奥にテーブルと庭もある。板さん兼ね店主ひとり。余計なこと言わない。注文しても静かだ。店の読売新聞を開くと、「ありがとう!ミスター」。
東京ドームは背番号3・長島追悼試合の日だ。出てきたハモと野菜天、盛り付けが美しい。ポテト、煮凝り、味噌汁、ごはん。天ぷらに岩塩だ。ハモは六切れ、あっさりしている。塩つけて、だ。京料理らしい薄味。夜の懐石も一度はと思いつつ、機会がない。壁に大相撲人気の宇良の手形色紙。支払いのおり「京都鳥羽高校出身ですねえ。来るのですか」と聞くと「宇良の知人がお客さんでして~。京都出身、よくご存知ですねえ」。初めての会話だった。
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コメント
20年来通われている馴染みのお店での初めての会話。印象深く拝読しました。盛り付けがとても丁寧で、財布に優しいお値段…きっと、料理が無言の会話になっていたんですね。素敵なエピソードをありがとうございました。
投稿: 小松谷千絵 | 2025年8月25日 (月) 19時42分