「古都京都の文化財」を描く子どもたち
空の色が変化、茜色に染まり始めて「東寺の夕暮れ」、上手い絵やねえ。松並木が連なって、五重塔くっきり、境内の寺院の屋根、背景の山々…、どこから見て描いたのだろう。構図からすると、西から東へ眺め見たのかな。この絵、審査員特別賞。そら、そうやなあ~。
京都駅地下の商店街ポルタへ行って、京都の文化財を描く子ども絵画展コンクールの作品だ。三角の展示台を特設して、優秀作が180点並んでいる。「古都京都の文化財」が世界遺産になって30周年記念企画。応募1200点中の優秀作の展示だ。桜に囲まれた大舞台を描いて「春分の清水寺」。大胆なタッチ、画面一杯に春がきている。これも、いいねえ。
みんな小学生、だいたい5,6年生。これ、いいなあ、こっちも、うまいなあと、見て回ってデジカメ撮り。古都京都の世界遺産、17社寺の一括指定から30年。上賀茂神社、下鴨神社、仁和寺、宇治の平等院、大津の延暦寺…ええっと、二条城、東寺、西本願寺…あとどこだったかなあ。日本で5番目の指定。最初の世界遺産は姫路城だった。作品は世界遺産だけでなく、五山の送り火、祇園祭り、茶畑なども。子どもの視点、それが世界遺産!。
※ 展示は3月4日で終了。 ※ 古都京都の世界文化遺産17社寺は、上賀茂、下鴨神社、東寺、清水寺、延暦寺、醍醐寺、仁和寺、平等院、宇治上神社、高山寺、苔寺、天竜寺、金閣寺、銀閣寺、竜安寺、西本願寺、二条城。
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コメント
子供らが描いた京の数々の文化財、ほのぼのして心和みます。
17寺社が世界遺産に登録されて30年になると。知らなかった、無知だった。遺産登録されたのは17社寺のみだったと~でも、え!なな何で!登録基準は?
三千院や南禅寺、知恩院、三十三間堂、石清水八幡宮、桂離宮、修学院、貴船神社、鞍馬寺などなど、登録漏れは一体何故か?今さながら、腹立つな~~
投稿: s.hidaka | 2025年3月 8日 (土) 08時51分
古都・京の文化財の絵。色の使い方が上手ですね。描かれた文化財・清水寺、東寺五重塔などはいずれも京都の主要観光地でもありますね。これらは近年訪問者は外国人が急激に増え、日本人観光客は山科、伏見などの隠れスポットを訪れる方が増加しているそうです。いわば分散観光。山科ではどんな隠れスポット・文化財に人が集まっているのでしょう。いずれにしても洛中、洛外とも見どころは豊富ですね。
投稿: 道-中 | 2025年3月 8日 (土) 08時45分