平安蚤の市
たばこの銘柄、ハイライトのラベルと馬、家の埴輪が一緒に出ている。隣り合っているのは桜貝、巻貝など貝殻類。その関係性、なんもない。その価値、わからない。見る人によって、なのだろうか。ともかく、なんやかんや、ガラクタ、古物がいっぱい出ている市である。
京都岡崎、平安神宮前の広場だ。ノボリは「平安蚤の市」。なんで、蚤か?、謂れは色々ありそう。骨董市の先進国・フランスで「ピュス」のフランス語が「蚤」の意味から~もその一つ。まあ、蚤でも出てきそうな古い物が単純でわかりやすい。「平安蚤の市」はだいたい月一度、古物鑑定証持つ店舗が100店舗以上並ぶ。何がなんやら、雑多な賑わいがいい。
カッコいい壷が並んでいる。備前か丹波か、それとも素人か。その見定めが難しい。赤と黄色のリンゴが並んで実篤さんの額は「共に美し」。もう一つの額は、英国の人気歌手、故オリビア・ニュートン・ジョン。これも美し。頭の目立つ福助さん、足裏が痒いビリケンさん、犬のぬいぐるみ、ワンどころではない。ケセラセラ、トンプク…の意味不明な置物、動くか?気になる古時計。鑑定の鑑定が必要な真珠の首飾り。目の毒、気の毒…何でもある。
最近のコメント