« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »

2025年3月

2025年3月31日 (月)

平安蚤の市

Img_7584 Img_7593 Img_7595 Img_7612_20250328073501 Img_7598Img_7586_20250328073801 Img_7600 Img_7604 Img_7606_20250328073401 Img_7613_20250328072801 たばこの銘柄、ハイライトのラベルと馬、家の埴輪が一緒に出ている。隣り合っているのは桜貝、巻貝など貝殻類。その関係性、なんもない。その価値、わからない。見る人によって、なのだろうか。ともかく、なんやかんや、ガラクタ、古物がいっぱい出ている市である。

 

 京都岡崎、平安神宮前の広場だ。ノボリは「平安蚤の市」。なんで、蚤か?、謂れは色々ありそう。骨董市の先進国・フランスで「ピュス」のフランス語が「蚤」の意味から~もその一つ。まあ、蚤でも出てきそうな古い物が単純でわかりやすい。「平安蚤の市」はだいたい月一度、古物鑑定証持つ店舗が100店舗以上並ぶ。何がなんやら、雑多な賑わいがいい。

 

 カッコいい壷が並んでいる。備前か丹波か、それとも素人か。その見定めが難しい。赤と黄色のリンゴが並んで実篤さんの額は「共に美し」。もう一つの額は、英国の人気歌手、故オリビア・ニュートン・ジョン。これも美し。頭の目立つ福助さん、足裏が痒いビリケンさん、犬のぬいぐるみ、ワンどころではない。ケセラセラ、トンプク…の意味不明な置物、動くか?気になる古時計。鑑定の鑑定が必要な真珠の首飾り。目の毒、気の毒…何でもある。

 

| | コメント (0)

2025年3月30日 (日)

7年ぶり、中華そば「京一」

Img_7467 Img_7468 Img_7469_20250325081801 Img_7471 Img_7474_20250325081901 Img_7478_20250325081801 うまい、うまい、京都で一番うまい「中華そば」。だから店名は「京一」だという。その暖簾、久しぶりに分けた。初めてのおり、この欄で紹介している。調べると、2018年1月なので、7年ぶり。ずいぶん、ご無沙汰だ。嵐電始発、四条大宮北、王将の隣、バス停前。

 

 1週間前、店名のない洋食屋で、シャッター開く前に軽井沢から来たという男性が「ここもですが、四条大宮の京一の中華もうまいです」。京都の食ツウ自認する如く話していたのを思い出し、歯医者帰りの入店だった。店が明るくなって、テーブルも新しい。有名店の仲間入りだろうか。メニューは前のとおり多彩だが。カレー中華そばが人気が出ているようだ。

 

 「名代」の冠がつく普通の中華そばは900円。7年前の記事では630円。店は「うまい、やすい、はやい」が自慢だが、物価高騰、やむなしだろう。店の正面は大型TV。前の記事ではTVにジョージア出身、怪力の栃ノ心が平幕優勝インタビューと書いている。「名代」が来た。太麺、豚骨スープ、焼き豚、葱、蒲鉾…前と同じ。店名「京一」どおり、中華そばに存在感あり。

 

| | コメント (0)

2025年3月29日 (土)

「カエルすくい」

Img_7545 Img_7550_20250326080301 Img_7548_20250326080201 Img_7547 Img_7552 Xenopus_laevis_02 夏祭りの夜店、露店には昔から「金魚すくい」はある。この頃は「メダカすくい」も見かける。アラ、エッササアーの「ドジョウすくい」、これもザルを持って、余興のすくいはすくい。そんなすくいの仲間に金魚とメダカと同じようになんと「カエルすくい」が登場した。

 

 京都市上京区、大将軍商店街のアクアショップ「京都魚苑」の店前だ。金魚すくい用の青い水槽の中にカエルだ。体調8㌢ほど、隅っこにいっぱいいる。水槽の貼り紙「カエルすくい」1枚500円。1回で2匹までで、すくえなくても、1匹は提供という。カエルはカエルでも「アフリカ・ツメガエル」。田んぼのカエルでなく、年じゅう水の中で暮らすそうだ。

 

 南アフリカ原産で、国内に80年ほど前に入ってきた。時おり、息継ぎに水上へ出てくるほかは四六時中、水の中という。後ろ足にメダカなど餌をひっかける爪が3本、それでツメガエルとか。最近は観賞用のペットカエルで人気がでている。寿命は10年、餌は金魚と同じでよく、水替えは2日に一度ぐらい。飼いやすいという。「カエルすくい、珍しいなあ」と見て行く人はだが、1回500円すくうお客さんはいない。見るだけみた。カエル?かな。

 

 ※ 大将軍商店街は北野天満宮の南、一条通り御前から西。一条妖怪ストーリー、店店に妖怪キャラを出す。

| | コメント (0)

2025年3月28日 (金)

ハクモクレン満開の時

Img_7506 Img_7505_20250327080401 Img_7508 Img_7509_20250327080701 Img_7563_20250327080201 Img_7589 Img_7590 Img_7492 Img_7491_20250327081101  ふんわり、ふわふわ…、白い花がまるで浮いているようだ。遠くから見ると、つい誘い込まれるように行ってしまう。香り立つハクモクレンだ。花びらは、一枚一枚が大きく、中に6枚、包み込むように外に3枚。花色がいい。純白だ。いま、満開のときを迎えている。

 

 梅から桜へ、その前にこの花だ。白いコブシより、花びらが大きい。よく似た紫紅色のモクレンとは色ちがい、真っ白だ。中国南部原産、モクレン科モクレン属の落葉高木。蓮が白く咲くようで、別名でハクレン、ビャクレンともいう。樹高は5㍍以上。本州どこでもあり、花は上向きに咲く。電球の大きさ、卵型だ。毎日の出歩き、いま、ようよう見かけている。

 

 分離帯に牛若・弁慶像がある五条大橋西北、牛若公園の中に3本。鴨川の対岸から白い花がぽっこり、ぱっこり見える。橋を渡って木のそば、ハクモクレンとは~と図解入りの案内、秋には実も成るようだ。イベント多い平安神宮参道公園は、この白い花が咲くと、ひときわ目立つ。朱色の応手門バックがいい。出かける前、山科のバス停近くの民家の庭に1本。毛むくじゃらの皮芽の時すんで、今は黄砂の空に向かって、花の白はこうさ!~と咲いている。

 

 

| | コメント (1)

2025年3月27日 (木)

展示テーマは「すわる」

Img_6877Img_6886-2Img_6887-2Img_6898Img_6879_20250322091401 Img_6907-2Img_6892Img_6881_20250322091501 Img_6873-2 Img_6914-2 油絵、日本画、彫刻、写真…どの作品も誰かがすわっている。ひとり、みんな、室内、野外、読書、思索…。京近美は所蔵品から「すわる」人を選び出し、今年度初のコレクション展に仕上げた。~すわる作品、どう見えるか、すわってどうぞ~と、展示室に椅子も置いている。

 

 コレクション、年に4度の展示替え。春夏秋冬の季節にあわすか、作家の生誕・没年に焦点をあてるか、特別展に関連させるかだが、今回のテーマは「すわる」。ちょっと異色だけど、企画した学芸員によると、人は起きて寝るまで一日にどれだけすわり、どんなことをしているか。そこに注目すると、その人となり、社会的、文化的な背景まで見えてくるという。

 

 ルノアールの彫刻作品が出ている。赤子に乳をふくます母の姿、どっしりすわって、自愛に満ちている。京近美、こんな作品も所蔵していたのか。竜安寺の石庭前に学生さんがすわっている。外国人作家の横長のリトグラフ。後ろ姿の並びすわりが面白い。安井曾太郎、岸田劉生、向井淳吉、太田喜二郎ら、著名画家もすわる絵を描いている。展示室の椅子、すわって、みる。ほっこり、のんびり、ゆっくり、身体が休まる。作品、よくみえるような~。

 

 

| | コメント (0)

2025年3月26日 (水)

彦根、迷い道歩きの発見!

Img_7234_20250323083901 Img_7276 Img_7272_20250323084501 Img_7273 Img_7274 Img_7269_20250323084401 Img_7270_20250323084501 Img_7240 Img_7254_20250323085001 Img_7256 Img_7295_20250323084801 Img_7299 Img_7291_20250323085401 ああ、ここが、有名な料亭旅館「やす井」か。彦根の殿さま、井伊家の「井」の字をもらい、明治2年創業の老舗。観光バスが来ている。JR彦根駅から個展開催の画廊を目指して、歩き出しての出あいだ。初めての画廊、案内地図から外れて、どこかでまちがったようだ。

 

 まあ、スマホのググールもあるけど、どうせ歩き1日1万歩が目標。そのうちわかるだろうと、歩き迷って、バス通りの銀座街。スーパー平和堂創業の店発見だ。昭和32年、靴とカバンから。今や、滋賀県内どこでもハトマーク。店内ぶらり、店内がらり。自動掃除機走行中。近江ちゃんぽん発祥店「をかべ」も発見。全国展開の各店、この店の暖簾分けらしい。

 

 画廊まだわからない。花しょうぶ通り。井伊直弼主役。大河ドラマ第1回「花の生涯」ロケ地、袋町だ。町の由来看板。かつての彦根、賑わいがわかる。戦国資料館かねるコミュティショップ、石田三成旗印「大一大万大吉」のグッズ、武将ブック図書館。佐和山城の模型もある。歩いて、マンホールにひこにゃん、遠くに国宝彦根城。忘れていた画廊探し。聞いて、聞いて、町はずれ古民家の改装。迷い道歩きは、1万歩オーバーの彦根発見ウオーク!。

 

| | コメント (1)

2025年3月25日 (火)

三条大橋、河津桜満開!

Img_7402 Img_7411 Img_7415_20250324071801 Img_7414 Img_7416_20250324071801 Img_7417_20250324071801 今年は遅いけど、もうそろそろかな、写真撮りに行こう~と思っていた矢先だ。各地で気温20度を超えた翌日の京都新聞朝刊1面。紙面の真ん中に「春ぽかぽか河津桜満開」と写真が大きく載った。東海道の終点、三条大橋西詰の河津桜だ。先はこされたが、見に行った。

 

 河津桜はウイキペディアによると、日本固有種のオオシマザクラとカンヒサクラの自然交雑から生まれた。樹形は傘状で一重咲き。花弁は4、5㌢の大輪で紫紅色。伊豆半島の先端、静岡県河津町に原木が育ち、発祥の地。毎年2月に入ると、梅と競うほど早咲きだという。その河津桜、京都では伏見の淀堤防、一条戻り橋にもだが、今年は梅と同じでかなり遅れていた。

 

 新聞の写真見て、五条大橋から鴨川左岸を歩いて行った。2日続きの20度超え、高知と熊本でソメイヨシノが開花した日。遅かった梅もまだ見ごろが続いている。ユキヤナギが白い小さな花が出てきている。カムチャッカへ帰りそびれているのか、ユリカモメが5,6羽まだいる。春というより初夏、暖かい。四条大橋超えて、三条大橋を渡って、やじろべえ・キタハチ像まで来て、満開の河津桜だ。どこの国の皆さんか、一緒になって写真を撮った。

 

 

 

| | コメント (1)

2025年3月24日 (月)

店名のない洋食屋さん

Img_7124 Img_7125 Img_7127 Img_7132_20250321081301 Img_7131  どこをどうみても店名は出ていない。正午開店、シャッターが開く前からお客さんが並んでいる。店前のメニュー。日替わりランチは魚フライとハンバーグ、ビフカツ、クリームコロッケ…。店内、客席10人少し、営業は2時間少し。知る人が知る小さな洋食屋さんだ。

 

 京都の四条烏丸から北側を歩き、室町通り西だ。目安は赤いひさし。創業15年ほどか、前は「レストラン亜樹」と店名を掲げていたが、今は出ていない。夜の営業もやめて、今は昼間限定、夫婦で店を開いている。ネットの時代だ。フワフワ、ボリュウームがあって、ねっとりしたソースのハンバーグが評判、それに店が狭くても、昭和のレトロさが受けている。

 

 ずっと前、入った気がするが、行ってみた。昼近くまだシャッター閉じている。今日は休店かな~思ったが、京都駅からキャリーバッグのまま、軽井沢からという夫婦連れと話しているうち、シャッターが開いた。「すいません。準備10分ほど」と女将さん。もう長い列出来ている。久々の注文は、ビフカツとハンバーグにスープとライス。店内は満席、みなさん黙々、食べるに夢中だ。題名のない音楽会でなく、店名のない和風レストラン、健在なり。

 

| | コメント (1)

2025年3月23日 (日)

印象さん描く「えべっさん」

Img_7189 Img_6555_20250320073601 Img_6557_20250320074301  Img_6465_20250320073501 Img_6476_20250320073601 長い釣り竿を両手に持った恵比寿さん、満面の笑みだ。大きな鯛の顔が籠から覗いている。ちょっと洒落たくなった。おわかりだろうか。この恵比須さんの笑み、どうだい!。いま、堂本印象美術館で開催中の「歴史画パラダイス」ポスターは、印象さん描く恵比寿大神だ。

 

 立命館大学衣笠キャンパス正門の真ん前だ。生涯作品、アトリエ付き美術館、居宅など、印象さんが丸ごと京都府に寄贈して、年になんどかの企画展。歩きがてらたいがい鑑賞に行っている。今は、菅原道真、法然、大石内蔵助、石川丈山など、印象さんが描いた歴史上の人物を並べる。その一つが恵比寿さん。作品は、商売繁盛の京都恵比須神社が所蔵している。

 

 毎週土曜、京都新聞朝刊の美術評。「えべっさん!で親しまれる神様が気高く描かれ、こういう表現もあったのかと驚く」と紹介して「神仏を敬う心を持った人でなければ描けない」と激賞している。その評を読んで、52年も前に描かれた恵比寿大神、館内でとくと鑑賞した。なるほど、お顔がふっくら、神様らしい優しさを感じる。建仁寺西の大和通り、恵比寿神社の境内には、恵比寿さん石像。やはり鯛を抱え、品あり嬉しそう。鯛の洒落は控えよう。

 

| | コメント (0)

2025年3月22日 (土)

ミツマタの花

Img_7057 Img_7060_20250319073701 Img_7058 Img_7070 Img_7071_20250319073801 Img_7067 「花に甘い香り、紙材料にも」の見出し。春を呼ぶミツマタが、京都新聞の植物園だよりに黄色い花の写真と一緒に出た。株立ちして、下から細い枝が三つ、また三つと別れる背の低いミツマタ。3月になって、植物園にまだ行っていない。寒くても彼岸入り、また行った。

 

 植物園のミツマタ、何度も行っているので、どこに植わっているか、わかっている。アジサイ園の中、フウの大木のすぐ西だ。北山口から入って、その咲きよう、その甘い香りをかぎたくて、寄り道せず、ストレートで行った。普通のミツマタ2本、タイリンミツマタという大きなの1本。うつむき加減に花を咲かせている。クンクン…ほのやか、これが春の匂いだ。

 

 新聞の植物園便り、切り抜いて持っている。中国原産のジンチョウゲ科落葉低木で、室町時代に渡来という。樹皮は強靭な繊維質で、1879年より日本の紙幣の一部になっている~と出ている。雁皮(がんぴ)、楮(こうぞ)と、漢字でこの三椏の樹皮は、漉くと和紙になる。三つに枝別れのミツマタの樹皮、そっと触ってみた。渋沢さんか、北里さんか、津田さんか…細くても硬い。遅く咲き出し、今月一杯は匂うという。もう一度、渋沢さん、クンクン!。

 

 

 

| | コメント (1)

2025年3月21日 (金)

いろんな店がある~

Img_6827 Img_6824_20250318082001 Img_6826 Img_6809 Img_6822_20250318081901 Img_6818_20250318082001 Img_6817_20250318081901 Img_6814 コンテンツがあるのか、ないのか、その脈略のなさが魅力?と言えば、言えないことはない。ラーメン店とカレーパン店が同居している。定食、ラーメンとカレーライスが一緒になっている。武蔵から大谷へ、今ふうの二刀流。そう思えば、納得できないことはないが…。

 

 傘持たずに小雨降る日、京都近代美術館へ行く道筋。どこかで昼にして~と目当ての店が、二軒とも休日になっている。とりあえずと飛び込んだ東山通り二条上ルの店だ。ラーメンの店名は「からこ」。頭髪を二つ分けの中国の子ども、唐子だ。最近始めたというカレーパンの店名は「くにみ」。意味はわからない。狭く雑雑した店内、気安く昭和のおじさん好みだ。

 

 店長と言うより大将、赤鉢巻き。壁に唐子の額。「人生野菜不足、からこ名物くいにげメニュー」の表示がある。野菜一品は食い逃げ無料という。カウンター台、野菜はなかったが、冷やっこ、大根の漬けもん。大将、どうぞ~と言うけど、野菜不足?。注文、迷って、カレーライスとラーメン定食は990円。同時にどんと二つ。カロリー過多!と思いつつ、箸とスプーンの二刀流。カレーパンは見るだけ。お腹は、もうパンパン!?。色んな店がある。

 

 

 

 

| | コメント (0)

2025年3月20日 (木)

「うつくしきかな」

Img_6683_20250317075401 Img_6712 Img_6713 Img_6728 Img_6733 Img_6735 Img_6739  平安時代、源氏物語の紫式部もだったろうか。細く、流れるような書きよう、色は濃くも、薄くもあり、それが美しいという。千年の時を経た、そのかな文字は「古筆」(こひつ)。滋賀県信楽のMIHOミュージアムの特別展は、そのかな文字を並べた「うつしきかな」。

 

 副題は「平安の美と王朝文化へのあこがれ」。京都駅八条口からの臨時バスは、名神と新名神で1時間10分余り、内覧会へ行った。バス降りて、見上げた垂れ幕は「うつくしきかな」。俳句の詠嘆、感動を表現する切れ字も「かな」だが、この「かな」は仮名文字のかな。そのかなが、なかなかにして、うつくしい~のだ。かなとかな、俳句みたいで、洒落っぽい。

 

 どんなんかな?と会場へ入った。平安時代、巻物や冊子などに書かれた仮名文字を抜きだし、切り取って、軸などに貼り付けた、名筆の数々だという。昭和の実業家・菅原通斎などを経てMIHOミュージアムが所蔵する「ひぐらし帖」の初公開。それが31編並んで、古筆の最高峰・高野切とか、紙が金銀の花鳥という栂尾切とか。切?って、館の知人に聞くと、まあ冊子からの切り取りと。直線美の漢字に対し、曲線美のかな、ああ~うつくしいかな!。

 

 ※ 展覧会は6月5日まで。かな写真は図録から。

 

| | コメント (0)

2025年3月19日 (水)

「タイガースおじさん」は行く

Img_6755 Img_6757_20250316071701 Img_6758 Img_6759_20250316071901 Img_6760_20250316071901 道行く人、みんなが見ている。この人、ナニって?見ている。そらそうだ。頭の先から、背中から、ぜんぶ阪神タイガースだ。ことしは阪神球団創設90周年、その記念パフォーマンスと解釈できないこともないが、それにしても~だ。このいで立ち、タイガースがすぎる。

 

 阪神、期待の左腕・門別啓人(20)が東京ドームで来日の大リーグ・カブス戦に投げ、5回を完全に抑えきった日だ。スマホで見ながら雨の三条大橋から河原町通りを超え、三条商店街へ入ってだった。真ん前、このタイガースおじさん。通学の小学生みたいな黄色い帽子、百円ショップの白ぶち眼鏡、阪神デザインの袋をさげて、店先覗きながらフラフラ歩き~。

 

 高校生か、男の子が近づいても、相手にならず、黙々とだ。横顔を見ると若そうにもだけど、その格好が兎に角、まるごとタイガース。頭に球団旗がひらひら。シャツは選手の顔、セカンド中野拓夢選手(28)だ。ズボンは縦じま。阪神マスコットのトラッキーも。背中はぬいぐるみ、トラの顔がでっかい。よく見れば、ほかにもまだありそう。三条通りから新京極へ。みんなが見てしまうトラさん、どこから来てどこへ行くのか。どうなっとらあ~。

 

 

 

| | コメント (0)

2025年3月18日 (火)

トンネルを抜けると~

Img_6689_20250315083901 Img_6692 Img_6695 Img_6719_20250315084201 Img_6699_20250315084101 Img_6701_20250315084201 Img_6704 Img_6707 ちょっとちがう。いや、だいぶちがう。壁面が銀色に光っている。ゆったりカーブして、長さは500㍍、幅は20㍍、高さは20㍍。トンネルはトンネルだけど、ちがう。車は走らない。歩いて行くか、カートに乗って行くか。トンネルを抜けたら、そこに何が……。

 

 冷えるとすぐ氷点下になる滋賀県甲賀市の信楽。備前、常滑など日本六古窯の一つ、陶器のたぬきも多い。この山里に平成9年(1997)にMIHOMUSEUMが誕生して、トンネルも出来た。建築設計は、ルーブル美術館のガラスのピラミッドをつくった世界的建築家、L・M・ペイ氏。このトンネル歩き抜けて、若冲、仏像、天目茶碗などを観て来た。

 

 外国人に人気、年間10万人の鑑賞者がある。バス、車を降りて、入り口から美術館へ、鑑賞は誰もがトンネルを通る。ペイ氏の美術館設計テーマは「桃源郷」だ。道に迷った漁夫が仙境を見つける中国の古典、陶淵明の「桃花源記」からという。トンネル、春は桜並木が入り口だ。コツコツ、コツコツ…歩くと靴音の反響が心地良い。6人乗りカートに追い越され、すれ違ってトンネルを抜けると、深い谷の吊り橋。その先が…、山の中の美術館である。

 

| | コメント (0)

2025年3月17日 (月)

これが海老のおどり!

Img_6213 Img_6210 Img_6198 Img_6199_20250314070601 Img_6209_20250314070901  これこれ、これが、見たかった。食べたかった。活き海老のおどり。氷の入ったガラスコップ中だ。尻尾を上にして出番を待っている。外れた頭は、板の上だ。焼きあがって、赤くなっている。尻尾、時おり、ピリピリピリピリしている。これ、これが、海老のおどりだ。

 

 大阪梅田は、富国生命ビルの地階2階だ。有名店が並んで、その中でも列が出来て、飲食2時間、人気の酒場やまと。去年のいつだったか、知人案内で初めて行って以来、早めに入った。あの時、知人がここへ来たら、これ!と言った活け海老のおどり。そのとき、売り切れごめんだった。こんどはどうかで、奥のカウンターに座り、いの一番に「おどり!」だ。

 

 ある、ある…まだある。~1尾190円。お一人様2尾まで~の札がある。海老は海老でも、上等な車海老だ。店の名物おどり。さっきまで店内の水槽。客の求め、板さんに導かれ、コップで登場。どうおどるのだろう~と見ていたら、尻尾のピリピリおどり。縞柄の殻をむいて、裸海老の味はどうか。歯ごたえプリプリ、甘~い。揚げた頭はカリカリ、香ばしい。♪~おどり、おどるなら、ちょいと東京音頭、よいよい~♪。活け海老のおどりも、よいよい!。

 

| | コメント (0)

2025年3月16日 (日)

自販機の「TPO」

Img_6579_20250313074701Img_6587_20250313074701Img_6586Img_6339_20250313074801Img_6573_20250313075001Img_6574Img_6455_20250313074901 Img_6457_20250313075901 Img_5918_20250313080001     南禅寺参道で舞妓さんの後ろ姿に出会った。だらりの帯、かんざしに白い襟足、いいなあと見たら錦鯉も泳いでいる。ZOOの動物園、ずずっと入ったら、フクロウがいて、奄美大島でもないのに赤ショウビンも、だ。これ何かというと、飲料自販機の絵柄デザインである。

 

 出歩いて、これは~と思うと、写真を撮っている。国内の自販機、ひところ増えに増え500万台突破も、今は入れ替え店員の人出不足などで、400万台を割っているらしい。それでも観光、行楽地ではまだまだ目立つ。飲料自販機は全体の8割以上。その、自販機デザインの色々を見て思うのは、TPOだ。時、所、場面に応じての設置、それに興味がわく。

 

 何でも100円の自販機は、ローマ字で「hitoiki―ireyo」。どこだったか。歩き疲れた頃の場所、グッドタイミングだ。公園で、災害時に役立つ「LIFE LINE VENDER」というのや、地下鉄ホームでは白熊のデザインが省エネPR。「こういう自販機増えるといいなあ」。コーヒーのジョージア自販。当たりなら、名探偵コナンのポーチ。外れたら、またコナン?。フルーツオレ自販。やっぱりオレはこれやねん!。自販機はTPO時代!。

 

| | コメント (0)

2025年3月15日 (土)

「ザ・キュウリ」

Img_6517_20250312080601 Img_6534_20250312080701 Img_6458_20250312080601 Img_6535_20250312080701 Img_6343_20250313080401   ザ・キュウリ。新明解国語辞典をひいた。「畑で作る一年生つる草。とがったいぼのある細ながい実を、青いうちに食べる。ナスと共に夏野菜の代表」と出た。いま、なんでキュウリか?と言うと、毎朝食べていて、キュウリって、栄養あるのか?と、ふと思ったからだ。

 

 物理学者、ノーベル賞のキュリー夫人で調べるのは、大げさだし、手元の辞典からだった。その中の「青いうちに食べる」がピッタリ。毎朝の顔づくり、青いのを眉毛鼻口にして、その後で明太子と合わせて食べている。シャキッとしてはいるが、95%が水分で、ギネスで低カロリーの世界記録に登録されているというし、栄養なんかないのでは~と調べてみた。

 

 パソコン点検で、ナッシュ・マガジンと出会った。「キュウリに栄養がないのは嘘、その効能を教えます」。キュウリの成分にカリウムが多く、高血圧の予防とむくみの改善に良い。それにビタミンKも含まれ、カルシュウム補強の役割あり、骨が丈夫になるという。なんとなんとだ。キュウリはみな同じと思っていたが、買う選び方、保存の仕方、料理の方法など、詳しい書きこみ。今さらながら、たかがキュウリ、されどキュウリ。毎朝1本、ザ・キュウリ!。

 

 

| | コメント (2)

2025年3月14日 (金)

「へんこ焼き」

Img_6247 Img_6245_20250308075401 Img_6251_20250308075501 Img_6255 Img_6254 Img_6256 関西人がよく言う「あいつはへんこや」のへんこ。まあ、変わりもん、偏屈者、頑固や、一徹もん~といった意味だろうか。その「へんこ」を冠にした「へんこ焼き」。歩き出あって、店前で焼いているところを見て、どこが、どう「へんこ」だろうと、イートインした。

 

 へんこ焼きは6個450円。出て来たのは、たこ焼きだけど、ソースが塗ってない。ゴマ油と岩塩で焼いて、九条ネギが乗っているだけのシンプルさ。素材のこだわり、そこが「へんこ焼き」のゆえんのよう。まあ、言うたら、たこ焼きの変わりもん。大きさ、ゴルフボール。鉄板になんども転がって、ええ色している。元気そうな赤銅色。タコは一つ。

 

 出あいは予約した歯医者さんの向かい。四条烏丸からずっと西へ、四条油小路西北かどの「京都たこ壱」。黒いシャツのお兄ちゃん「へんこ焼き」「へんこ焼き」…、ブツブツ、ブツブツ。まるで唱えるように鉄板の前で、焼いている。客がいようといまいと、ブツブツ、ブツブツ…。これぞ、一筋の道というような焼きようだ。まあ、いい意味で、へんこ焼きするへんこ。なるほど、これがヘンコ焼きかと食べ、歯医者さん。「ネギが挟まっていますが…」。

 

 ※ ヘンコ焼きの「京都たこ壱」は京都市内5店舗のほか、尼崎、高槻にも。全国展開のフランチャイズ店。ゴマ油は昭和9年創業、へんこのゴマ油の山田醤油店使用する。

| | コメント (0)

2025年3月13日 (木)

京都で、才能あり~プレバト展

Img_6233 Img_6349 Img_6351_20250311074701 Img_6492_20250311075201 Img_6494 Img_6355 Img_6356 くねくね、くねくね~並んでいる。最後尾はどこ、どこ!で、切符売り場、入場入り口から二重三重、100㍍後ろ、先が見えない。京都高島屋で開催中の「才能あり、プレバト展」。毎週の番組視聴率が高く、ヒットするだろう~と予想はしていたが、これほどとは~だ。

 

 司会進行のハマちゃん、高島屋1階の正面、等身大の写真看板。体調よくなく休養するお笑いタレント、浜田雅功さん。プレバト展案内と会場5カ所のスタンプラリーチラシ。まず1階のスタンプは永世名人。エスカレーターで上がった7階会場、物産の大東北展と同時開催も重なり、人が溢れている。様子を見るつもりだけも、確認すると、入場料は1200円。

 

 すき間ぬって、入り口の看板、ビデオ写真撮り。MBS毎日放送毎週木曜7時から、もう13年。芸能人が俳句詠み、水彩画描きなどにチャレンジ。才能あり、才能なしの専門家ジャッジとお手本、ちょっとアカデミック。展示はTVで映った作品400点余り。案内看板の写真に見覚えがある。なぜか、京都から始まって会期は3週間。入場者数を調べると最初の4日間で1万人を突破している。「春風にそっと問いたし我が指数」。才能あるやなしや!。これでは、なし!。

 

 ※ 展覧会は3月24日まで。次の巡回は未定。

 

| | コメント (1)

2025年3月12日 (水)

阪急電車はトムとジェリー号

Img_6190_20250310075501 Img_6183_20250310075701 Img_6182 Img_6181_20250310075101 Img_6180 Img_6186_20250310075101 Img_6187 電車―、ラッピング電車の出あいが面白い。JR草津線、甲賀忍者がドロンと出る。びわ湖岸を走る京阪の石坂線は去年「光る君へ」の紫式部だった。阪神は3月から球団創設90周年のタイガース号が走り出した。近鉄奈良線は鹿の「ならしかトレイン」。それしかない?。

 

 阪急は~と言えば、去年夏から「トムとジェリー号」。家ネコのトム君と家壁のネズミ・ジェリーが演ずるドタバタアニメ。米国で誕生して85周年、日本でもずっと人気が根強い。去年は東京、大阪、今年は福岡、名古屋で展覧会。必ず最後尾はこちら!の看板が出る。その阪急ラッピング号。京都線、神戸線、宝塚線とデザインを変えて、三線三様で走っている。

 

 京都高島屋へ行ったおり、京都線の河原町駅。準特急の天下茶屋行きか、特急の梅田行きか、ダイヤが変わるようだが、一日二三本、出会えれば、ラッキーカムカム。その京都線のラッピングは、1両目と8両目。花火がポンポン上がって、五山の送り火「大」あり、五重塔あり。トム君とジェリーは車両の、あちらかと思えばまたこちら。ヘッドマークはその仲間たちだ。運転席のグッズが可愛い。さあ、出発進行!グッズとは言えグズグズ出来ない。

 

 ※ 阪急電車トムとジェリー号は3月中まで。

 

| | コメント (1)

2025年3月11日 (火)

紅白梅の揃い咲き

Img_6378_20250309083401 Img_6379_20250309083401 Img_6381 Img_6380 Img_6383_20250309084101 Img_6377_20250309083301 白梅から紅梅を重ね見ると、そのまだら模様が美しい。逆の紅梅から白梅もまたいい。一本一本、紅梅と白梅も存在感がある。少し離れ、内裏様、お雛様の如く、二つ並んでいるのを見るのもまた雅びだ。まだか、まだか、ずいぶん遅れた紅白梅の揃い咲き、やっと見た。

 

 京都御苑の東南、間之町から入って、宗像神社の北側だ。梅の名所、数々あっても、ここが「隠れ名所」と思っている。御苑内では西側の真ん中、200本の梅木がある梅林が名所だが、ここはそう広くない芝地。梅木は紅と白が2本だけだ。高さ2㍍少しで、仲良く隣り合っている。ちょっと離れて、ロウバイと十月桜の木もあり、早春感じるに、ここが一番だ。

 

 今年も暦の立春の頃から、どうかな、どうかな~御苑へ行くたび、見に行っている。京都市内の梅は二条城内の梅が5、6輪開いて開花宣言だが、ここの白梅はそれよりずっと早く咲くのに今年は遅かった。白梅が先に咲いて、紅梅が開いて、揃い咲きを見たのは、TVで外輪船ミシガン船上から黄金の鍵が投げ込まれたびわ湖開きを見た日、3月8日土曜に行ってだ。今日こそ~の思いどおり、二つで一つの紅白揃い咲き、美しく匂い咲い立っていた。

 

 

| | コメント (1)

2025年3月10日 (月)

湖西線は個性線

Img_6123_20250307074801 Img_6136 Img_6143 Img_6147 Img_6134 JR湖西線開業50周年記念のフォトコン優秀作品がJR京都駅正面の壁面に展示されている。コンテストのテーマは「私の個性線」。湖西と個性が洒落て共調、線で繋がる。展示場所、だれが「ここに、こうせい」?と指示したのか~と思いつつ、目と足がとまった。

 

 琵琶湖と比良山系の間を走る湖西線。京都の山科から近江塩津へ、大津京、堅田、近江舞子、新旭、高島など19の駅を信号なし、高架を効果的に走る。江若鉄道が廃線になって昭和49年(1974)7月に開業して去年で50年。比良の風に弱いが、右に左に車窓を眺めていると、どこかで下車したくなる。フォトコン作品は、そんな湖西線を写し撮っている。

 

 最優秀は堅田。湖岸で赤いドレスの女性が白いユリカモメに餌を投げている。遠くに浮御堂も。タイトルは「旅するユリカモメ」。賞品はコーセー化粧品?か。見飽きない写真だ。展示はマキノのメタセコイヤ並木など優秀作6点を一つにしている。もう一カ所は、駅西側2階改札前のイベントスペース。湖西線50年のノボリ立て、囲いはあるが、まるで足元に散らかす如く並べている。上から地べたを眺める展示。湖西線フォトは私の個性線だ。こせこせしていない?。

 

 ※ 作品展示は3月31日まで。展示に合わせ、イベントスペースで週替わりで、湖西からの物販PRも。

 

| | コメント (0)

2025年3月 9日 (日)

京都大丸屋上にユーカリの木

Img_5764_20250306081801 Img_5748 Img_5749_20250306082101 Img_5750_20250306082101 Img_5762_20250306081801 Img_5758_20250306082301 京都大丸の屋上にユーカリの木がある。原産地・オーストラリアでは森林の4分の3を占める。葉はコアラが好きでコアラしか食べない。乾燥に強いが、自然発火もして、山火事の原因にもなる。常緑高木、観賞植物、油、香料、薬用、毒性…、京都大丸とのゆかり(縁)とは~。

 

 百科事典をひくより手軽な、スマホのウイキペディアによると、だ。ユーカリは和名で有加里、有加利と、女の子みたい。属性はフトモモ科ユーカリ属、足が太いのかと思う。オーストラリアから派生して、仲間は温暖地各国など今や900種類も。高木は70~100㍍の巨木にも。花言葉は多数。英語で「eucalyptus」。スマホ、調べれば調べるほど出てくる。

 

 京都大丸8階屋上、2年前に新しい広場に。人工芝を広げ、木材遊具など置いて、子どもが遊べる「ことほっとてらす」。併設屋内レストラン街に炭火焼きのウナギ。時間待ちで、広場へ出て、フェンスぞいにユーカリ植林を知った。葉が卵型は、まだ若いユーカリ、葉が細いのも同じユーカリ。ベンチ前はユーカリ木のイラスト。目玉ガラスの書きこみ。「オーストラリアの森林、ほとんど私なの」と。大丸屋上はユーカリの成長、子どもとともに~。

 

| | コメント (1)

2025年3月 8日 (土)

「古都京都の文化財」を描く子どもたち

Img_6090_20250305071701 Img_6093 Img_6096 Img_6095_20250305073101 Img_6098 Img_6100 Img_6094_20250305073101 Img_6105 Img_6116 Img_6117 Img_6111 Img_6107   空の色が変化、茜色に染まり始めて「東寺の夕暮れ」、上手い絵やねえ。松並木が連なって、五重塔くっきり、境内の寺院の屋根、背景の山々…、どこから見て描いたのだろう。構図からすると、西から東へ眺め見たのかな。この絵、審査員特別賞。そら、そうやなあ~。

 

 京都駅地下の商店街ポルタへ行って、京都の文化財を描く子ども絵画展コンクールの作品だ。三角の展示台を特設して、優秀作が180点並んでいる。「古都京都の文化財」が世界遺産になって30周年記念企画。応募1200点中の優秀作の展示だ。桜に囲まれた大舞台を描いて「春分の清水寺」。大胆なタッチ、画面一杯に春がきている。これも、いいねえ。

 

 みんな小学生、だいたい5,6年生。これ、いいなあ、こっちも、うまいなあと、見て回ってデジカメ撮り。古都京都の世界遺産、17社寺の一括指定から30年。上賀茂神社、下鴨神社、仁和寺、宇治の平等院、大津の延暦寺…ええっと、二条城、東寺、西本願寺…あとどこだったかなあ。日本で5番目の指定。最初の世界遺産は姫路城だった。作品は世界遺産だけでなく、五山の送り火、祇園祭り、茶畑なども。子どもの視点、それが世界遺産!。

 

 ※ 展示は3月4日で終了。 ※ 古都京都の世界文化遺産17社寺は、上賀茂、下鴨神社、東寺、清水寺、延暦寺、醍醐寺、仁和寺、平等院、宇治上神社、高山寺、苔寺、天竜寺、金閣寺、銀閣寺、竜安寺、西本願寺、二条城。

 

| | コメント (2)

2025年3月 7日 (金)

市民推薦の「ええ店」

Img_5944Img_5941 Img_5940 Img_5943 Img_5939 Img_5929_20250302074601 Img_5931 Img_5932 今日はどんなんが出ているかな。3皿1100円の奉仕品は何だろう。魚と総菜のお店、串谷さんだ。西本願寺からブラリ歩いて、こんな所にこんなお店が~と見つけて以来、このところよく行く。中トロの切り落とし、かぼちゃ煮、とら豆、ホタルイカ、卯の花、鯖煮……。

 

 店前に一袋110円、かりんとうがある。仏さんお供えの花もある。店内入ると、5人で超がつく満員だ。市場勤めだったご主人が旬の魚を仕入れ、奥さんが総菜をつくっている。営業はなぜか、火木土の飛び石。500円で1ポイント、36ポイントで500円の割り引き券になる。鯵の南蛮漬け、ひな寿司、お好み焼、豚汁…ポイントの判子、もう20を超えた。

 

 こんな所、どんな所かと言うと、地名で北小路新町西入ル。西本願寺の国宝唐門前の狭い通り、東へ東へ5分ほど。東本願寺の石垣が近い。こんなお店、どんなお店かと言うと、市民が選んだなじみの「ええ店」だという。京都市長の表彰状と金縁の楯が店内に飾ってある。~地域に親しまれ、熱意をもって地道に頑張っている小売り店~が表彰理由。お客さんから推薦があって~という。遠くても火木土のぶら歩き、今日はどんなんかな~と楽しみである。

 

 

 

| | コメント (1)

2025年3月 6日 (木)

ポツンと重文、西本願寺総門

Img_5818_20250301083701 Img_5825 Img_5824 Img_5823 Img_5827_20250301083701 京都は国宝、重文が多いと言っても~だ。重文の門をトラックが通り抜ける。市バスが門の前を走る。門前で歩行者が信号待ち、日差し除け、雨宿り…。それでも、ええのだろうかと思う門、世界文化遺産・西本願寺の総門だ。広い堀川通りの歩道側にポツンと建っている。

 

 門の傍に案内はなく、重文と知られていないからか、門前の仏具屋さん、山本亀太郎商店がウインドウに門を説明する額を出している。門は、江戸後期の宝永8年(1711)の創建で、平成26年(2014)に重文指定だという。昭和34年(1959)、交通量が増え、堀川通りが片側3車線に拡充のおり、西側からこの場所へ移された~と書かれている。

 

 西本願寺あたり、よく歩く。宿泊施設の聞法会館、新撰組屯所だった太鼓楼、龍谷ミュージアム…それに境内の国宝唐門、飛雲閣などで、総門は仏具屋さん並ぶ門前通りを歩くのに通り抜ける。江戸後期の創建から310年余も経っている。ネット調べ、切妻造り、瓦葺、一軒高麗門。かつての南総門、北総門はなく、総門はここだけだという。本願寺の案内パンフに記載なく、仏具屋さんの説明で知り、重文の総門がこれでいいのか?、悶々とみた。

 

| | コメント (1)

2025年3月 5日 (水)

3月3日、さんさんと輝く?

Img_6085 Img_6075 Img_6049_20250304100001 Img_6050_20250304100301 Img_6074 Img_6071 Img_6053_20250304100301 Img_6084_20250304100901 いや、ありがたい、ありがたい。本尊千手観音さまはじめ、風神から雷神へ千体の観音さん、ずずっと拝んで見て回って、今日だけは無料だという。桃の節句、3月3日ご縁、国宝・三十三間堂の「春桃会(もものほうえ)」。京博向かい、東山歩きコースの一つ、行った。

 

 まん幕が明るい。ピンクに白にグリーンの三色。花だんご色だ。桃の花代わりは、大きな鉢に満開の紅梅。どうして、こんなに~と思う賑わい。内陣の柱と柱が33あって「三十三間堂」という。平清盛が観音信仰の後白河法皇の願いを入れて寄造といい、かつて宮本武蔵が吉岡一門を迎え討ったという。今は1月15日、遠的の通し矢がある。天台宗妙法院の境外塔頭だ。

 

 靴をビニール袋に本堂へ入った。華道の池坊さん献花、島津人形はひな壇特設。鎌倉時代、だれがどうつくったのか、千体もの千手観音さん、この迫力、何度見ても凄い。賽銭、蝋燭…思わず手を合わせて、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。本堂出たら、異世界から現世界へ、大道芸の駒回しあり。唐揚げキッチンカーあり。女性のお守り販売あり。テントの中は一杯600円の名物・雛うどん…。翌日、朝日社会面見出しは「さんさんと輝きますように」。

 

| | コメント (0)

2025年3月 4日 (火)

そうだ!京都御所へ行こう

Img_5962_20250303083201 Img_5964_20250303083601 Img_5965_20250303083201 Img_5976 Img_5974 Img_5972 Img_5978_20250303083801 Img_5988_20250303083801 Img_5989 Img_5994_20250303083901 Img_5979   弥生3月が始まった。ポカポカしている。昼の歩き、どこへ行こう。そうだ!京都へ行こう。いや、わざわでなく地元の京都だ。そうだ!京都御苑へ行こう。京都御所年2回、春の特別公開へ行こう。地下鉄烏丸丸太町降りて、砂利道、じゃりじゃりじゃり…歩けばいい。

 

 植物園もだけど、御苑もよく行く。目標の1日1万歩を稼ぐにはいい。今年は仙洞御所、1昨年はこの京都御所も入っているが、特別公開は久しぶり。手荷物検査、入場証の首かけ番号326番。通常公開とちがって5日間だけの公開。今回は初めて杉戸絵3点が公開されるという。5年ぶり豪華な牛車、7年ぶり即位儀礼装束の人形も公開と、新聞に出ていた。

 

 注目の杉戸絵、入ってすぐだ。パンフ写真の「梅に鷹」。真ん中は「白梅」。そのとなりは「梅に音呼」。「音呼」は「いんこ」のルビあり。漢字、これで、いいんか?。描いたのは、江戸、明治の絵師、鈴木百年。上村松園さんが習った絵師だ。次は御車寄せに牛車。「ぎゅうしゃ」の牛舎ではない「ぎっしゃ」だ。牛、もういない。大正と昭和天皇が即位の紫宸殿前に人形6体。難しい衣装装束の説明あり。歩いて学んで京都御所、特別公開の春が来ている。

 

 ※ 京都御所春の特別公開は3月2日で終了。

 

| | コメント (1)

2025年3月 3日 (月)

「六条通り」って?

Img_5863Img_5864Img_5843_20250228094201Img_5891_20250228094301Img_5858_20250228100001 Img_5855_20250228095201Img_5879_20250228094101Img_5877Img_5883Img_5893_20250228094801 町歩き、前々から「六条通り」って、どこ?と思っていた。平安京の条里制、大路小路、碁盤の目の六条通りの今だ。東西の大通り、三条、四条、五条、そして七条は鴨川に大橋が架かり、広くて目立っている。鴨川に橋のない「六条通り」はというと、どこか~である。

 

 わからなければ、知らねば~だ。五条と七条の間にはちがいない。関ヶ原で破れた西軍の将、石田三成処刑は鴨川の六条河原というし、そこも知りたい。茶そばで人気の「招福亭」真ん前の銭湯が「白山湯六条店」。南北の通りは新町。そこまでのタイル敷きの狭い道が六条通りだという。銭湯は突き当たり。軒を接した民家が密集し、車が通れる道幅はない。

 

 道筋に老舗菓子店「梅月」に地名饅頭の「六条」。買って、話を聞いた。六条通りは、西の堀川通りから東の河原町通り。むかし、島原遊郭が近く、仕出し屋さんなど、今は町家建て替えの民泊通り。そう聞いて、ぜんぶ歩いた。烏丸と河原町の角に六条通りの表示。白河法皇長講堂は「今を大切に」の掲示。東の終点、ひと・まち交流館の平安京地図に六条大路。三成処刑の六条河原は南の正面橋あたり。「六条通り」、曲がりくねって、今に通じていた。

 

| | コメント (1)

2025年3月 2日 (日)

ウナギの顔がみたい~

Img_5745 Img_5774 Img_5769_20250227074101 Img_5772_20250227074201 Img_5791_20250227074201 Img_5766_20250227074301 Img_5767_20250227074401 どうしたわけか、ウナギの顔がみたい。去年、大阪・谷六で、いじめ問題の演劇「親の顔がみたい」を鑑賞して、そのフレーズがどこかに残存していたせいだろうか。ウナギの顔と親の顔…、なんの脈絡もないけど、とにかくウナギの顔、ウナギ食べるにしても、その前に顔をみたい。

 

 どこで見られるか。そうそう、京都大丸8階レストラン街の炭焼き「うな富士」だ。店前の水槽、あそこに観賞用のウナギがいた。1月、2月…もう3月なのに、ことしはまだウナギを食べていない。あの店には1尾1万円という「天の青うなぎ」も時に入荷するとらしいが、それはそれとして、入店して食べる前にウナギの顔をじっくり見て置きたい。

 

 ウナギの顔、ウナギの顔…いつもより足取り軽く行った。客待ちの椅子が並んだ前、大きな水槽に酸素ボンベと藻と土管だ。いるかな、いるかな~でいる、いる。1尾、2尾…土管からも顔を出している。これこれ、これがウナギの顔だ。顔は細く、口先が尖がっている。目はばっちりしている。エラは長い首より下だ。オスかメスか、ほっそりしている。長い身体からして20等身はある。店内、蒲焼きになって出て来たウナギ、あの顔はなかった。

 

 

| | コメント (0)

2025年3月 1日 (土)

サンガの亀岡へ行く

Img_5701_20250226093701 Img_5693 Img_5696_20250226093201 Img_5699_20250226093601 Img_5703 Img_5725_20250226093701 Img_5704 Img_5705_20250226093401 Img_5712 Img_5723 京都市の西隣、山を一つ、二つ越えて亀岡市。知人がわりに多く住んでいる。ことし市政70周年。人口は8万人余り。京都駅からJR山陰線で20分だけど、山科に住んでいるとJRで4分、隣の滋賀・大津に染みがある。亀岡、なんか遠い気がするが、久しぶりに行った。

 

 北野天神さん縁日寄って、高校駅伝、女子駅伝コースの西大路通り歩き、円町駅からJRに乗った。町が円いとこないけど円町。地名、なんでかなあ。乗ったら満員。京都府知事がJR西日本の増便、申し入れている。花園、太秦、嵯峨嵐山、保津峡、馬堀の次、亀岡だ。降りると、予測通り、サンガ、サンガ…している。踊るサンバでなく、サッカーのサンガ。

 

 北口すぐ本拠地、京セラスタジアム。エスカレーターの側面壁、応援しよう、力をひとつに…。マスコットは不死鳥モデルのパーサー。野球党なので名前は知らずも選手たちの写真が並ぶ。亀岡には、大河になった明智光秀の旧亀山城。今は大本教。市のマスコットは、緑の甲羅の明智かめまる。5月は光秀まつり。事故から復活の保津峡下り、天然記念物あゆもどき生息、人の道を説く思想家石田梅岩先生ら…。亀岡はサンガばかりではない。

 

| | コメント (1)

« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »