晴れた日の冬の雲がいい
寒くても、冬の雲が好きだ。晴れて、風があると、空が透きとおっている。そこに浮かぶ雲、歩きながら見上げると、色んな形、いいな、いいな~だ。今年に入って、そんな雲の写真、どれだけ撮ったろう。パソコン、もう一度、取り出して、また眺めた。うん、いいいい。
正岡子規は、春は綿、夏は岩、秋は砂、冬は鉛の如く~と四季の雲を詠んだ。冬の鉛は、どんより重い雲を表現したのだろう。確かに寒くて、冷えた曇り空の時はそのとおりだが、晴れて、風があると、灰色がかった鉛色の雲はどこかへいく。冬は低いところ雲が出る。3000㍍から6000㍍。積層雲の、うね雲、凍雲(いてぐも)、すじ雲が冬の雲という。
パソコン見たら、あっちでこっちで、撮っている。鴨川、京都御苑、京都タワー、京都駅ビル、滋賀県の守山へ行って、野洲川から湖岸の美崎へ歩いたおりもだ。ぜんぶ晴れた日の雲だ。形がまあ、いろいろ。どうしてそうなるのだろう。長く横に伸びているの、達磨のようなの、雪山のようにモコモコしているの、ちぎれちぎれ、バラバラなの…。冬、寒くても、晴れた日、背筋のばして、九ちゃんのすき焼きソング、上を向いて歩こう。いい雲が見える。
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コメント
この時期に青い空に、真っ白い雲が立ち上がったり、座り込んだり、広がったり。うらやましい。
福岡では青空を見る機会は極端に少ない。玄海灘から吹きつける冷たい北西の風が持ち込んだ、正岡子規が言う鉛色の空が広がる日ばかりだ。
移住前の宮崎では1年を通して、白い雲もない透けるよう真っ青な空が広がっていた。
投稿: s.hidaka | 2025年2月 2日 (日) 20時29分
今(午前8:30)当地の空はところどころ青空が覗く穏やかな天候です。冬晴れ、とは言えませんが雲と雲の接点に沿って白い雲が延び、その先に青色が見えます。厚い雲はやはり鉛色の表現が相応しいのですが、青空に薄められた白い雲は雪のような純の色。3色が楽しめるこんな日は冬期間に何回もない。明日から予報は雪マークだらけ。こんな日は健脚さんには遠く及ばないが少し歩いてみようかな。
投稿: 道-中 | 2025年2月 2日 (日) 08時34分