冬にモミジバフウの黒い実
どんよりした冬の空へ、真っすぐ伸びた木の枝にイガイガ、イガイガした黒い実が幾つも幾つも、ぶら下っている。秋に紅葉するモミジバフウ(紅葉葉楓)の木だ。スマホ、グーグルレンズのお世話にならなくても知っている。青かった実が黒くなって、ようよう目立つ。
京都市京セラ美術館の東側、塀ぞいの道に15、6本。動物園の向かい、サクラの木と並んでいる。年じゅう、ぶら歩きして、春は桜、秋は紅葉と見ていて、冬はイガイガの黒い実。鑑賞のほど、いかがか?。絵にはならないか、写真にはどうだろう~と、下から上を仰ぎ見た。東山を借景とする美術館2階の外、東山キューブ・テラスへも行って、真横からも見た。
北米原産、マンサク科フウ属の落葉高木。樹高は10㍍以上。天狗のような葉が三裂はタイワンフウ、5列か6裂ならアメリカフウという。美術館はアメリカフウだ。府立植物園でもアジサイ園近くで開園以来というフウ、あれは1本の大木だが、ここはきちんと整列している。落下した黒い実、手のひらに乗せた。棘付き、ひとつ6、7㌢。イガイガは栗みたいで、ウニみたいで…。冬空の星のようにも見え、見続けいたら寒い!。鑑賞、そこそこがいい。
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