昔のままでやってます!
オフィス街の真ん中、ポツンと一軒、昔のままの大衆食堂が頑張っている。お隣はぜんぶ高いビル。ここは背の低い瓦屋根の2階建て。店前は冬でも屋上ビアホールによくある夏提灯がぶら下って、ガラスケースの中は招き猫が右手上げて~まあ、いらっしゃい~。
かつて呉服問屋、今はサラリーマン多いビル群…京都四条室町の西南、青い暖簾は「萬福」だ。開店から80年近いらしいが、その佇まいが、回りから浮いているようだけど、その異次元さが人気あり、昼も夜も開店している。歯医者通いの帰り、その店の中華そばが食べたくなって入った。久しぶり7,8年ぶりかな。テーブル4つほど、前のまま、なにも変わってない。
いや、壁貼りの手書きメニュー、中華そばは800円、50円上がっている。ほかは、夏からの扇風機はそのまま、見上げるTV、まかないの母娘さんなど、以前と同じだ。今年は昭和にして100年。その昭和レトロがいいのか、若い客が多い。酔い覚まし、夜ぶらり入店か、芸能人の色紙も増えている。渡る世間は~の角野卓三さん、時代劇によく出る国村隼さんら。中華は、もやしたっぷりの醤油味、その温もり、な~んも変わらないのがいい。
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コメント
久しぶりに拝見しました。このブログずいぶん長く続いてますね。
私よりずいぶんと先輩なのに、ほぼ毎日のお出かけと食のリポート。岸野さんの健康ぶりがよくわかります。
私も会社を離れて10年、クールダウンも日常になりました。
定年後に取得した運転免許で、浜松、東京、時たま蓼科という生活です。
東京に居る時が一番暇で、浜松では猫の額での畑仕事やら敷地の草取り、蓼科では山仕事と勤勉な暮らしです。しかし最近はちょっと無理すると腰やら膝やらが悲鳴をあげます。いつまでこの暮らしができることやら。
岸野兄の変わらない日常のブログ、これからも楽しみ、はげみにしたいと思います。お元気で。
投稿: 平野保文 | 2025年2月16日 (日) 15時06分