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2025年2月

2025年2月28日 (金)

人間国宝「黒田辰秋」展

Img_5628_20250225075301 Img_5626 Img_5576 Img_5577_20250225075201 Img_5581 Img_5593 Img_5599 Img_5596_20250225075101 Img_5604_20250225075201 木工芸の人間国宝、黒田辰秋さんは言う。「木が何になりたいか、木にたずねるんや」と。テーブルか、椅子か、水指か、茶器か~、欅にしても、楢にしても、それぞれの木に問いかけるという。生誕120年展、NHK日曜美術館の映像を見て、京近美の会場へ行った。

 

 展覧会は去年の暮れから始まっていた。黒田さん、明治の時代に京都・八坂神社の近くで生まれ、昭和に木工芸では日本で初めての人間国宝に。京都では四条、葛切りの鍵善良房の飾り函、百万遍、カフェ進々堂のテーブルなど、今に生きる作品は知っている。その黒田さん、集大成の203点もの大規模展だ。行こう行こう~と思っているうち、先にNHK日曜美術館で取り上げた。

 

 鑑賞は、TV見て翌日だった。副題は「木と漆と螺鈿の旅」。展示作品は個人蔵含め、全国から集めている。映画監督黒沢明さんが御殿場の別荘に発注した別称、欅づくりの「王様の椅子」がある。陶芸家・河井寛次郎宅にある「春夏秋冬」文字いり状差しもある。メキシコ鮑でつくった螺鈿の箱が眩しい。会場、どれもこれも存在感がある。日曜美術館、黒田さんの言葉を思い出した。「最も美しい線は一度しか訪れない。削り足りなくてもだめ。削り過ぎもだめ」。

 

 ※ 黒田辰秋(1904-1982)、展覧会は3月2日まで。愛知の豊田市美術館へ巡回する。 ※ 写真一部、NHK日曜美術館画面から。
 

 

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2025年2月27日 (木)

六猫で無病お守り

Img_5473_20250224083601 Img_5474_20250224082901 Img_5475_20250224083201 Img_5477 Img_5478 Img_5480_20250224083001 Img_5483_20250224082901 Img_5485_20250224082801 お寺さん、若者にネコのお守りが可愛い!、可愛い!と受けて、売れまくっている。お一人様一つと限定しても、制作が追い付かず、ネット申し込みで郵送販売という。お寺さんもIT時代に入り、ご本尊のお薬師さんも~何ともまあ~というより、ニャンともまあである。

 

 お寺の歴史、一千年という真言宗の平等寺・因幡堂。京都市地下鉄四条烏丸5番出口から徒歩3分、市内の真ん中だ。がん封じなど病気厄除けのお寺。これまでから出歩きのおり、よくお参りしている。猫お守りは、動物好きの御住職の考案という。猫イラスト、六猫=無病と洒落ている。3年前の2022年2月22日、スーパー猫の日から販売が始まりという。

 

 ネットで話題になり、今年の2月22日は境内で初めての六猫市開催。京都新聞だけでなく日経新聞にも載った。寒波三連休の始まりの日、どんなんかなと行って見たら~である。非公開のお薬師さんも特別公開中、加えて六猫市のノボリが立って、賑わっている。猫好き陶芸家作品が並んで、無病のお守りは、ネコだけでなく、犬、インコなど色々ある。境内に棲むチャリ―という黒猫が見られれば、福もありと。その光景、ニャンと言っていいのかな?。

 

 ※ 次回、六猫市は6月22日開催と予告。毎月8日は手づくり市。本尊の薬師如来は重文。

 

 

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2025年2月26日 (水)

朝の顔、胡瓜とミニトマト

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 下敷きはいつものコールキャベツ。そして、胡瓜とミニトマト。なんか、手を抜いているような気がしないでもないが、胡瓜を細く切ったり、太く切ったり、眉毛を垂れ目にしたり、吊り上げたり…、ちょっとした置き方のちがいで、顔の表情が変わって、それが面白い。いつもどおり、朝刊一面の上に置いて、ええ顔!ええ顔!とデジカメ撮りしてから食べる。

 

 その胡瓜とミニトマトである。胡瓜の1本売りは、大体1本80円。曲がったことが嫌いなのか、真っすぐが、揃っている。やけに宮崎産が多いなあ~と調べると、宮崎の生産が日本一だった。ミニトマト、これは多種多様だ。安いのはワンパック100円から。艶々しているのは300円。ミニはミニでも大きさがちがう。最近はオレンジ色も~だ。産地はクマモンの熊本が日本一。朝の顔になる前の胡瓜、ミニトマトの市場調査、それはそれで面白い。

 

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2025年2月25日 (火)

「目」が目について~

Img_5284_20250222074901 Img_5274_20250222074501 Img_5275_20250222074501 Img_5279_20250222074601 Img_5282 Img_5277_20250222074501 Img_5283_20250222074601  目がしょぼしょぼする。小さい字が読みづらい。眩しく感じる。夕方になると、目がかすむ。デスクワーク多く、疲れやすい。そんな目の悩みがありませんか~と、看板は「目」という字を真ん中にして、聞いている。いや、あるある。どれもこれも、みんな思い当たる。

 

 漢方屋さんのウインドウだ。観光名所、清水寺があって、慢性交通渋滞の五条坂から西へ、清水六兵衛さんの窯場前を通り、国道1号沿い200㍍当たりの南側。振り返ると、お椀かぶせたような東山連峰の一つ、音羽山がぽっこり見える。歩き行くと、道路側に青いノボリが出ている。デザインは「目」。目玉は二つ。お店へ誘う目印、目立って、つい目線があう。

 

 店前には赤い台の上にパンダがいる。ウインドウは派手な書きこみが多い。その中心が目について。「スマホやパソコンで目がつかれる、そんなアナタ!」とキャッチが上手い。眼精疲労ケア、温灸がいいという。目によい漢方食品、9種類の紹介。鯉の肝に八つ目鰻。これはまあ知っている。「真珠貝末」―なんか高そう。蜂蜜、高麗人参、枸杞、エビスグサの別名でハブ茶、それに菊花もいいらしい。立ち止まって見た目の諸々、アイシー?である。

 

 ※ お店は「漢方ひがしやま」

 

 

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2025年2月24日 (月)

「フクワウチ」の京風白味噌うどん

Img_5341_20250221074501 Img_5340 Img_5343_20250221074501 Img_5342_20250221074401 Img_5345_20250221074501 Img_5350 フとクは目、ハは鼻、ウとチは口になっている。店名とその商標、福笑いのオカメは「フクワウチ」。お店は、うどんと寿司。通りがかるたび、その「フクワウチ」が気になって、歯痛対策にはうどんがいいとも思って、お店の視察も兼ねて、初めて入った。

 

 祇園祭の鉾町、四条新町北東かどだ。店前、メニューに加え、当店のおうどんについて~の書きこみ。出汁は添加物使わず、ほんのり甘みがあり、麺のコシは讃岐ほど強くなくモチモチ食感という。ドアはプッシュ式、どんなモチモチ感か、モシモシと入ると、店内は京都らしいウナギの寝床。~お好きな席へ~と言われ、店全体が見渡せる一番奥へ行って座った。

 

 出て来たお湯のみ。フクワウチだ。お客に福~がコンセプト。コロナの頃、開店して4,5年らしい。壁と向き合うカウンター席が長くて広い。壁メニューで目についた「京風白味噌うどん」1100円だ。餅二つ入り、京野菜の水菜も。ハートマークかたどりの人参一つ、好きよ!と言っている。歯痛の歯に三つ葉、餅が挟まらないよう食べて、レンゲで白味噌出汁、一口また一口…ようあったまる。店内、福笑いの大きなオカメさん、年中フクワウチ!。

 

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2025年2月23日 (日)

秀吉の歯?ハハ~ン!

Img_5162 Img_5165_20250220074101 Img_5168_20250220074201 Img_5169 Img_5179_20250220074601 Img_5180 Img_5182_20250220074501 Img_5185 Img_5184_20250220074701 Img_5200 いや、これ、ホンマにそうなんや。天下取り、秀吉晩年、在りし日の奥歯一つ。金銅造りの宝塔の中、錦の布にうやうやしく包まれて~。宝塔前に「豊太閤御歯」とあり、歯の写真展示されている。秀吉祀る豊国神社宝物殿。これが秀吉の歯、ハハ~ン?と見た。

 

 いつも歩き通る豊国神社。宝物殿に秀吉の歯があるらしいとは、TV話題か何かで、知ってはいたが、見たことはない。いま、虫歯治療で歯医者へ通っている。まあ、何かの縁と勝手に思って、拝観料500円の宝物殿へ行った。受付で歯の展示があること、フラッシュしなければ撮影良いこと確認した。桃山造り、かなり暗めの館内、時計の反対回りに巡った。

 

 重文の豊国祭礼図屏風、千成瓢箪旗印、鎧・甲冑など秀吉ゆかりの品々、展示80点。お目当ての歯はまだか、まだかで、最後だった。「覚 一、歯壱本 其ノ方ヘ預ケ置候也」と預け状がある。慶長元年(1596)だ。秀吉から七本槍で活躍、愛媛松山城主になった加藤嘉明へ~という。歯は専門家鑑定で、左上奥の大臼歯。おそらく秀吉最後の一本、血液型は歯から秀吉はO型だと。歯を預けられた加藤嘉明、この時、頭をさげて、ハハッ~か?。

 

 

 

 

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2025年2月22日 (土)

洛中、ネコとゴリラが出る通り

Img_4681_20250215080201 Img_4886 Img_4680 Img_4893_20250215080501 Img_4894 Img_4895_20250215080501 どこをどう歩くか、足の勝手に任せていたら~である。ウインドウ越しに背の高いネコが出て、斜向かいで金色のゴリラが出た。ここはどこ、ネコとゴリラはなんだろう。あっちへこっちと歩き、諸々の発見はあるけど、これはまた、特別に面白く、なんだ、なんだ~だ。

 

 歩いていたのは、京の洛中、新町通り。祇園祭のおり、四条から北に北観音山、南観音山、南に船鉾、大船鉾、岩戸山が並ぶ鉾町、南北の道だ。呉服店の多い室町の一つ西。妙なネコとゴリラが出て来たのは、♪~姉三六角蛸錦…四綾仏高松万五条~♪と京の通り唄に出てくる高の高辻通り上がったところ、つまり北側。ネコはホステル、ゴリラは男着物の店で出た。

 

 どちらも通りに面したガラス越し。ホステル名は「WeBase」。博多、広島、京都、鎌倉にある。ネコは現代アート作家、ヤノベケンジさんと和紙作家の堀木エリ子さん共作。旅人の安全を祈る「シップス・キャット」という。高さは5㍍、和紙づくり。ゴリラは明治創業、男物和服専門の加藤商店。店の看板だ。耳にヘッドホン、金色の身体。男物呉服とゴリラの関係はわからないが、よう目立っている。ネコとゴリラが出る道は、洛中新名所!。

 

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2025年2月21日 (金)

世界が見惚れた神業陶器

Img_4928_20250218093101 Img_4929_20250218093101  Img_4943_20250218093201 Img_4944 Img_4942 Img_4963_20250218093201 Img_4967 そのキャッチコピーが凄い。「世界が見惚れた京焼きだ」と言い「明治の神業だ」と言う。京都市京セラ美術館のコレクション展、冬季は陶器だ?。入り口の壁面、赤い牡丹の大きな花瓶の写真が出ている。だれの作品だろう。ホンモノはどんなだろう。歩きの一日、ぶらり入った。

 

 第一室すぐ、真ん中のガラスケースの中だ。「釉下彩花卉色絵浮文花瓶」とある。制作は三代清風與平、明治40年ころという。高さ56・2㌢、胴回り29㌢…ふっくらした見事な花瓶だ。前から後ろから…斜め下からも眺めた。真っ赤な牡丹、どうしてこうも、ふんわり浮き出ているのか。見事すぎる。白と紫の牡丹は、控え目に描かれ、赤いのを際出させている。

 

 確かにキャッチ文どおり、見惚れる。誠に美しい。三代清風與平とは、どんな陶芸家だったのか。紹介文が出ている。画才あり、清朝陶磁を究め、国内の原材料と釉薬を工夫して、74種もの技法を取得という。あまり知られていないのは、作品の多くが海外流出しているかららしい。京焼、五条坂の窯元清風家の伝統を継承、当時の人間国宝だった。最近、買い戻された種々作品が第一室内に展示。皿、香炉、文鉢…これもあれも、あれまあ~と驚いて、見惚れた。

 

 ※ 冬季コレクションは2月24日まで。 ※ 三代清風與平(1851-1914)

 

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2025年2月20日 (木)

カンパと白梅とメジロ

Img_5226Img_5235_20250219081901Img_5242Img_5234_20250219081901Img_5252_20250219082301Img_5246Img_5249_20250219082001Img_5250_20250219082001 寒波がまた来たけど、京都御苑の白梅が咲き出した。堺町休憩所の西側、宗像神社の北側の芝地だ。広い京都御苑の南西付近。一番咲きを見る穴場だ。どうかな、どうかな~と何度か、足を運んだ。今年は遅かったけど、一輪が二輪、二輪が三輪と増えて、もうだいぶ咲いている。

 

 冷気の中、馥郁として、ほんのりした香り。芭蕉の弟子・服部嵐雪の詠んだ「梅一輪一輪ごとの暖かさ」だ。隣の紅梅も蕾が大きく膨らんでいる。紅白梅が揃って満開になるのは、この寒波が去ってからだろう。春よ早く来い!とカンパすれば、より効果が~とお隣の宗像神社へ、お賽銭あげに行くと、だ。境内はスイセンが咲き、白梅が早くも満開になっている。

 

 ここだけは「梅は咲いたか桜はまだかいな」だ。宗像神社は平安京創建~鳴くよウグイス~の794年の翌年、御所を守る位置に誕生、由緒ある古社。神社の小さな森は鬱蒼としてフクロウ営巣という。参拝して、参道から帰るおり、手水所で目の回りが白いメジロが寒いのに水浴びしている。手水の青竹にメジロの青い羽根、保護色で見逃しそうだが、気が付いた。気づかれないよう、そっとデジカメ撮り1枚、2枚。はや満開の白梅にメジロ…、「賽銭カンパ」で、春が来る!。

 

 

 

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2025年2月19日 (水)

言葉は使いよう~かな?

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 言葉は時代とともにというが、広辞苑もこうも変化すると~だろう。町中にある言葉の数々、戸惑いつつ、なるほどと見る。「壁にぶつかるということはあなたが歩いているということである」。これは、お寺の伝導掲示板。もう一つ。「さてどちらへ行かふ風がふく」。こちら山頭火の自由句の掲示。どちらも、ちょいと深みがある。クルマに気をつけて歩こう。

 

 看板「春夏冬中」。「あきないちゅう」と読み秋がない。これはまあ定番。「階段盛り」。盛りよう、「大盛」だけではない。「SOME」。染めミュージアム表示。横文字がよく染まっている。「食べるよろこびは生きる喜び」。確かにだけど、歯が痛いと食べること辛い。「知らざあ言って聞かせたしょう」の大見得きって、ここは道路制限時速が20㌔。展覧会は「誓願と願い」。どうちがうか、お願い、教えて!。歩き見る言葉の使いよう、様ざまである。

 

 

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2025年2月18日 (火)

京都マラソン2連覇を見に行く

Gj4azuqaaaaalk Img_5074 Img_5076 Img_5077_20250217082301 Img_5078_20250217082301 Img_5125_20250217082401 Img_5149_20250217083101 Img_5152_20250217082401 Gj4a40hbsae2gzr どうだろう。トップで来るかな~とゴール直前、42㌔の表示看板手前で待った。京都マラソン2連覇を狙う山城高校の後輩、森井勇麿君(34)だ。昨年初優勝、褒美でボストンマラソンに出場、2時間9分59秒で8位、最強の市民ランナーとして、名前が出ている。

 

 金閣・銀閣など世界遺産をめぐる人気の市街化マラソン。参加は抽選、ふるさと納税など1万6千人。その真っ先に森井君が走って来るかどうか。初めての観戦、どこで応援のデジカメ撮りするか~迷って、京都ロームシアター北側、平安神宮駐車場前だった。ラジオもTVも中継はない。ゴール予測、午前11時10分ぐらいからまだか、まだか~と首長くだ。

 

 来た!黒いユニホーム、黒い鉢巻き。ボストンと同じ、忍者スタイルは森井君だ。ゼッケン1001番は招待選手の1番。足取り、勢いがある。顔が笑っている。両手広げ、右手と左手の人差し指を1本ずつ立てた。応手門前、右へ曲がってゴール、V2達成だ。舞鶴、亀岡のハーフマラソン、福知山マラソンと合わせ、2年連続の4冠だ。森井君が行ったあと、1人また1人…そして、次から次へ1万人。42・195㌔の完走、みなさん感想はどうだったろう。

 

 ※ 森井勇麿(1990~)京都市生まれ、山城高校から山梨学院大、箱根駅伝アンカー出場。佐川急便などのあと市民ランナー。 ※ 京都マラソン2025は2月16日開催。名所旧跡を走る市街化マラソン。西京極出発、平安神宮決勝の42・195㌔。標高差70㍍、カーブと折り返し多数のタフな難コース。

 

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2025年2月17日 (月)

NHK「おむすび」巡回展

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 福岡・糸島、「よねだ農園」の軽トラ、人参など野菜販売、色紙…、番組宣伝を兼ねた巡回展だ。NHK京都は二条城北側から今の烏丸御池西南へ移り、ずいぶんになる。15年ほどか。地下鉄の駅あり、歩きの中継点にしている。8K画面は大相撲中継に人気がある。合い間はアルプスの山々、バーンスタイン指揮の交響曲などの迫力画面、一服するのによい。

 

 朝ドラ「おむすび」は、主役・橋本環奈が管理栄養士に取り組む青春グラフィ。福岡、神戸など舞台。撮影クランクアップして、番組も最終版に入っている。フロアの巡回展の一つ。出演者が色紙にサインして、それぞれが好きなおむすびを書いている。橋本さんは鮭と明太子が最高だそうだ。おばあちゃん役の宮崎さんは、かつお節のおかかに少し梅干しという。おじいちゃん役、松平さんは、昆布、おかか、鮭のミックス。番組、どう結んで終わるのだろう。

 

 ※ NHK京都の「おむすび」巡回展は14日で終了。引く続く大阪放送局で番組セット公開。

 

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2025年2月16日 (日)

昔のままでやってます!

Img_4829_20250213074801 Img_4566 Img_4567_20250213074801 Img_4571 Img_4573_20250213074901 Img_4576 Img_4578_20250213074901 Img_4580_20250213075001 Img_4574 オフィス街の真ん中、ポツンと一軒、昔のままの大衆食堂が頑張っている。お隣はぜんぶ高いビル。ここは背の低い瓦屋根の2階建て。店前は冬でも屋上ビアホールによくある夏提灯がぶら下って、ガラスケースの中は招き猫が右手上げて~まあ、いらっしゃい~。

 

 かつて呉服問屋、今はサラリーマン多いビル群…京都四条室町の西南、青い暖簾は「萬福」だ。開店から80年近いらしいが、その佇まいが、回りから浮いているようだけど、その異次元さが人気あり、昼も夜も開店している。歯医者通いの帰り、その店の中華そばが食べたくなって入った。久しぶり7,8年ぶりかな。テーブル4つほど、前のまま、なにも変わってない。

 

 いや、壁貼りの手書きメニュー、中華そばは800円、50円上がっている。ほかは、夏からの扇風機はそのまま、見上げるTV、まかないの母娘さんなど、以前と同じだ。今年は昭和にして100年。その昭和レトロがいいのか、若い客が多い。酔い覚まし、夜ぶらり入店か、芸能人の色紙も増えている。渡る世間は~の角野卓三さん、時代劇によく出る国村隼さんら。中華は、もやしたっぷりの醤油味、その温もり、な~んも変わらないのがいい。

 

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2025年2月15日 (土)

~ここだけ春が来ている~

Img_4732 Img_4746 Img_4750_20250212075301 Img_4751 Img_4753 Img_4757 Img_4759_20250212074801 Img_4770_20250212075301 Img_4765 Img_4774_20250212075601 Img_4783 Img_4799 外は寒くても、目の春、心の春を感じたいなら植物園だ。毎年、立春すぎると、大芝生前にビニールハウス特設して「早春の草花展」。日本海側で大雪、京都市内でも一面真っ白になった頃、今年も始まった。ビオラ、パンジー、チューリップ…ここだけの春が来ている。

 

 天気予報士が「寒波終わり、これから一日一日春の兆し」と言い出した頃、今年2度目の植物へ行った。天気は晴れたり曇ったり、風が出ると冷えっとする。下向き、ひたむき…白く可愛いスノードロップ。英語で「雪のしずく」というそうだ。黄色いロウバイは見ごろ。サザンカ、スイセンと合わせ「雪中四花」。枝先にこれでもか、これでもか~と咲いている。

 

 園内歩き、足を早めて「早春の草花展」へ。今年も100種1万株だという。70㍍の長いテントの中、黄色いハナナだ。菜の花と言った方がわかりやすい。見て良し、食べて良し。布施明も咲いている。♪~真綿色した、…薄紅色した~♪のシクラメンだ。富山の砺波からはGWのチューリップ祭りPR出張に来て、早めに開いている。ルピナス、サクラソウ、プリムラ…それにバラにボタン…、ビニールの中は、♪~もうすぐ春ですね~♪とピンクレディ。

 

 ※ 京都府立植物園「早春の草花展」は3月9日まで。

 

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2025年2月14日 (金)

須磨で神戸牛の焼肉

Img_4552_20250211080101 Img_4517 Img_4529 Img_4530_20250211075401 Img_4539_20250211075501 Img_4540 Img_4541 Img_4544 Img_4546 Img_4547 Img_4549 神戸牛証明書付き、鉄板焼きタンが出て来た。一つ一つ、切れ目が入り、平板にこんもり乗っている。どう食べるのか。レモン付きだ。1960年代の国連事務総長はミャンマーのウ・タント氏。そりやあ、タント、タント…、黙々と、淡々と…だろう。洒落、すぎたかな。

 

 神戸牛焼肉「華」。JR須磨駅出て、県道渡り山陽電鉄須磨駅の西だ。遠いとこまで、すまぬ、すまない~と出迎えは、オーナーシェフ松本功さん(75)。阪神淡路大震災復興、1000人チェロコンサート創設。東京で串揚げ14店舗経営経験の松本さん。焼肉店は20か月目ですと言う。間もなく2年目。松本さんと大学同級、知人の佐藤さん案内で行った。

 

 焼肉はコース料理。部位別に次から次へ。焼き方はろーするロース、軽くはないカルビ、ドキドキハラハラのハラミ…。兵庫県産、黒毛和牛、但馬牛の最高枝肉が神戸牛。店内に神戸牛個体識別番号印した証明書が貼りだし。松本さん、EUにも輸出斡旋という。参加は5人。焼きは一度に一人二個ずつでもジュウジュウ…。柔らかみ、甘味、どれもこれも証明付き神戸牛、牛でウマい。洒落、今夜は好調だ。寒波の日にはるばる須磨、スマイルが続いた。

 

 ※ 松本さん、兵庫県立芸術文化センターで5月8日に開催する日韓国交正常化60周年記念親善チェロコンサートの実行委員長。アジアのプロチェリスト100人が集結する。前売り2000円販売中。

 

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2025年2月13日 (木)

堀江さんのヨットと出会う

Img_4513 Img_4502 Img_4504_20250210080301 Img_4499_20250210080201 Img_4511 Img_4498_20250210080201 Img_4471 Img_4474 Img_4486 Img_4479_20250210075901 このヨットがそうだったのか。海洋冒険家・堀江謙一さんのモルツ・マーメイド2世号だ。来る日も来る日も太平洋の荒波を超えて102日間、11.500㌔を旅したヨット。全長10㍍、全幅5・3㍍、マスト高は11㍍という。よう頑張ったなあ~と、間近で見上げた。

 

 日本海側、大雪の日だった。太平洋側、明石海峡沿い、歩きやすそうな大蔵海岸。雪までは~だが、風が強い。冷たい。JR明石駅から東へひと駅、朝霧駅まで歩くか、歩くまいか~で、歩いた。帽子は深かぶり。飛ぶと僧侶と間違えられる。松並木、砂浜、子ども広場、所々にベンチ…、よく整備されている。歩く前方、淡路島にかかる明石大橋、眺めがいい。

 

 途中、海岸に龍の湯だ。寄り道一風呂は我慢して、歩き続けた。万歩計の数字は伸びてない。足が長いせいか。そう距離はないのか。やっと朝霧駅につながる歩道橋まで来て、砂浜に堀江さんが明石市政80周年記念で寄贈したヨットだった。予期せぬ出会いだ。1999年3月、米国ロス海岸を出て、その年7月、この明石海峡大蔵海岸へ到着。展示ヨットは~挑戦する素晴らしさ、自然の大切さ~を教える。歩く決断は正解だった。帽子、飛ばなかった。

 

 ※ 堀江謙一(1938~)大阪市生まれ、兵庫県芦屋市在住。1962年、日本人初、小型ヨットで太平洋単独無寄港横断に成功する。

 

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2025年2月12日 (水)

魚の棚を歩く

Img_4428_20250209090801 Img_4430 Img_4434 Img_4437_20250209090901 Img_4441 Img_4436_20250209092001 Img_4442_20250209091001 Img_4444_20250209091801 Img_4450_20250209091801 Img_4451_20250209091901 Img_4452_20250209091901 Img_4453_20250212060801Img_4454_20250212060801 子 午線135度の天文台か、アカシ象化石の博物館か、小笠原家の明石城か~と、迷いはしたが、やはり魚の棚がいい。「ウオノタナ」―その読み、どこかピンクレディのウオンテッド(指名手配)みたいなのがいい。タイ、タコ、アナゴ、イカナゴ…魚また魚の商店街だ。

 

 JR明石駅降りて、構内の待ち合わせスポット・タヌキの明石ポン太を見て、通り抜けて周辺案内看板。明石城を背にした虹色階段は見るだけ、国道の陸橋を越えて、魚の棚商店街だ。周辺は、宮本武蔵が小笠原家客分のおり、町割りと。二刀流プラスの働き、今に~。魚の棚は400年の歴史、漁師旗が吊り下がるアーケード、350㍍に100軒もの店という。

 

 行ったのは10年ぶり、寒波が続く日。明石海峡の昼網、漁も休みか、人通りは少ない。海峡で足腰を鍛えられたタコは、魚屋から飛び出し商店街を歩く~と風土記記述というがどうだろう。お店歩き、タコの素、干しタコ、タコ蒲鉾…、明石タコは不漁で15年前の1割とか。たこ看板ばかり目につき、その1枚に「海峡育ちはあずき色」。これなら歩きそうだ。明石タイ一尾、串刺しの穴子は見たが、明石タコいずこ。その価値、たこう上がっている?。
 

 

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2025年2月11日 (火)

明石に行ったら…

Img_4425 Img_4404_20250208092101 Img_4412 Img_4421 Img_4414 Img_4415Img_4419 Img_4418 タコ、海峡、タイの明石へ来たからには、明石焼。ふわふわして、とろとろして、斜め15度くらいの板に真田氏の六文銭の旗印みたいに乗っている。黄色く丸く並んで、見た目からして美しい。ドボっとお椀の汁につけると、中からタコさんが出てきて、こんにちわ!。

 

 ご当地、明石では玉子焼という。これ食べないと、明石へ行った証し?にならない。夕方、須磨で懇親会誘いの日、その前にJRで明石まで足を伸ばして、明石焼店へ。明石駅下車、勘違いして次の西明石駅まで乗って、明石は明石と東口から商店街を歩いた。1軒目は夜の営業、さらに歩いて、雑貨屋さんで尋ね聞いたら「十三味(とみあじ)さんがあります」。

 

 行ったら、この店では、明石焼、玉子焼が、登録商標を取得して「明石玉」。由緒ある明石の丸い工芸品から命名とか。店前、ガラス越し、たこ焼きみたいに実演中。中に入って昼のメニューは1300円の「たこ飯ランチ」。カウンター席、神戸新聞見たり、店内見回したり~で出て来た。明石玉がピンクの斜め板に4個ずつ2列で8個。透き通った汁につけて、ふにやっと崩れて、タコや。タコ飯にも切り刻んだタコや…。いま。明石を食べている。

 

 

 

 

 

 

 

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2025年2月10日 (月)

東北物産展、秋田はいぶりがっこ!

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 地下鉄市役所駅改札出て、ゼスト御池の商店街。そこの河原町ひろば。北海道VS沖縄の南北うまいもの合戦に続いて、こんどは東北物産展だ。秋田に山形、岩手、青森、福島の名物が並んでいる。デパートのように広くない。まあ10㍍四方、こじんまりしている。生モノは扱わず、賞味期限の長く、手軽な名物が多い。通りがかると、ついつい、見て回る。

 

 県ごとの横断幕。岩手は南部せんべい。丸く、カリッと割って、ゴマ入りがいい。青森の横断幕はふたつ。黒ニンニクとまな板のヒバ。好きなリンゴジュースは出ていない。岩手、そりゃあ、玉コン。味つきがいい。辛子は自前だ。福島の横断幕はないけど、お菓子のくるみゆべし。甘さ加減、どう言うべし?か。元へ戻って秋田。稲庭うどん、キリタンポ、比内鶏ラーメン、しょっる汁…。ないのは、魚のハタハタ、お米のあきたこまち。ハタとこまる?。

 

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2025年2月 9日 (日)

ゴリララーメン

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 京都市動物園のゴリラは4頭家族。お母さんゲンキ、お父さんモモタロウ、長男ケンタロウ、次男キンタロウだ。国内の動物園でゴリラがいるのは東京上野、愛知東山など6カ所と少なく、京都岡崎がその一つ。通り抜けのおり、大きな背中が見たくて、園舎へ寄って、いるかなと見に行くが、東口カフェに「ゴリララーメン」があるとは、この間、初めて知った。

 

 お子様ランチ700円、オムライス900円などにまじって、「ゴリララーメン」750円。知ったからには~だ。前金払ってオーダーしたら、女子店員さん、にこやかに「おいしいですよ」と。醤油味だという。テーブル三つ、広くないが、上に動物園ビデオ。ちょうどゴリラ登場。野生本来の姿のまま飼育していると。どんなんかなあ~と出て来たラーメン、大きなチャーシューにゴリラの顔が浮かび出ている。確かにゴリララーメン、ちがいがない。

 

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2025年2月 8日 (土)

レッツ!BUTSUDORI(ブツドリ)

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 滋賀県立美術館40周年記念の「BUTSUDORI」(物撮り)展。モノをめぐる写真表現。幕末の写真原板から令和の今へ、文化財写真、美術写真、広告写真など200点を紹介して、最後のコーナーで来場者も写真を撮る試み。どれとどれで、どう撮るか。なんか面白そうだ。JR山科から瀬田、バスにも乗り換え、来たからには~レッツ!チャレンジ!だ。

 

 ブツ…、刑事用語ならブツ(証拠品)は出たか。タタキ(強盗)のタマ(犯人)は上がったか。ヤサ(家)にガサ(捜索)かけよう~もそうだけど、ここは写真撮りのブツ。餅か魚か、焼く網を選んで、網から覗き撮りしてみた。パンフ、来場者、積み木、ヒヨコ…ストレート撮りもいいが、網掛け撮りもアイデアかな。皺が増えた網を持つ我が手も、じっと見て撮った。~働けど働けど猶我が生活楽にならざりじっと手を見る~。少し、石川啄木気分だ。

 

 ※ 滋賀県美「ブツドリ展」は3月23日まで。

 

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2025年2月 7日 (金)

冬にモミジバフウの黒い実

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 京都市京セラ美術館の東側、塀ぞいの道に15、6本。動物園の向かい、サクラの木と並んでいる。年じゅう、ぶら歩きして、春は桜、秋は紅葉と見ていて、冬はイガイガの黒い実。鑑賞のほど、いかがか?。絵にはならないか、写真にはどうだろう~と、下から上を仰ぎ見た。東山を借景とする美術館2階の外、東山キューブ・テラスへも行って、真横からも見た。

 

 北米原産、マンサク科フウ属の落葉高木。樹高は10㍍以上。天狗のような葉が三裂はタイワンフウ、5列か6裂ならアメリカフウという。美術館はアメリカフウだ。府立植物園でもアジサイ園近くで開園以来というフウ、あれは1本の大木だが、ここはきちんと整列している。落下した黒い実、手のひらに乗せた。棘付き、ひとつ6、7㌢。イガイガは栗みたいで、ウニみたいで…。冬空の星のようにも見え、見続けいたら寒い!。鑑賞、そこそこがいい。

 

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2025年2月 6日 (木)

ペッパー君受け付けの蕎麦屋さん

Img_3596_20250202073101 Img_3748_20250202073501 Img_3753 Img_3747 Img_3754 店前に白い暖簾がかかっている。時代劇に出てきそうな、町家ぽい蕎麦屋さんだ。ガラッと引き戸を開けて入ったら~である。入り口にペッパー君だ。ソフトバンクがつくった人型ロボット。タッチパネルを胸にぶら下げ「受付します」「「一人ですか。何人ですか」…。

 

 時代とは言え、蕎麦屋さんとITの組む合わせ、びっくりだ。文庫本の古本1冊100円、新入荷点検にひと月に二度は行く出町桝形商店街の突き当り、寺町側にそば処「司津屋」さん。出来て40年ほど、老舗の多い京都では、新しい方だけど、店構えが派手でなく落ち着いている。通り側から見ていると、若いサラリーマンが暖簾を分けて、次々に入っている。

 

 久しぶり、天ざるそば~と入店したら、出迎え、受け付けがペッパー君。ペッパーといえば、ピンクレディが歌った「ペッパー警部」を思い出す。作曲の都倉俊一さんは今、京都で文化庁長官。なんかご縁がある。それにもう一つ。店は、狸・天狗・人間の奇想天外な人気小説「有頂天家族」のアニメ版に「竹林亭」で登場らしい。△のピラミッド盛りざる蕎麦も評判、注文の天ざる海老も大きい。まあ、なんと言ってもペッパー君、話題には事欠かない。

 

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2025年2月 5日 (水)

仙洞御所、初めて参観

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 いつものぶら歩き。梨木神社側から御苑入り。午後2時半の当日分が空いていた。名前、電話書いて、身分がわかるもの示した。常時一般公開、紫宸殿、清涼殿の京都御所は何度もだが、仙洞御所は今まで外回りばかり。一期一会の50人と一緒。宮内庁宮内庁職員のガイドで回った。最初は大宮御所の車寄せ、玄関だ。室内は洋風化して、部屋数が20もという。

 

 南庭は、松あり、竹あり、梅あり「松竹梅の庭」という。カーテン開け、天皇。皇后も見られる庭、感慨深い。北池には石板6枚の六枚橋。秋は真っ赤な紅葉山、高さ6㍍の滝も。藤棚の八つ橋渡り、南池の圧巻は州浜(すはま)。米一升で石一個条件に集めた楕円形で平らな石12万個、池回り敷き詰めだ。春の桜がいいらしい。茶室は李白の詩から「醒花亭」だ。ガイドさん終わりに「まだ寒いですが、春か秋にも」と。仙洞御所、四季に見所あり。

 

 ※ 仙洞御所は天皇が皇位退かれての御所。嘉永7年(1854)の大火で焼失され、再建されずそのままに。大宮御所は皇太后の御所。

 

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2025年2月 4日 (火)

京都のたぬきうどん

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 底冷えする京都、冬は鍋焼きもいいけど、これもいい。粉雪が舞った寒い昼、ポカポカしたくなって、創業100年もの老舗篠田屋さんへ行った。三条京阪、御所へ土下座する高山彦九郎像の向かい側、浄土宗のだん王さん東隣り。カレーの皿盛り、中華そば、にしんそばに加え、冬はたぬきが人気だ。650円。うどんのたぬき、そばのたぬき、どちらでもよい。

 

 老舗も老舗。床タイル、くすんだ格天井。テーブル10脚。壁ぎわの棚にたぬき飾り。座ると、おかあちゃんが、お茶?お水?と聞いてくれる。調理場はおとうちゃん一人。おかあちゃんが元気に客の注文を伝えると、あいよ!の声が店内まで聞こえる。何代目になるのか、夫婦だけの経営。出て来たたぬき、鉢からあんかけがこぼれそう。揚げが太い。うどんは柔らかい。舌に生姜ピリッ、一口また一口、ポカポカ、ポカポカ、これが京都のたぬきだ。

 

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2025年2月 3日 (月)

風俗博物館へ行く

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 風俗博物館、あまり知られていないのでは~。西本願寺の向かい北側、六条堀川通、緑色の井筒女牛井(さめがい)ビル5階。社寺、宮中衣装など扱う井筒グループが50年前に立ちあげ、運営している。あのあたり、ぶら歩きコース。入館500円の頃、いちど行って以来、7,8年ぶり。昨年の大河・光る君へ~で見た宮中人、衣装、調度品が次々に展開する。

 

 局の後ろ姿、黒髪が長い。踏みそうだ。男子の普段着は直衣、「のうし」と読む。女性は色のかさね着。桜色、梅色、菖蒲色…美しい。遊び再現は、漢字の偏札と旁(つくり)札の出しあい。人偏なら木出して「休」。さんずいなら也で「池」だ。この繰り返し。遊びのレベル、漢検並み。お産、引っ越し、冊子づくり、食事の強飯、お菓子、御所車、秋は菊に綿乗せ、夜露を染ませ朝化粧などなどだ。千年もの昔が会場に現実展開、平安の歴史が学べる。

 

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2025年2月 2日 (日)

晴れた日の冬の雲がいい

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 正岡子規は、春は綿、夏は岩、秋は砂、冬は鉛の如く~と四季の雲を詠んだ。冬の鉛は、どんより重い雲を表現したのだろう。確かに寒くて、冷えた曇り空の時はそのとおりだが、晴れて、風があると、灰色がかった鉛色の雲はどこかへいく。冬は低いところ雲が出る。3000㍍から6000㍍。積層雲の、うね雲、凍雲(いてぐも)、すじ雲が冬の雲という。

 

 パソコン見たら、あっちでこっちで、撮っている。鴨川、京都御苑、京都タワー、京都駅ビル、滋賀県の守山へ行って、野洲川から湖岸の美崎へ歩いたおりもだ。ぜんぶ晴れた日の雲だ。形がまあ、いろいろ。どうしてそうなるのだろう。長く横に伸びているの、達磨のようなの、雪山のようにモコモコしているの、ちぎれちぎれ、バラバラなの…。冬、寒くても、晴れた日、背筋のばして、九ちゃんのすき焼きソング、上を向いて歩こう。いい雲が見える。

 

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2025年2月 1日 (土)

沖縄食堂「いちゃりば」

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 この店、いつから開店したんだろう。天神さんへ行く市バス、今出川堀川東南かど停留所の真ん前だ。どこかで昼にして、歩こうと降りたら、この店だ。お得ランチの看板、ソーキそばと沖縄のかやくご飯「じゅーしー」で880円だ。この日、気温低く、風が強く、寒い。冬でも平均気温17度、沖縄がいいなあ~と、兎も角入ると、店内は、沖縄、沖縄している。

 

 三音(サンシン)の音楽が流れ、ビデオに青い海が映っている。壁にゆかりしウエア飾り、カウンターにシーサー二つ。店は店長一人の切り回し。京大ある百万遍7年、ここへ移転2年目という。当然、沖縄生まれと聞いたら、ちがって京都の西陣。沖縄が好きで好きで~らしい。出て来たソーキそばとじゅーしー、ええ味して、これはいける。バス降りての「いちゃりば」、まさに出会い。~お手洗いだけでもお入り下さい~の店前案内、これも優しい。
 

 

 

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