初穴子
新春、初穴子だ。また穴子!思われそうで、言われそうでも、好きなものは好きだ。丼にするか、握りで行くかで、蕎麦だ。「穴子蕎麦」~名前からして雰囲気がある。いいねえ。蕎麦の老舗、江戸の安政元年創業、「えびや」さん。ここで1360円の初春穴子蕎麦だ。
通りがかるたび、もうなんども入っている。京都の四条通り、堺町と柳馬場の間、南側だ。写実画家・円山応挙が住んでいた場所にあるビルの地下1階。応挙居宅跡の石碑と門弟1000人も~など書いた駒札の後ろから地下へ降りる階段。四条通り側のガラスケースのメニュー見本。「穴子蕎麦」が手前にあって、よく目立っている。ついつい、その気にさせる。
昼どき、客が多いと真ん中のカウンター席だ。お茶持参の店員さん、注文する前から「穴子蕎麦ですか」と聞いてきそうだけど、まちがいない。時代小説で長谷川伸、山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平と来れば、蕎麦の場面だ。ここは、蕎麦に穴子。鉢いっぱい、長さ10㌢ほどの焼き穴子3列、蕎麦を隠している。葱と海苔も入って、手打ちの八割蕎麦だ。穴子は一つを3回、丁寧に丁寧に~。柔らかい、そっと甘い。こりゃあ、春から穴子がいい。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント
出ました「穴子」。初、とありますが1月4日(土)には神戸三宮・「あなご料理・神戸大善」の丼が登場していますね。それにしても好きですねー。蕎麦、握り、丼のほかにも健脚さんが食する「穴子…」はどのくらいあるのでしょう。何が一番の好みですか。食している最中の写真・表情を観たいものです。
投稿: 道-中 | 2025年1月18日 (土) 09時24分