ペリカン紳士との出会い
歩くと出会いがある。ぶらり歩いて、ヒョイとブログのネタが現れる。なんかないか、なんかないか~と意識しない方がいい。自然体、これが一番で、この間、京都の北野さん、初天神への道すがらも、そうだった。ペリカンみたいな白い鳥を吊るして歩く紳士と出会った。
西陣、千本今出川から西へ、七本松を超えたあたり、北側の歩道だった。天神さんへは五花街の一つ、上七軒から斜め、東門から入るのが、まあ、地元を知ったツウ歩きと心得ている。石畳、お茶屋さんの黒塀が続き情緒あふれる。そんな雰囲気を写真にと思って歩いていて、天神さんの帰りか、道路上でペリカン紳士と、おばさんが二人、立ち止まって、なんか話している。
最初は、鳥と思わず、可愛いワンちゃんねえ~とでも話題にしているのかと~そばへ行くと、犬ではなく、白い鳥だ。マフラー、コートの紳士が、板から幾本もの糸を右手で操って、鳥を歩かせたり、羽根を広げさせたり、口を開けさせたり、だ。現代アート、糸操りのイカロスの翼だという。インスタグラム、漆山美術館で検索すれば、わかります~という。チェックすると、象の画像など出て来た。ペリカンかイカロスか、紳士はそう話して行き過ぎた。これも出会いだ。
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コメント
マリオネットに使用する鳥の人形でしょうか。上七軒で出会い、紳士とかっ歩、紳士然と去って行ったと~マリオネットはチェコ・プラハが本場。劇場や人形店が数多くある。
大学3回生の1968年春、プラハの民主化運動がソ連軍によって鎮圧。プラハの春は踏みにじられた。10数年前、そのプラハ行きが実現。プラハの春ゆかりの地を歩いた。
そしてマリオットの劇場にも。記念に人形を買ったが、引っ越しの際どこかに消えた。
投稿: s.hidaka | 2025年1月30日 (木) 23時19分