ヒレ酒、尾ひれはひれ~
ヒレは漢字で鰭。思い浮かぶのは、フカヒレ、ヒレカツ…それに冬に熱燗でヒレ酒かな。ヒレ酒はエイのヒレもあるらしいが、トラフグが一番。芳醇な香りがして、酒ツウにはたまらないという。パッと火をつけ、アルコールを飛ばすのも格好いい。冬の季語ともいう。
いつもの出歩き大会。鴨川の団栗(どんぐり)橋を渡り、北西へ斜め、高瀬川超えて50㍍、細い路地の「食堂おがわ」。営業は夕方からで、入ったことはないが、「食堂」という名の小さな居酒屋さん。スマホで調べたら、それがなんと予約でも簡単にとれない人気店らしい。食べログ4.5。その店前、昼過ぎ通りかかって、板に虫干しのフグのヒレである。
路地なので日あたらず、陰干しにぴったり。板貼りのヒレは50枚近く、どこの部位なのか色、大きさがちがう。ピコピコよく動く胸ビレか、小さく可愛い尾ヒレか、それとも背ビレか、腹ビレか、だ。干したあと強火で飴色になるまで炙って、熱燗のコップに入れ、蓋をして、香りを酒に染みこませて~。もう10年も20年も前、どこでか、記憶は遠くへだが、まあ、いっぱいだった。ヒレ酒話、それこそ「尾ひれ、はひれ」と大げさに弾んだ気がする。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 顔、様ざまに顔(2025.11.17)
- 甘いぞ!甘いぞ!代白柿!(2025.11.16)
- 野に咲く菊が愛しい!(2025.11.15)
コメント
ひれ酒。これは美味い。文句なし。健脚さんのブログにはハイボールがよく登場しますが今の時期、底冷えの京都で飲むひれ酒もよく滲みるでしょう。私もよく飲みます。外で飲むと高いので自分流で。普段食べる魚のヒレを利用します。魚のヒレの他に焼きシイタケやネギの白身のこんがりしたやつなど。要するに飽きが来ないように味を変えて…。つまりより多く飲みたいがために、ですね。よし、今晩は、ではなく今晩も飲むぞ。
投稿: 道-中 | 2025年1月26日 (日) 08時51分