宇野宗佑総理と写真対面
滋賀県出身の総理大臣と言えば~だ。わずか69日の短命総理で変に有名でもあったが、それは宇野宗佑氏。中山道の守山市の造り酒蔵生まれ。ぶらり中山道を歩くと、守山市が宇野氏の生家を譲り受け、観光町家施設「うの家(け)」に。青い大きな垂れ幕がよく目立つ。
無料公開。入ると、東蔵、南蔵、酒蔵…めまい、くらくらする。新しい「咲蔵」…これは観光客の飲食蔵だ。土間は三和土、見上げて吹き抜けの梁柱が太い。竈、井戸…床がみしみし音を出す床を歩いて障子の部屋など、町家が出て、土間に総理大臣宇野宗佑さんコーナー。足跡たどる経歴、若き日々の写真、総理就任時の新聞スクラップなど、当時の栄光が浮かびあがる。
宇野家の酒、銘柄は「栄爵」だった。まるで総理就任、知っていたような。総理就任は平成元年(1989)6月で、第75代。今から36年前、66歳の時だった。顔写真が何枚も。広いおでこ、ふくよか、黒ぶちメガネ。河野一郎氏秘書、県議から国政へ。外務大臣から総理へ。剣道、乗馬、俳人…、まさに文武両道の政治家だった。総理を辞して9年後、75歳で没している。中山道ぶら歩き、立ち寄った「うの家」。宇野総理対面が懐かしい。
※ 宇野宗佑(1922-1998)守山市生まれ、八幡商、神戸大卒。
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