出版の始まりは京都
今年の大河は江戸時代の出版王・蔦重こと蔦屋重三郎を描く「べらぼうめ」と威勢がいいが、実は実は~である。京都が日本の出版の始まりで、しだいに江戸、大坂と広まって行くが、明治までは京都が中心だった。小学校、市電とともに出版も最初はグー、京都だという。
それ、なんで知ったかというと、歩いてだ。昼からのさすらいウオーク、外国人らが多く狭い錦商店街のけん騒を抜けて、麩屋町通りを北へ、六角通りの手前、元生祥小学校の裏塀に石碑とその説明板があった。石碑は「八文字屋自笑翁邸跡」。八文字屋って?と立ち止まって、その説明を読むと、ここが日本最初の出版の地で、それが八文字屋だとわかった。
だれが書いたのか、その説明がマラソン解説の増田明美さんでないけど。詳しすぎる。デスマス調の文章。「当時の本屋は典籍、草紙類の版元(発行者)でした」と書き出し、ここが八文字屋という印刷(木版刷り)と製本(和綴じ)そして販売もする出版物発行の総責任者で、江戸時代前期、その店舗があった場所だ~と説明している。それならば、江戸中期の出版王・蔦重より早い。石碑名の自笑は八文字屋2代目。役者本人気など蔦重の先がけだった。
※ 京都市下京区五条通り富小路下ル、本覚寺にお墓がある。ここも歩いて発見した。
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