足腰の守護神・護国神社
イノシシがいる、いる。猪突猛進のイノシシ。一体、どれだけいるのか。狛犬でない狛猪、手水舎、猪人形の数々…、京都御所西側、護王神社。イノシシが祭神・和気清麻呂の傷んだ足を守ったという。今年も元気で歩きたい~と新年、足腰の守護神・護王神社へ詣でた。
巳年なので、拝殿前の大絵馬は白ヘビ。そのほかは、境内みんな、イノシシ。社務所側には各地寄贈のコレクション。神代杉のイノシシ像、ウイスキーのマークもイノシシ…どうして、こうもイノシシなのか。そのワケ?は、和気清麻呂公だ。出身は岡山県和気町。山陽線に駅がある。長岡京から平安京へ、桓武天皇に遷都進言で知られている。その清麻呂公、なぜイノシシなのだろう。
神社の絵巻、清麻呂公の御輿回りにイノシシ300頭だ。天皇の傍に仕えた権力者・道教に諫言され、はるか鹿児島へ流される旅の途中、なおも道鏡一派が襲うのをイノシシが現れ、護衛した。イノシシが姿を消えた後、不思議と痛めていた足が元に戻ったという。諸説ある伝説、それが護国神社とイノシシの関係というワケだ。境内、清麻呂公像、お祈りする足形、撫でイノシシ…。本殿に賽銭あげて、2礼2拍1礼…。「今年も毎日1万歩、歩けますように」。
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