書初め「折々のことば」
一年の始まり、あなたはどんな言葉を考えて、筆にしますか。食品、生活雑貨など販売大手の無印良品山科店の新春イベントは、買い物客の書初め。筆も、汚れ防止のエプロンも貸します。半紙は無料です。子どもさん歓迎です~で書きあがった作品の展示100点を見た。
その書、人それぞれとはいえ、面白い。朝日新聞1面、哲学者鷲田清一氏が選ぶ「折々のことば」みたいに半紙に書かれた言葉を分析して、繋ぎ合わせたら、ほんわかと生活感が浮かびあがって来た。「ごはんができましたよ」→「食べる」→「減塩」。2025の始まりに思い浮かぶ言葉としては、何とも単純だけど、考えれば、食は日常の繰り返し、大事なのだ。
筆さばき、上手い下手は問わない。何が書かれているか、だ。「転機」→「何かやる」→「野球」→「勉学に励む」。この言葉の繋がりは一念発起だ、文武両道だ。2025年へ決意新たに。「金を稼ぐ」→「増収増益」→「千万両」→「出あい赤飯」。商いがうまくいって、「のんびり」→「レム睡眠」→「極楽」とつながって「極楽」の筆が踊っている。書に現れた「折々のことば」を綴ってきて「yesか、はいか」だけが、どっちやね!と浮いている。
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