よう成った、よう成った~姫リンゴ
今年は夏も秋も、気象台開設以来という暑さだったのにマツタケはよく採れたというし、いつも歩き抜ける建仁寺境内の姫リンゴは、当たり年か、小さく真っ赤に、たくさん成っている。熟したのは落下、ポトン、ポトン…。姫リンゴを知って、こんな出会いは初めてだ。
春先、白く薄紅色に五弁の花を咲かせ、初夏に青い実をつける姫リンゴ。大和大路側、建仁寺の西門前の木だ。コロナ前、淡い、可愛い花を見つけて以来、毎年毎年、気にして建仁寺を通り抜けている。高さ3㍍ほど、実はどこか、色づきはどうか、春から夏、そして実りの秋へ~だ。繁々した木の中、隠れるように成っている小さい実、見つけると、ホッとする。
師走入り、松原通りから境内へ。例年より遅い紅葉。三門前のウルシの高木がオレンジ色。紅色のカエデ、緑色のマツと並んで、こんなウルシも初めてだ。何枚か写真撮って、姫リンゴを見に行って、木を見上げると、赤いのがあっちにこっちに。木の回りにも沢山、落ちている。収穫時期過ぎているのに、成るにまかせ、落ちるにまかせ、だ。酸味が強く、食べるになじまず~というけど、可愛そう。拾い集め、よう成った、よう成った~と写真を撮った。
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コメント
まるで定点観測ですね。建仁寺通り抜けの際、ふと目にした「姫リンゴ」の春夏秋冬、四季折々を眺めつつリポート。姫リンゴへの愛おしさが伝わってきます。
我が近所のケヤキとイチョウ並木が一気に黄葉し、宮崎とは違う気温の低さ、冷たい風に恐怖を感じます。宮崎の冬は温暖、雪なし。良かったなあ~~
投稿: s.hidaka | 2024年12月 6日 (金) 07時02分