山藤章二の人物風刺は面白い
なにが面白いと言うて、風刺人物画の数々、面白いのなんの…。サブちゃん、鼻の穴が大きい。演歌のベテラン、北島三郎だ。こんな鼻を描いて、ええんか。男の長ドス、女流作家の田辺聖子さん、どっぽりお湯につかり、女の長風呂。タオル頭にええ湯だな、ハハン~。
人物イラストの名手、山藤章二さんの「軟派にっぽんの100人」。出町桝形商店街、お馴染みの古本店。1冊100円の新入荷古本コーナーで見つけた。文庫本のページ開くたび、値段にして、ひとり分1円のニヤリニヤリ…。独りでにやけていてもと、本から写真を撮って、その何人かピックアップした。あんこ椿を歌う演歌の女王、都はるみさんの場合は~。
こぶしきかせて熱唱の似顔絵。横の添え書き。♪…ン~~コづまりは、…ン~~コづまりは…ア、ア、アンアンア…肥えの花…♪。あんこ椿がつまりすぎて泣いている。ブギの女王、淡谷のりこさん。巨乳の間に挟まって…誰かいる。ヌーベルバーグ監督、大島渚さんはカメラの位置がおかしい。撮影がなく、暇で何かが溜まっている?。股下顔幅NO1の裕ちゃん、口八丁手八丁の黒柳徹子さん。米朝さん、勝新、寅さんなどなど、その人物風刺、面白すぎるう~!。
※ 本は集英社文庫。昭和56年3月第一刷。山藤描く人物に井上ひさしなどがエッセイを綴っている。本になって46年、著者の山藤さんはじめ、描かれた多くの方が黄泉の世界へ。
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コメント
「週間朝日」の最終ページを人物イラストで 飾った「ブラックアングル」ーユーモアいっぱい、楽しかったですよね。亡くなったのはついこの前だったのでは。
この週刊誌掲載の有名人のイラストが人気で、「週刊誌を最終ページ(末尾)から読ませる(開かせる)男」と呼ばれましたね。TV のコメンテーター、落語など活躍の場も多彩だったように思います。
投稿: s.hidaka | 2024年12月15日 (日) 08時25分