歩く足は発見センサー
日々出歩いて、ときどき思う。頭か、足か、眼か、身体のどこかに出あいセンサーでもついているのかと。ついこの間、小春日和の日もだ。東山の正面橋から鴨川遊歩道へ降りて、思わぬ発見、一つまた一つである。出歩いてこそだけど、センサーのせいかと思ってしまう。
最初に京都の冬の風物詩、ユリカモメだ。毎年、~今年も3000㌔、カムチャッカ半島から飛んできた~とニュースになる。そのユリカモメの飛来、まだ新聞に出ていない。正面橋すぐ北の中洲、マガモと一緒に30羽ほどいる。白く可愛い。赤い嘴、赤い足がユリカモメの証しだ。今年は暖かく紅葉と同じで、飛来が遅れたようだけど、この発見はニュースだ。
新聞社に通報とも思ったが、やがてわかるだろうと、歩いて今度は舞妓さんだ。訪日の外国人3人、舞妓さん連れて鴨川散策。おぼこ、ダラリの帯、花簪…、近くに五花街の一つ、宮川町、そこのお茶屋さんからだろうか。一緒の外国人、頬が緩んでいる。せっかくの出あい、ちょっと離れて写真撮りのおすそ分けに。松原橋を渡るおり、河原から叡山を描く画家さん、寺町御池では、歳末防犯パレード出発式…、この日も歩き1万、センサーがよく働いた。
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コメント
「犬も歩けば棒に当たる」ーこの諺の棒には「災難・災いに出くわす」と「幸運・幸いと出会う」の二つの意味があるといいます。健脚、健筆さんのセンサーはむろん、幸運と幸いに出会う街歩きセンサーでしょう。
1万歩目標の出歩き、2006年から続くブログ「洋洋日記」のアップ。その博識、見識、そして、元気印に力をもらっています。
投稿: s.hidaka | 2024年12月 7日 (土) 10時09分