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2024年12月 4日 (水)

師走恒例、南座の顔見世

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 書き始め、上がり始めの「まねき上げ」は毎年ニュースになる。その下、今年の演目を描いた役者絵を眺めるのもいい。昼の部の始まり、オペラ調の蝶々夫人から夜の部のトリ、越後獅子まで8枚が並ぶ。この絵は、鳥居清信元を始祖として代々、役者絵伝統の鳥居派の絵師が担当して描いている。今回の演目を知って、仰ぎ見る役者絵の看板8枚、それはそれで、おもしろい。

 

 顔見世興行主催する松竹、今年130周年記念。南座正面に縦長の口上板、昔ふうの文章で書きこむ。筆跡はゴジック流?。乍憚は(はばかりながら)など、漢字はぜんぶ赤字のルビふり。今年注目の演目は~。人気の愛之助が稽古中の怪我で休演も代役・中村壱太郎演じる大津絵の藤娘から鬼までひとり5役、大御所の仁左衛門は忠臣蔵・内蔵助…。鴨川四条大橋角に出雲の阿国像。歌舞伎の発祥はここと、南座方向を見ている。今年の顔見世、さて、見るか見ないか、どうする、どうする~。

 

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コメント

南座恒例の「まねき上げ」「顔見世」~ニュースでもやってました。京も師走やな~と。南座での観劇経験はありませんが、まねき上げと色鮮やかな役者絵を眺めて、感動した18の経験を思い出します。
東京時代、全社の仲間たちと年1回の歌舞伎座観劇会。歌舞伎の魅力を初めて体験。以来、職場から近かったのも幸いして時々足を向けました。
四条大橋角に立つ出雲の阿国の視線は南座を指しているんですね。今度じっくり見てみます。

投稿: s.hidaka | 2024年12月 4日 (水) 09時35分

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