量り売り着物、1g=1円
その店、「1円着物」と看板掲げている。まさか~と、店前で点検すると、天秤量りのイラストが出て、着物の重さを測って「1㌘=1円」の1円だという。店前から店内へ、小紋。訪問着、留袖などぶら下っていて、軽い浴衣は500㌘で500円の値札が付いている。
修学旅行生、外国人観光客が定番の新京極商店街。四条通りから三条通りの500㍍、土産物屋だけでなく、色んな店がある。四条通りから入ると、坂本漢方薬、クルクル回るロンド焼き、ビッグオムレツのスター食堂など昔からの店あって、「1円着物」の店は錦天神の手前だった。調べて、東京・千駄ヶ谷に本社があるKK和心が去年6月、関西初出店という。
西陣、室町…着物の本場、着倒れの京都へ「1円着物」の参入である。なんか殴り込みのようだが、観光客にはわからず、けっこうお客が入っている。量り売りは、アンティークなリサイクル着物だ。ナフタリン臭、990㌘の付け下げは990円。触って軽そうだ。重そうな帯は一律900円。カンザシ、かばんも揃えている。着なくなって、タンスしまいの和装の数々、いま一度、1㌘1円で世に出て、誰が着るか、SDGs、サスティナブルである。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント