植物園100年の輝き
光、ライトが降って来て、沸いている。幾筋も矢のように差し込んでくる。クルクル、キラキラ…回りに回って、踊っているようだ。光の色、薄いベージュに淡いブルー、幽玄の世界へ誘うように変化する。音、その光を際立たせるように静かに静かに…はき出している。
これが、これまでの100年とこれからの100年の輝きだろうか。日本で一番古い公立の京都府立植物園。これまた日本で一番大きい観覧温室を舞台にした100周年特別記念のイベント「ライトサイクル・キョウト」だ。夜6時からの開催、入場料2500円。招待券が手に入り、お月さんが丸くなり出した師走の夜、2500円の光、どんなんかと行った。
演出はマルチメディアスタジオ「モーメントファクトリー」。カナダに本拠があり、ディズニー、ユニバーサル、ソニーイベントなど世界で活動している。正面から入って、紅葉に光あたり、モミの高木はクリスマスの装い。UFOのような観覧温室、内部からの光で浮き出ている。熱帯樹林のジャングル室、バナナやマンゴーの果樹室、サボテンの砂漠室、最後のラン室…昼間なんども行っている室内。ライトもセンターもレフトも、光がサイクルしていた?。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント
日本最古の公立植物園・京都府立植物園が誕生して100年だと~60年も前、学生時代に何度か入園した折、開戦、敗戦の歴史の中で戦後すぐ廃園の危機を味わったことを知りました。
占領軍に全面撤収。花壇や山草園、薬草園などがブルドーザーで潰されて米軍住宅が建設されたと。
その後、いつ米軍が撤退し、再開園したかは知りませんが、こんな所にも戦争の爪痕、傷跡が~~
投稿: s.hidaka | 2024年12月14日 (土) 08時46分