「峠の釜めし」関西初進出
これが、駅弁中駅弁という「峠の釜めし」か。名前だけは知っていた。本物見たからには~だ。ひとつ1400円。即注文、待ったなしで、紙包みを解き、蓋を開いた。益子焼の陶器釜だ。栗、ささがけ牛蒡、鶏肉、甘椎茸、アンズ、うずら卵、グリーンピース、筍、紅生姜…だ。
具が充実している。ご飯は炊き込み、醤油味がやさしい。中山道、標高900㍍の碓氷峠、信越線横川駅でないけど「峠の釜めし」。ここは、大阪梅田の西、JPタワー「KITTE」2階各地のアンテナショップ。長野県境、群馬から出店の「荻野屋」だ。創業は横川駅とともにの明治18年(1885)。昭和の代になり、駅弁「峠の釜めし」であてた。関西では初めての販売だ。
イートインの広い机に金ピカの釜、上からも釜オブジェの電気が下がる。店内、今はない当時の横川駅での駅弁・釜めし販売風景のモノクロ写真など展示してある。「荻野屋」さん、新幹線開通、駅売りから切り替えが早かった。道路網発達でドライブイン販売、さらに東京都内の百貨店など駅弁フェアへ進出。この60年余りで1億8000万個も売ったという。いくら食べれもかまへん、陶器釜は持ち帰ってもかまへん?。売り上げ峠、越しそうにない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント