芭蕉の「幻住庵」に怪獣
案内の看板は、第47回湖青展だ。滋賀県の湖西、青は琵琶湖の青、滋賀県に住まう皆さんのグループ展だろうなあと入って~である。展示作品の中ほどの一枚、見た目が驚いた。俳人芭蕉ゆかり、石山の幻住庵から怪獣がガオッと顔を出している。題名「幻住(獣)庵」。
よく歩き通る三条と御池の間の寺町商店街。ヒルゲートや、ヤマシタ1号館、2号館などギャラリー見て回って、御池側のオプト画廊が湖青展。滋賀リビング倶楽部で水彩画を楽しむ日曜画家の皆さん、一年一度の展覧会という。琵琶湖の夕景、比良の山々、石山寺の参道など風景画の中、坂本にお住まいという小松美恵子さんは、怪獣の出た幻住庵を描いている。
奥の細道を旅した翌年の夏、芭蕉は近江に来て、門人の世話で、石山・国分山の草庵「幻住庵」で暮らした。~先ず頼む 椎の木あり 夏木立~は、その時の一句だ。その幻住庵が絵になり、シャレ気じゅうじゅう?で獣が出た。怪獣のゴジラか、恐竜のサウノザウルスか、はたまたラテン定理のピタゴラスか。茅葺屋根の上、爬虫類の快鳥が飛び出て、絵をよ~く見ると、階段に卵が一つ転がっている。幻住庵を改めて幻獣庵、入るに厳重な注意がいる?。
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