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2024年11月

2024年11月30日 (土)

園児絵画展、花丸の絵

Img_8474_20241127080001 Img_8457_20241127075601  Img_8500_20241127080101 Img_8459 Img_8477_20241127080001 Img_8468_20241127080001  Img_8484_20241127080101 Img_8492 Img_8505_20241127080201Img_8513 Img_8517 Img_8501_20241127080201 Img_8507 この絵も、あの絵も、その絵も、み~んな楽しい。無邪気で、元気いっぱいだ。親鸞さんの命日に集う真宗の檀家さんらの報恩講。その記念で、全国の保育園、幼稚園から寄せられた絵画展だ。作家さんは3歳、4歳、5歳。うまいな、面白いなあ~と一日、見て回った。

 

 会場は3か所。東本願寺の御影堂北側の廊下、しんらん交流館、京都駅前に地下ギャラリーで、200点以上の展示。渡り歩いて、ぜんぶ鑑賞した。これは絵才がある、絵心がある~と思ったり、思わず微笑んだりだ。作品、勝手に審査してデジカメ撮り。花丸がいっぱいだけど、幾つか紹介するとすれば~。まずは、地中の中を覗きこんで描いた人参がいいなあ。

 

 北海道オアシス保育園の二階堂梓さん。土の中に人参が赤い。その上に茎と葉っぱ、太陽ニコニコしている。構図と発想、まだ四つかな。うまいねえ。熊本県の砥用音楽幼稚園の西田凪さんは、いろんな形が面白いとペンタスの花。小さな細かい花と葉っぱ、よう見て描いている。バックの色も生きている。チョウチョ、カブトムシ、トンボ、テントウムシ…画用紙からとび出ている。愛犬かな。豆柴のムギちゃん、可愛いいねえ。これも花丸、百点!。

 

 ※ 報恩講は11月28日で終了。

 

 

 

 

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2024年11月29日 (金)

福岡の「ごぼ天うどん」

Img_8330_20241126084901 Img_8331_20241126084901 Img_8335 Img_8333 Img_8338 Img_8337 Img_8339_20241126085501 Img_8340_20241126085301 ごぼうの天ぷらうどん、略して「ごぼ天うどん」。魚のすり身にごぼう入りの「ごぼ天」と同じみたいだけど、ちがう。ごぼうスライス、さきがけにしたかき揚げふう。福岡県民はてっきり豚骨ラーメンと思っていたが、そればかりでなく、けっこう、うどん好きという。

 

 歩きの流れ、京都高島屋へ寄ったら、7階催し場で大福岡展。明太子かな、玄界灘の魚かな、博多人形かな~と上がったら、イートインで、肉ごぼう天ぷらうどん。ひと月前、大北海道展で札幌味噌ラーメン食べたところ。福岡ならラーメンと思いきや~うどん。それもごぼ天。少し並んで入った。ごぼうだけでは~と、海老2尾もトッピングしてカウンター席へ。

 

 出店は「大地のうどん」。博多駅地下、大宰府、筑紫野などほか、東京にも店があり人気だという。イートイン席から小笠原流で有名な北九州市の小倉城、北原白秋の生家ある柳川の川下りポスターが見える。どっちにも行った思い出がある。ごぼ天のごぼう、長いし大きいし、食べてサクサク、柔らかい。肉は控えめ、海老は細い。出汁は薄味の京都ふう。コシのない麺も特徴のようだ。珍しがり屋のごぼ天うどん体験。なかなか、よかもん、うまかもん!。

 

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2024年11月28日 (木)

木彫さん、こんにちわ!

Img_7875_20241125083901 Img_7892 Img_7880 Img_7883 Img_7886_20241125084601 Img_7902 Img_7900 Img_7894 Img_7879_20241125084401 Img_7911 Img_7872_20241125085101 じっと見ていると、なんかいい。せわしい世の中忘れる何かがある。なんだろう、なんだろう。そうや、素朴なぬくもり。身近な親しみや。人も動物も自然の中で、みんなほんわかしている。寅さん映画の山田洋次監督。「愛情あふれ、心が温かくなる」と言葉を寄せる。

 

 木彫フォークアートおおや第30回記念展。兵庫県北西、山あいの町、養父市大屋町から歴代グランプリ作品などがやってきて、阪急うめだ9階に並んだ。「フォーク」とは人々を意味するフォークダンスのフォークだ。まあ言えば、それぞれの木づくり芸術。大阪梅田へ行くと阪急百貨店1階ウインドウ飾り見て、9階上がって、どんな展覧会かな~で、木彫展だった。

 

 人口2万ぎりぎりの養父市の中の大屋町が1994年から始めた全国公募展。グランプリ作品を収蔵する木彫館は、元は町の診療所という。氷の山、鉢伏…豪雪地帯だ。そこから、作品名の割烹着、テレビの前、お天道さま、猫の洞窟、初恋、大きなおむすび、住み心地のいい家などが来て、展示されている。定年というカバンもある。クスノキ、サクラ、ヒノキの木彫。どれも木の命が甦り、ユニークに生きている。~こんにちわ~と挨拶したくなる。 

 

 ※ 阪急うめだ9階、木彫フォークアート30回記念展は11月18日で終了。作品は養父市大屋町の木彫館で常設展示。

 

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2024年11月27日 (水)

「シロテ・テナガザル」の木渡り

Img_8143 Img_8144Img_8276_20241124075301 Img_8148 Img_8278_20241124075401 Img_8145_20241124075101 Img_8152_20241124075201 Img_8268 Img_8264_20241124075201 Img_8282_20241124075301Img_8274_20241124075701 ひょいひょいと、右から左へ、左から右へ…。後ろ向きからクルリと前へ向きを変えたり…。檻の中の木渡り、まるで公園の雲梯(うんてい)だ。手が白く、なんとも、長い。「シロテ・テナガザル」。テが二つ続く「白手・手長猿」。手の長さ、身体の1.5倍だそうだ。

 

 蹴上から岡﨑へ、通り抜けする京都市動物園。いつも檻の奥に引っ込んで、そう見ないシロテテナガザルがいた。名前は「シロマティ」。相方、毛の黒い「クロマティ」が2月に他界して、だいぶ経ち、やっと元気が出て来たようだ。通り抜け暫く忘れて、その軽やかな動き、長い手に見ながら、南禅寺の塔頭、金地院前の案内看板、重文襖絵の猿を思い出した。

 

 小堀遠州作の「八ツ窓茶席」に長谷川等伯が描いた「猿候捉月図」(えんこうそくげつず)の猿だ。木にぶら下がる猿が、池に映った月を捕まえようとしている。このお猿さん、手が長い。地下鉄蹴上駅降り、動物園への道筋、案内看板よく出あい、何年か前、本物の絵を見ている。等伯のモデルでないにしてもよく似ている。動物園のシロマティ君はオスの40歳。だいぶお年で後期高齢に入っているようだが、木渡りはさすがにうまい。何度見ても手が長い。

 

 ※ シロテテナガザルは中国、東南アジアの熱帯雨林に生息。いま、エサ不足、ペット化など絶滅危惧種に。寿命は野生で40年、飼育で50年。

 

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2024年11月26日 (火)

久しぶりに「弁慶うどん」

Img_8083_20241123070101 Img_8069 Img_8070_20241123070001 Img_8074 Img_8075 Img_8077 Img_8079_20241123070101 Img_8087_20241123070101 Img_8088 ずいぶん行ってない。人気らしいけど、どうやろう~変わったかな。久しぶりやし、行ってみようと入った。屋台から自立して50年という「弁慶うどん」。牛若、弁慶像が立つ五条大橋から東へ100㍍、国道1号の五条通り北。格子ドアの入り口、な~んも変わってない。

 

 店内のカウンター10席、畳みにテーブル2つ…前とおんなじだけど、すぐ座れない。客が一杯、後ろで待った。前はこんなことなかった。注文、そらあ、店名どおりの名物「弁慶うどん」。値段1100円。7,8年前はたしか900円。これは変わっている。諸物価高騰仕方ない。空いた畳席へやっと座り、懐かしい弁慶うどんが来た。どうかな、どうかな~。

 

 ネギにピリ辛のゴボウが入っている。一枚揚げの大きな甘きつね。辛いのと甘いの…これこれ、変わりない。煮込んだ肉、一緒一緒。麺はむかしのまま細い。香川の讃岐うどんとちがって、コシがないのが、京都らしくていい。出汁、ピリ辛が勝っている。喉がヒリヒリするのがいい。これも同じで、いい。見渡した客層、う~ん、変わっている。清水寺へ道筋の店だし、観光客が増えているようだ。五条大橋、なぎなた持った弁慶像、変わっていない。

 

 

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2024年11月25日 (月)

大道芸は「スタチュー」(銅像)

Img_7868_20241122081401 Img_7859_20241122080901 Img_7860_20241122080801 Img_7861_20241122081001 Img_7862 Img_7867 Img_7866_20241122080901  白、白、白…まるでペンキ塗りたてのような白だ。これはだれだ、なんだと、白を知ろう?と近づいた。ヘルメット、メガネ、工事現場作業服、手袋、運動靴…みんな白い。前に投げ銭のカンカン。動かないことが「芸」の大道芸さんだ。いつ動くのか、しばらく見続けた。

 

 JPタワー出来て、西から東へつながった大阪梅田の高架歩道だ。来年の関西万博が近づき、JR大阪駅前が整備されてきた。今のJR大阪駅は5代目。初代は明治7年(1874)に田んぼの中に開業「梅田すてんしょん」と物見遊山の人垣だったという。大阪中郵改め、39階建てビルになったJPタワーのところ、当時は曽根崎村。それから150年である。

 

 JPタワー「KITTE」2階、全国土産テナント、群馬の「峠の釜めし」をイートインして、高架歩道を阪急側へ歩いていて~だ。スタチュー(銅像)と呼ばれる、動かぬ大道芸だ。そのいでたち色々で、京都市内でも何度か見ていて知っている。たまにまばたき、ずっと直立していて、カンカンに投げ銭が入ると、操り人形のように動く。白ペンキ塗りたてのスタチューさんもそうだった。両手広げて、右手突き出しエエイッ!…これが「芸」??。

 

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2024年11月24日 (日)

「峠の釜めし」関西初進出

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 具が充実している。ご飯は炊き込み、醤油味がやさしい。中山道、標高900㍍の碓氷峠、信越線横川駅でないけど「峠の釜めし」。ここは、大阪梅田の西、JPタワー「KITTE」2階各地のアンテナショップ。長野県境、群馬から出店の「荻野屋」だ。創業は横川駅とともにの明治18年(1885)。昭和の代になり、駅弁「峠の釜めし」であてた。関西では初めての販売だ。

 

 イートインの広い机に金ピカの釜、上からも釜オブジェの電気が下がる。店内、今はない当時の横川駅での駅弁・釜めし販売風景のモノクロ写真など展示してある。「荻野屋」さん、新幹線開通、駅売りから切り替えが早かった。道路網発達でドライブイン販売、さらに東京都内の百貨店など駅弁フェアへ進出。この60年余りで1億8000万個も売ったという。いくら食べれもかまへん、陶器釜は持ち帰ってもかまへん?。売り上げ峠、越しそうにない。

 

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2024年11月23日 (土)

全国アンテナショップ、土産旅

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 JR大阪駅、新しく出来た西口改札出て、新しく出来たJPタワーのKITTE2階だ。初めて行った夏は見て回れずだった。晩秋、二度目に行って、全国各地を土産旅した。大阪のお隣、知事選で注目集めた兵庫県はおみやげ発見屋。たしかに兵庫の土産?って、なんやろうだ。京都からも出店。あれやこれやで、抹茶のあれこれ。テーマは洒落っぽく「今日の京都」。

 

 何度も行った宮崎が出た。完熟マンゴ、宮崎牛、それに餃子が日本一だ。赤い鳥居は厳島、ひろしま。お好み焼きなら「みっちゃん」。升の角打ちは新潟。酒や酒や、酒もってこい。シーサーはセンサー?沖縄の魔除け獣。粘土こね、みんなでシーサー、ソーサー?。富山はます寿司、貴重な白海老。鹿児島は売り子さんの法被が桜島。岡山は倉敷、ふろしき?大手饅頭。福井は恐竜、何を売る。そらあ、カニやカニ。いつでも、どこでも北海道、珍しくないが、人は多い。

 

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2024年11月22日 (金)

「本能寺の変」の石碑

Img_7613 Img_7611 Img_7609_20241117074001 Img_7716_20241117074201 Img_7717 あの「本能寺の変」は、ほんまはここ!と立派な石碑が立っている。今も残る仁丹の町名表示プレートは「京都市中京区油小路通り蛸薬師下ル」。消防器具を収納した本能消防分団の隣だ。砂利を敷いた囲いの中、縦横1㍍ほどの石碑に由来を書いた銘板がはめ込まれている。

 

 予約また予約で通う虫歯治療。歯医者さんは、町中の四条西洞院西へ行った所。治療すむと、そこを拠点に歩く。碁盤目の町並み、西か東か、北か南か~。この間は油小路通りを北へぶらり行って、本能寺跡だった。世界的な指揮者、佐渡裕さん出身の市立堀川高校が近い。前にも確認に行き、知ってはいたが、歩き通っての出あい。改めて銘板をしっかり読んだ。

 

 石碑は京都市役所前の御池寺町にある現在の本能寺が建て、由来を書いている。寺は、日蓮さんを開祖とする法華宗。始まりは応永22年(1415)の本応寺から。焼けたり、場所が代わったりで、本能寺になり、天正10年(1582)6月2日、光秀謀反で信長自刃、お寺が焼失した。寺側は7年後に再建の上棟式を迎えたその日、天下をとった秀吉から現在地へ移転命令。「一山、大衆声を放って号涙す」とある。移転の無念、いかばりだったか~。

 

 ※ 写真右2枚は現在の本能寺。

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2024年11月21日 (木)

顔の大写し、人気の3人はだれだ!

Img_7773 Img_7757_20241118092401 Img_7751 Img_7752 Img_7753 Img_7750  動く歩道の動かない歩道側だ。壁面に若い男子3人の顔大写し。何枚も並んでいる。カメラ持つ女性たち、ワアワア、キャアキャア~と群れて、警備員さんが「歩いて下さい」と呼びかけている。なんだ、なんだ、人気の三人はだれなんだ~と、歩き通って、また戻った。

 

 阪急電車梅田駅降りて、3階改札からエスカレーターで、階下の阪急デパート側へ。百㍍はある動く歩道、相変らず人また人も、いつもとちがう。この写真めがけて女性がわざわざ来ているのだ。男性3人は、コーセー化粧品が「雪肌精」の商品PRに起用したダンスヴォーカルグループ「ナンバー・アイ」。元ジャニーズのキング&プリンスのうちのメンバーだという。

 

 顔の大写し、壁面に2㍍も。手を顔に当てたりした一人一人と三人の一緒など。これぞ、アップに耐えられる顔というのだろうか。化粧品「雪肌精」は日本初、美白と肌あれ防止のW効果~と出ているが、この3人起用で、トリプル効果だ。コーセー化粧品、だれがコーセーと決めたか、あたったようだ。電車降り、梅田へ出て最初の出あい。写真展示はこの日が最終日とか。歌って踊って、若く男前の「ナンバー・アイ」、おじさん、知らずでした。皆さん、人気ですねえ~。

 

 ※ ナンバー・アイは平野さん、神宮寺さん26歳、岸さん28歳。昨年3月、ジャニーズ事務所離れ、キング&プリンスのメンバーの中の3人が結成。

 

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2024年11月20日 (水)

秋、色づき始め?

Img_7956_20241119080101 Img_7957_20241119080101 Img_7958 Img_7959_20241119080101 Img_7964_20241119080401 Img_7970_20241119080501 Img_7977_20241119080501 Img_7980_20241119080501 Img_7982_20241119080601 Img_7991_20241119080601 Img_7995 Img_7998 冷えてきて、やっと樹々もその気になってきた。この秋の紅葉と黄葉だ。新聞の紅葉だより。「色づく」が揃って、名所の東福寺は「見ごろ」。日課のぶら歩き、どれくらいの「色づき」かなあと、祇園さんから円山公園、知恩院、青蓮院を通って、岡崎疎水あたりを巡った。

 

 いつもの歩き、好きなコースの一つだ。円山公園のしだれ桜、秋も暑かったからか、枯れ落ちている。瓢箪池回り、カエデはまだ青い。法然さんが浄土宗を開いて850年の知恩院山門回り、ところどころで、染まり始めている。樹高10㍍はありそうな高木、イチョウでなく、ブナだろうか、黄色い。黒門前の赤さがよく目立つ一本、大きな葉のカエデのようだ。

 

 青蓮院の根っこ膨らむクスノキの老木。春夏秋冬変わらない。京の七口、粟田口の小さな公園の中、低い木が黄金色に枝垂れている。なんだろうとググールレンズ。イチョウと出たり、ツルアジサイと出たり…、グーグルレンズも迷っている。秋に黄葉する樹木は多い。宿題になった。神宮道から岡﨑公園、枯れ落ち葉が赤い。疎水沿いの樹木、「見ごろ」が近そうだ。天気は晴れたり時雨れたり。歩き7千歩で、鴨川の御池大橋は午後2時頃、しぐれ虹が出た。

 

 

 

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2024年11月19日 (火)

島津製作所旧本社は「フォーチュンガーデン」

Img_7720_20241116073601 Img_7723 Img_7535 Img_7542 Img_7546_20241116074701 Img_7548 Img_7550_20241116074701 Img_7541 Img_7726_20241116074501 もう何年前か、社員の田中耕一さんがノーベル賞を受賞した島津製作所の旧本社がレストランになっている。京都市役所の北側、元長州藩邸・京都ホテルオークラの向かい側だ。近代建築の巨匠、武田五一さん設計、4階建てビル。入ろう、入ろう、入ろう…で入った。

 

 地下鉄駅出て、いつも歩き通る河原町通りだ。右読みの「島津製作所」の社名が残った昭和2年(1927)の建築。玄関は楕円、両横にランプ灯…、武田が欧州で学んだアールデコ様式を取り入れている。結婚式場など兼ねるレストランの店名、苦手な横文字「FORTUNE GARDEN」。調べて調べて、幸福な~を意味する「フォーチュンガーデン」だ。

 

 ビストロ、フレンチ…昼のランチコース。12年前にリノベーションの館内、広く満席だ。天井から大きな扇風機、竹林の庭も見える。飾り、ワンちゃんがいる。帆船模型も…と見ていて、コース料理が出て来た。よく舌がもつれるモッツレラと用があるのに洋梨、秋茸のウフフコット…底の半熟卵をかき回すと美味しい。ウフフ…と笑みが出る。メーン、豚肉ロースの炭火焼きだ。レトロな館内を見渡しつつ、ナイフとフォーク…、初体験気分はミディアムだった。

 

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2024年11月18日 (月)

芭蕉の「幻住庵」に怪獣

Img_7515_20241115075901 Img_7513_20241115075901 Img_7412_20241115080501 Img_7518 Img_7516_20241115080001 Img_7517_20241115080001 案内の看板は、第47回湖青展だ。滋賀県の湖西、青は琵琶湖の青、滋賀県に住まう皆さんのグループ展だろうなあと入って~である。展示作品の中ほどの一枚、見た目が驚いた。俳人芭蕉ゆかり、石山の幻住庵から怪獣がガオッと顔を出している。題名「幻住(獣)庵」。

 

 よく歩き通る三条と御池の間の寺町商店街。ヒルゲートや、ヤマシタ1号館、2号館などギャラリー見て回って、御池側のオプト画廊が湖青展。滋賀リビング倶楽部で水彩画を楽しむ日曜画家の皆さん、一年一度の展覧会という。琵琶湖の夕景、比良の山々、石山寺の参道など風景画の中、坂本にお住まいという小松美恵子さんは、怪獣の出た幻住庵を描いている。

 

 奥の細道を旅した翌年の夏、芭蕉は近江に来て、門人の世話で、石山・国分山の草庵「幻住庵」で暮らした。~先ず頼む 椎の木あり 夏木立~は、その時の一句だ。その幻住庵が絵になり、シャレ気じゅうじゅう?で獣が出た。怪獣のゴジラか、恐竜のサウノザウルスか、はたまたラテン定理のピタゴラスか。茅葺屋根の上、爬虫類の快鳥が飛び出て、絵をよ~く見ると、階段に卵が一つ転がっている。幻住庵を改めて幻獣庵、入るに厳重な注意がいる?。

 

 

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2024年11月17日 (日)

「時代遅れ」の花

Img_7179_20241114075701 Img_7172 Img_7075 Img_7436_20241114075401Img_7597Img_7490 Img_7491 Img_7601 人知れずというか、さりげなく咲く花がいとしい。♪~…目立たぬように、はしゃがぬように…~♪。河島英五が歌う「時代おくれ」の歌詞のような花もいい。大輪、懸がい…育てられて愛でられる菊でなく、どこかでそっとの菊、野菊もそんな時代遅れの花だろうか。

 

 京都府立植物園の北側、茂みの中だった。針葉樹林が林立、日当たりがよくない所で、野菊だった。一輪、二輪とそう群れずに咲いている。花名を記す植物園の札はない。秋から冬へ、自力で咲き出したようだ。近くに黄色いツワブキ。やはり名札はなく、野菊と同じようにそっとだ。建仁寺境内、姫リンゴもそうだ。誰にも知られず、小さな実を赤くさせている。

 

 西本願寺へ行く道、左女牛井の旧蹟の草むらでランタナも見た。夏から今もだ。自宅帰りの清水焼団地。陶器の老舗・たち吉配送センターの植垣。よく見る南天と、そうは見ないザクロの赤い実。難を展じるナンテン、種が多く子宝のザクロ。どちらも縁起よしと、勝手に実っている。枝先に紫の粒々は、いま大河ドラマ中のムラサキシキブだ。なぜか、ザクロと一緒に人知れずだ。コンクリートの割れ目からビワの幼木。どれも、さりげなくが、いい。

 

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2024年11月16日 (土)

歩いて発見、面白キャッチ

Img_7060 Img_7466_20241113083801 Img_7036_20241113084301 Img_6863 Img_6631_20241113084401 Img_6630_20241113084401 Img_6618_20241113084401 Img_6513_20241113084501 Img_6512 Img_6663  サングラスの女性が「Oh My TAKO!」と叫んでいる。訳したら「ワタシのタコさん!」。「TO GO」は~テイクアウトできます~。たこ焼き屋さんのキャッチコピー、見るからに微笑ましい。インバウンド、外国人観光客の歩きが急に増えている街角で見た。

 

 ぶら歩き、これは愉快だ~と思うと、写真を撮っている。西本願寺前の龍谷ミュージアム。開催中の秋季特別展は「眷族」(けんぞく)。お釈迦さんなど主尊の脇を支える従尊。副題は「ケンゾク、ぞくぞく大集合!」。洒落の巧みさ、心がぞくぞくする。多種多様なラベルに~誰がハゲやねん~。我が頭も頭、ドキッとして、よく見たらカッパ。頭の皿が乾いている。

 

 ハゲはハゲで、整髪、洗髪?簡単、そう怒ることでもない。11月24日は鰹節屋「イイフシ」の日。何の日は節目、節目で誕生する。「倍ナポ」は、スパゲティのナポリアンが通常の2倍。「ウエルネス体操」?有酸素運動のヒットネス体操に対し、心を加えて、よりよく生きるウエルネス。やっと世の中に浸透か。フードマーケットでもっと「TAVELT」。ハロウインは「かぼちゃメロンパン」。天ぷらまつりは「タルタル天ぷら」。歩いて発見、キャッチ発見!。それが面白い。

 

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2024年11月15日 (金)

京都画壇「石崎光瑶」って?

Img_7377Img_5992 Img_7375_20241112080901 Img_7370 Img_7395 Img_7386 Img_7393 Img_7384 Img_7380 応挙、呉春、幸野楳嶺、上村松園、竹内栖鳳、上村松篁、奥村厚一、小野竹喬……、それにそれに~だ。京都画壇の花鳥画でもう一人、忘れていませんか~と、「石崎光瑶」である。明治生まれ、富山県砺波出身。京都文博で、ことし生誕140周年記念の大回顧展があった。

 

 NHK京都近くの大垣書店。烏丸三条上ル、京文博の会場に近い。書店ショーウインドウ、会期中に石崎光瑶の魅力を伝える案内が並んだ。「まばゆく華麗な花鳥の世界」「京都画壇の知られざる巨匠」「若冲の代表作発見」などなどだ。「石崎光瑶」―あまり名前聞いたことがないのに、このキャッチだ。どんな画家、どんな絵と、気になっていて、最終日に行った。

 

 緻密、繊細、華麗、迫力…どう表現したら、いいのか。白い孔雀、その羽根の広がりがまぶしい。インドの熱帯の密林、ビンロウの巨大な葉が迫ってくる。画面は緑また緑。こっちは赤い絵。鳳凰木とスコール、インコなど鳥が飛び回っている。京都で竹内栖鳳に学んだ30歳代、インドに9か月滞在、目に焼き付けた南国の風景画だ。6曲一双の屏風絵。花と鳥に色が画面から溢れている。若冲に憧れ、模写も心憎い。「石崎光瑶」―、忘れられない。

 

 ※ 石崎光瑶(1884-1947)。富山県生まれ。金沢で江戸琳派、京都で竹内栖鳳に学ぶ。インド旅行してに「熱国姸春」「燦雨」「白孔雀」は文展、帝展で特選、代表作。文博の展覧会は11月10日で終了。展示作品の多くは石崎家族からの富山南砺市福光美術館所蔵。

 

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2024年11月14日 (木)

秋の空

Img_7358_20241111074601 Img_7356 Img_7354 Img_7357_20241111074601 Img_7294_20241111074501 Img_6916Img_7327Img_7398 Img_7217 Img_6937 秋だ。空だ。雲だ。毎日どこかで、空を見上げ、写真を撮っている。一点の陰りもない空、どこか寂しそうな空、薄い雲が散らばった空、白と灰色の雲が混ざる空…毎日色んな空、そらそうや?と広がっている。


 京都御苑の空がいい。晴れた日、御苑内歩き。広い砂利道の真ん中から見上げる。ベンチで腰を掛けて見上げる。どの角度で見上げても空が大きい。気持ちゆったり、心も大きくだ。歩き進んで、いつか雲の形が変わっている。フワリちぎれ雲、雪山のよう雲、鯖雲、綿雲…秋の雲だ。


 だれの一句だったか。「去るものは 去りまた充ちて 秋の空」。そや、飯田龍太。「砂のごとき 雲流れゆく 朝の秋」。これは正岡子規だ。いつどこで、どう見るか、どう感じるか。雲も人も、それぞれだろう。撮った写真、パソコンの中。鴨川、バス停前、京都市美、植物園…晴れた空も色あいがちがう。秋、空、雲、人。そらあ、それぞれだ。

 

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2024年11月13日 (水)

吉野家はタブレッド注文

Img_6860  Img_6859_20241110071901 Img_7142_20241110072001 Img_6857_20241110071901 Img_6855Img_7149Img_7138_20241110072401 Img_7143_20241110072001Img_7151_20241110072101 時代、時代…年とって新しい時代にどうついて行くか。自販機からバーコード、QRコード、タッチパネル…、注文すること、オーダーの自動化、セルフ化が進んでいる。オダオダ?していられない。牛丼で名をあげた吉野家、前は口頭注文が、いまは一人一台タブレットだ。

 

 親子丼のなか卯も松屋も自販機で、番号呼び出しのセルフだが、メニュー見て、~これお願いします~と昔ながらの吉野家が、ここへきて一歩前へ出た。牛丼に紅生姜のメニューも鰻も入り、ずいぶん多様化している。ぶらぶら歩き、京都大丸斜向かい、いつも並び待ちの吉野家で、すき焼き鍋膳がいいなあ~と入って、カウンター席前にタブレッドが置いてある。

 

 どうするのか、ややこしいし、口頭で頼むと、店員さんがタブレット見て、タッチまたタッチの注文見本。向かいの席ではインバウンドの米国人らしいおばさん二人。アイアムソーリとかなんとか、店員さんとやりとりしている。日を置いて、烏丸五条西北の吉野家。今度は「肉だく牛オムハヤシライス」。やはりタブレット、もう予習は出来ている。男が黙って勝負する、いやオーダーする。前にお隣、若い人たちと一緒。時代の先端を走っているような、

 

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2024年11月12日 (火)

コスモス、キク、ドングリ、コケ…植物園

Img_7154_20241109075401 Img_7203 Img_7214 Img_7196_20241109075501 Img_7252 Img_7225 Img_7238 Img_7184Img_7158_20241109075401 Img_7251 秋空に下、コスモスが見たくて、また行った。いつもの京都府立植物園、11月入り初めてだ。北山門入ってすぐ、赤、白、ピンク。期待どおり、フワフワ、見上げる空は真っ青。品種の白は「ソナタホワイト」、ピンクは「ソナタピンク」…、見るのは「アナタブルー」?。

 

 園内ぶらり、ぶらり。秋の植物園、いろいろある。大芝生前、恒例の菊花展。枚方菊人形に負けじと恐竜飾り。ティラノサウルスだ。ウオッ!よう出来ている。大菊の真ん中、蜜吸うアブ、近づくとあぶない。どんぐり入りの瓶を抱えた熊の彫刻。ブナ、ナラガシワの実など拾い集めるドングリポストの新設。熊さんのいる動物園へ配達という。熊の名前募集中。

 

 大芝生から東山の比叡山くっきり。標高848㍍。デジカメアップ撮り。回転展望台か頂上が見える。あそこは京都でなく大津。植物園会館は、「苔・コケ・こけ展」。コケは世界で1万8千種、昔は「木毛」でコケ、名前がややこしい。屋久島でコケる~は洒落か、キャッチか。品種に「苔こっこ」。朝が来た!。四季彩の丘で、重さ10貫目のユウガオが4つもゴロン。皮は干ぴょう。その花だれや、ダリア。紅葉はこれから。いまはハナミズキが赤い。

 

 

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2024年11月11日 (月)

涙の「うさぎ観音」

 Img_5851_20241106075201 Img_5853 Img_5855_20241106075301 Img_5852_20241106075301 耳をピンと立てた白いウサギさん、目に涙をいっぱいためて泣いている。なぜ悲しいんだろう。泣いたら、あかん、泣いたら、あかん~と見上げたら、うさぎさんは両手を合わせ、何かに祈っている。高さは3メートル、地球が心配でお月さんから降りてきたのだろうか。

 

 滋賀県立美術館のフロア、現代美術家イケムラレイコ(池村玲子)さんの作品「うさぎ観音」だ。小倉遊亀さんら常設コーナーから企画展に会場へ行く所に展示してある。イケムラさんが2011年、東日本大震災の衝撃を受け、制作した「ウサギ観音」シリーズのひとつ。涙のウサギさんや微笑むウサギさんなど、表情は様ざまで、救いの女神を象徴している。

 

 いつから展示されたのか、県美へいくたびに見ている。この間は染織家志村ふくみさん生誕100年展で見た。イケムラさんが滋賀陶芸の森で制作した作品で、こちらへ「移住」してきたらしい。館側の説明が出ている。~タイトルは観音だが、スカート姿でもあり、マリアさま、女神さまと見ても~という。大粒の涙は鎮魂の思いからと。大きく開いたスカート、中に入るとウサギさんの心に癒されるとか。今度行ったら、そっと覗いて見ようかなあ。

 

 ※ イケムラレイコ(1951~)三重県津生まれ。大阪外国語大学スペイン語科卒後セビリア美術大学留学。国籍スイス。ドイツ・ベルリンとケルンに居住。2019年、新国立美術館で「土と星」展開催。芸術選奨文部科学大臣賞。

 

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2024年11月10日 (日)

ブラタモリ、東海道57次へ

Img_7034_20241108075501 Img_7030 Img_7032_20241108080101 Img_7026_20241108075901 Img_7027 Img_7028 Img_7029_20241108080001 「東海道は53次だけでない。57次もある」と久々にタモリさんが出た。文化の日挟みNHKTVは3夜連続で、8か月ぶりのブラタモリ。東海道歩き、京都に入って、三条大橋へ行かず、伏見、淀、枚方、守口から大阪の高麗橋ゴール。なんで57次と歩きあかした。

 

 放送すんで、1週間ほどだったか、ぶらり歩いて、HNKの京都放送局。地下鉄烏丸御池駅のすぐ近くだ。一服兼ねて、8K映像見に入って[帰って来たブラタモリ-東海道57次」展だった。放送で出た写真の展示があり、あの3日間のTVを思い出した。53次と57次の分岐点は大津の追分。右に京都、左に伏見。真ん中に民家。歩いてよく知っている所だ。

 

 あの民家、家の半分、表側は大津、裏側は京都の地名だけど、それは出ず、どうして、三条大橋へ行かなかったかがテーマ。それは、徳川の思惑だったと。西国大名の参勤交代、京都へ行けば御所あり、挨拶などで皇室との親しくなるのを回避さす道が57次だったと。写真展は放送3夜のうち、京都放送局なので京都エリアが中心。伏見稲荷大社、藤森神社、淀の京都競馬場、石清水八幡ケーブル…。ぶらり歩いて、ブラタモリ。その出会い、ブラリ効果!。

 

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2024年11月 9日 (土)

上村淳之さん逝く

Img_6986_20241107070501 Img_6987 Img_6988 Img_6991_20241107070601Img_7053Img_7052 親子3代で文化勲章の日本画家・上村淳之さんが逝った。11月1日、新聞記事では老衰、91歳だった。美人画の祖母・松園さん、花鳥画の父・松篁さんに続いて花鳥画、鳥また鳥を多く描いた。おりから、京近美で淳之作品2点が展示中の訃報、その作品を見に行った。

 

 京都新聞朝刊1面、作品写真も載り、大きな訃報記事だった。社会面は美術記者の評伝。~鳥を愛し、鳥と生き、鳥を描いた~と巧みな書きだし。奈良の自宅で飼う鳥と向き合い、制作する写真も載った。京都画壇の名門の家で生まれ、葛藤も大きく「父母は絵描きに反対、家に居づらかった」らしい。一人住まいの話し相手、竹籠の小鳥だったと書かれていた。

 

 京近美は父・松篁さんが脱官展で起こした創造美術の流れを組む創画会改称50周年記念の特集展示。上村淳之さんの作品は、昭和53年、第5回創画会の出展で、45歳の円熟。前期は父松篁さんに孔雀だったが、後期で淳之作品に入れ替わった。朝もやの川、渡り鳥のシギが描かれている2点セットの作品。作者生没年の表示。展示初め(1933-)は、会期中の逝去で(1933-2024)に。画家の生から死。遺作となって、新たな存在感を示していた。

 

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2024年11月 8日 (金)

「よしもと京都・河原町劇場」

Img_6844_20241105080101 Img_6846_20241105080201 Img_6845_20241105080201 Img_6849 Img_6848 Img_7092_20241107175001 Img_7097 おばさん二人、いや、おばちゃんかな。お姉さんではない。大阪のおばちゃんやろうか。畳一畳ほど、小さな舞台。マイクの前に立って、お笑いポーズを取っている。買い物途中の記念撮影だろうか。吉本のホンモノの芸人さんみたいにも見える。その場面がおもしろい。

 

 京都四条河原町、高島屋の向かい、交差点渡ってエディオンの前に出来た「よしもと京都・河原町劇場」の特設舞台だ。八坂神社前、常打ちの祇園会館内「よしもと祇園花月」が、京五花街のひとつ、祇園乙部の第65回祇園をどりが恒例で11月の開催。その間だけ、高瀬川沿い、ヒューリックホール(元立誠小)へ移っており、そこへ客寄せPRの河原町劇場だ。

 

 建仁寺抜け、秋の陽光できらめく鴨川、四条大橋を渡って、西へぶらり。いつもは「iPhoneあります」の看板が出ている場所。吉本芸人の顔写真ずらり。PR担当の女性に聞くと、笑い飯やスーパーマロドーナや、COWCOWや~などという。新喜劇舞台の花月うどん、小さな舞台にマイク。ぐうぜん、通りがかって、写真撮影中のおばちゃん二人だ。マスク取り、手を上げ、肩寄せ、ニッと笑って…。京都へ遊びに来た大阪のおばちゃん!、まあ、まちがいない。

 

 

 

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2024年11月 7日 (木)

銀杏が落ちている~

Img_6882 Img_6881 Img_6879_20241104084501 Img_6875 Img_6885_20241104084401Img_5287_20241106183801 まだ紅葉は早いだろうなあ。まあ、ベンチに座って本でも読もうかなあ~と、京都御苑へ歩きに行って~である。前日の雨から好天率90%の文化の日、雲のない空が広がっている。如意が岳の「大」が見える寺町門まで来て、イチョウの大木回り、銀杏の実が落ちている。

 

 ちょっとやそっとではない。樹高にして15㍍、ビルの3階はある。京都御苑内20本というイチョウの巨木のひとつ。銀杏の実をつける雌のイチョウだ。鴨の脚に似た青い葉、すこし黄色くなり始めている。熟し落ちたオレンジ色の果肉、強い臭いが鼻につく。風が吹くと落下。「頭上注意」の囲いが木の回りに出来ている。プーンと匂い、ポトン、ポトン…。

 

 銀杏(ぎんなん)、茶わん蒸しに欠かせない。青い実の串刺しもいい。炒るか、焼くか、秋の味覚だ。若返り、高血圧予防…栄養価が高い。花言葉は「長寿」だ。大津の居酒屋・林屋では、炒った塩味の銀杏、秋メニューの一つ。持ち帰りもできる。銀杏拾い。ビニール手袋にマスク、拾って果肉取って水につけ、乾かして…手間がかかりすぎる。林屋の銀杏がいい。中国原産、生きた化石、寺社の耐火樹、黄葉景観…、そして銀杏、いま、落ちている。

 

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2024年11月 6日 (水)

「ワニのためのフーガ」展

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 「ザ・トライアングル」。市美リニューアル開館いらい、若手現代アート作家が交代で展示を続けている。ガラス壁面と地階の展示スペース。階段、EVで連動している。作品は3か月に一度は変わって、歩くたびに「あれはなんだ!」「これはなんだ!」である。いまは、サメもいるけど「ワニのためのフーガ」展という。若手現代アート作家3人の合同企画だ。

 

 「古事記」など神話のワニがテーマ。因幡の白兎とワニ、海神の豊玉姫とワニなどだ。ワニやサメが爬虫類かどうか~も含め「フーガした」という。現代アートは各ジャンルで多様化、これもそのひとつと見た。「フーガ」の意味、ネットで調べて「追跡」だろうか。ワニもサメも、ガラス面にシール貼り。地下は塗り絵、風船、彫刻…、みんな妙な作品だ。AIで描いたワニ、15分ごと膨らむワニ姫の風船…、アイシー、ユーシーと首を捻りつつ見た。

 

 ※ 作者は山田周平さん、小池一馬さん、神馬啓佑さん。三人が「MIKADO2」を構成しての出展。12月22日まで展示。

 

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2024年11月 5日 (火)

百万遍界わい

Img_6715_20241102080801 Img_6717_20241102080801 Img_6676_20241102080701 Img_6719 Img_6708_20241102080901 Img_6679 Img_6688Img_6681_20241105064101Img_6682 Img_6727_20241102080701 百万遍、百万遍、百万遍…、1回言っても、10回言っても、百万遍?。京都の東大路と今出川の交差点。なんで百万遍か、近くの法然さんの浄土宗百万遍知恩寺に由来している。そのずっと昔、疫病祈祷で効果あり、後醍醐天皇が御礼で「百万遍」の号を贈ったからだという。
 
 百万遍交差点ー。師走に高校駅伝、新春に女子駅伝が走り抜ける。東南かど、いつも京大11月祭の立て看。今年の統一テーマは「無限の才能。略して無能」。どう解釈するか。外国人留学生「Oh!ノウ」。西南かど、昭和50年7月、第一勧業銀行百万遍支店で5300万円強奪事件。当時取材。犯人4人、わからず時効。その現場、今、ドラックストアに。

 

 百万遍知恩寺ー。境内奥の庫裏。学生時代、蒲団持ち込み、自炊の駅伝合宿。社会人になって御影堂で会社の物故者法要の数珠送り。わりにご縁がある。いまは境内で、秋の古本まつり。毎年行って、今年は雨予報で露天本は、ビニールかぶり。境内の古書店回って、元毎日新聞で1面余禄執筆、古谷綱正さん「新聞作法」発見。昭和33年初版定価は130円。堀だし本と思い、200円で買った。1度行っても2度行っても百万遍?。その界わいの今昔、思い出が多い。

 

 

 

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2024年11月 4日 (月)

秋はマツタケ、今年は?

Img_6633 Img_6641_20241101070401 Img_6640 Img_6506 Img_6656_20241102081501    秋 の味覚と言えば、サンマ、さつま芋、柿、ぶどう…、それもそうやけど、もう一つ、ほれ、あれや。えっ、ナニかなあ。その答え、ちょっとまったけ。そや、それ、マツタケや。毎年、国産は高くなっているし、外国産がどんどん増えている。今年はどんな具合か、だ。

 

 ぶら歩き、高島屋、大丸のマッタケ売り場。米国産、カナダ産、中国産、国内では長野産、和歌山産などだ。四季の野菜専門店、寺町三条上ル「とり市」はどうだ。あるある、国産も国産、京都の丹波マツタケが籠に入っている。値段なんぼと見たら、太いの7,8本入り、一籠12万円。本数少ないので5万円。店員さんに聞くと「今年は近年にない大豊作です」。

 

 香りマッタケ、味シメジ言うけど、マツタケの歯ごたえ、シャキシャキ感がええ。焼きマツタケ、すき焼き、天ぷら、土瓶蒸し、お吸いもんだけど、同じ寺町通り御池下ル、野菜総菜のさくらい屋さん。マツタケご飯が1パック698円。人参、揚げの炊き込みにスライスのマッタケ、三つ四つ…。どうか、シャキシャキはしている。これはこれで、秋の味覚、旬の味覚、十分や。ずうっと昔、マツタケ山へ入って、食べ放題のすき焼き…もう夢の世界…。

 

 

 

 

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2024年11月 3日 (日)

コマは回る~

Img_6573 Img_6577_20241031070501 Img_6579 Img_6580 Img_6581_20241031070501 Img_6615_20241101082901 コマが回る。動から静へ、悟りを開いたように回っている。高島屋6階、本の蔦屋アート雑貨で見つけ、ひとつ550円で買ったコマ。パソコンキーボード前、指でひねると、回る、回る。よく回る。立ち姿、見ていると心が落ち着く。いい年してのコマ遊び、困ったものだ?。

 

 コマ、漢字で「独楽」と書く。どうして、「コマ」と読むのか、調べた。古代中国でコマの意味だった「獨楽」が基本というのや、独りで楽しむ意味の漢字を日本で当て字にしたというのや、朝鮮の「高麗(こま)」から伝わったというのや、だ。なんでも諸説あるが、このコマもそうで、また洒落たくなって、困ったもんだけど、「独り楽しむ」説がいい。

 

 ワードでブログ原稿書く前、どれだけ回るか、キーボード上で回した。回っているところ、デジカメ撮り。シャッター1回、2回、3回…まだ回っている。撮り終わっても、まだ回っている。1分近い。ええコマや。桃山時代以来、400年という手づくり伝統の「京こま」というだけある。雀も時に一服で「雀休」というコマ屋さんのコマ。友禅、百人一首、フルーツ、3連重ねなど大きさ、デザイン様ざま販売。競争相手、もう一つ買おうかなあ。ホント、よう回る。

 

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2024年11月 2日 (土)

京都市動物園のゴリラ

Img_6453_20241030075801Img_6449_20241030075801Img_6450Img_6451_20241030075801Img_6452_20241030075801Img_6456_20241030075901Img_6460_20241030080001Img_6472_20241030080001Img_6488Img_6489Img_6476Img_6478 いる、いる…ゴリラがいる。蹴上から西へ、美術館へ通り抜けする京都市動物園、ゴリラ家族が人気だ。お父さんは桃太郎のモモタロウ、年上女房は元気なゲンキ。14歳もちがう。子どもは二人。長男はゲンタロウ、弟はキンタロウ。今日はどしているかナ!と見て通る。

 

 アフリカ大陸の真ん中、ウガンダなど東のヒガシゴリラに対し、カメルーンなど西にいるのがニシゴリラという。日本国内にいるのはぜんぶニシゴリラ。アフリカでもゴリラは年々減って、すでに絶滅危惧種。ゴリラは人間と同じ霊長類、なじみが深いが、国内の動物園では、東京の上野、名古屋の東山と、この京都・岡崎など6カ所でしか、お目にかかれない。

 

 繊維質の草、果物が好き。屈んで歩く四足歩行。身振り、仕草さ、顔の表情で態度を表現するという。オスは身長180㌢、体重200㌔も。大きな背中の後ろ姿、包容力を感じさせる。どっしりした背中が好きで、通り抜けのおり、必ずのように見に行く。寒いのは苦手で、気温20度切ったこの間は、部屋の中にいた。くもったガラス越し、ドンとしている。時々、草を食べ、こちらをチラッと見る。お母さんか、子どもか、ようわからないけど、みんなで長生きしいや!。

 

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2024年11月 1日 (金)

「古紙になるはずだった本市」

Img_6361_20241029075601 Img_6364 Img_6365_20241029075601 Img_6369  Img_6442_20241101062601 京阪バスに乗って「阪急電車」を読む。これ如何に?だけど、これ、古紙になるはずだった本市で買った古本。後ろにバーコードついて、100円。だれか一度は読んだようだけど、まだ新しい。有川浩著作、阪急電車の宝塚―西宮北口の折り返し、駅ごとに若者が出る。

 

 本には本の命がある。ほんの少し?。いやいや、刊行、出版、書店、読者、書棚…その命は長いはずだが、やがて古紙になる運命も。そんな本さんの救世主は古書店、古本市などだが、よく行くJR山科駅前、複合施設ラクト内の無印良品に「古紙になるはずだった本市」コーナーが誕生した。単行本、絵本300円、文庫本100円…どんなんあるかな~である。

 

 その一冊「阪急電車」。持ち出て、バス、地下鉄、肩凝らず車内読み向き。まだ阪急では読んでいない。「千住家の教育白書」。長男は日本画家ヒロシ、次男は作曲家アキラ、娘はバァイオリニストのマリコさん。その母が書いたエッセイ、文章よく、千住家の知られざる内内を書く。これ、掘り出し本。100円、もう一冊、三浦しおんの青春小説「仏果を得ず」。読み始めて、前に読んでいる。出町店街古本屋、3冊持参で新たな1冊…古本の命、捨てたものでない。

 

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