絵は秋田、秋田、秋田…
あれも、これも、秋田、秋田、秋田だ。雪だ、樹氷だ、馬ぞりだ。人も秋田の人、めんこい。題材はみんな秋田、みてあきることはない。秋田生まれ、京都と東京で日本画学び、秋田の自然、人物を描き続きた福田豊四郎。生誕120年特別記念の回顧展、京都開催である。
会場は衣笠山のふもと、京都の堂本印象美術館だ。福田にとって、京都市立芸大の前身、京都絵専卒、文化勲章作家・堂本印象は大先輩である。その会場で、秋田県立美術館が所蔵する福田の作品がいっぱい並んだ。京都市立芸大卒業制作、パノラマふうに描いた「雪の一日」も出ている。昭和3年、100年前の秋田だ。土田麦僊に師事しつつ思いは雪の秋田~。
展覧会主催、京都新聞にあす開幕の特集が載って行った。福田は秋田の北東部、小坂町生まれ、13人きょうだいの4番目。京都へは15歳、京薬大の次兄を頼ったのが始まり。展覧会タイトルは「モダニスト福田豊四郎、秋田を描く」。~絵に北国の空気が流れ、モダニズム、日本画革新の気風が伝わる~の記事紹介どおり、どの絵もめんこい秋田。小さい目、おちょぼ口…人物画が可愛い。雪の風景なぜか、あったかい。図録2千円、財布がゆるんだ。
※ 福田豊四郎(1904―1973)、京都で麦僊、東京・川端龍子に学ぶ。 ※ 展覧会は11月24日まで。
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コメント
「福田豊四郎」。懐かしい名前です。絵画に詳しい健脚さんのお目に叶い、取り上げていただき感謝です。恥ずかしながら同氏を身近にに感じたのは入社後。元旦号の見開きで同氏の力作が数年に渡って掲載されてからです。県南・横手市にある県立近代美術館が作品を多数所蔵。代表作の一つ乳児に乳を与える農婦「秋田のマリア」などもそこで観ました。65歳の若さで亡くなりましたが作品は今も時折新聞等で観られます。久しぶりに当地の地名を目にし、今朝は寝床で、そして洗顔後に再び観直しです。健脚でまた新たな発見を。
投稿: 道-中 | 2024年10月18日 (金) 08時16分