「キバナサフランモドキ」
そうか、「キバナサフランモドキ」というのか。葉っぱは、細い楕円形、花は、黄色く6枚、いい色している。どこかユリぽい。ヒガンバナ科タマスダレ属の多年草。原産地はメキシコ、コロンビア、グアテマラ。1975年、沖縄・海洋博のころ日本に来て、帰化という。
秋晴れ、ぶらり、ぶらり。秀吉の豊国神社から正面通り、鴨川まで出て、川端通りを七条へ。空は高く雲ぽっかり。前方に京都タワー、振り向いて、比叡山くっきり。京阪七条駅地下の降り口まで歩き来て、この花だ。降り口のタイル壁と地割れしたコンクリート地面、その隙間から伸び出ている。背丈は2,30㌢、壁ぎわに沿って、こっちとそっち10本…。
人知れず、自分で咲いている花が好きだ。何処から来て、何時から咲き出したのだろうか。誰に見られるわけでもなさそうだ。けなげに、静かに、そっとだ。歩いて、そんな花を見かけると、親のない子のようにいとしい。あまりしゃがむと、腰が痛いので中腰で写真を撮る。涙でなく、ピントあいにくい。スマホのグーグルレンズかざして、名前を聞く。そうか「キバナサフランモドキ」というのか。日当たりのよくない隅っこだけど、そこがいいんやなあ。
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