やっと、出て来たヒガンバナ
どうなっている、どうなっている?で、出た、出た、やっと出た。雲間の中秋の名月ではない。お彼岸のころ、咲くはずのヒガンバナだ。遅れに遅れて、月替わりの10月に入って♪~赤い花なら曼珠沙華、オランダ屋敷に花が咲く~♪だ。いや、遅かった。どうしてだろう。
刈り入れすんで、二番穂がだいぶ伸びた田んぼ。いつも市内へ出歩きに行く山科のバス停前だ。畔がポツンポツンと赤くなっている。今年はどうなっているのかと思っていたヒガンバナだ。やっぱり、残暑が続いて、咲き遅れたようだ。京都市内の猛暑日100日突破、観測史上初めてと新聞に載っていた。10月でも30度超え、これ以上は待てなかったのだろう。
ちょっと調べると~である。ヒガンバナは夏から秋へ、気温が20度から23度くらいになって咲くと出ていた。その気温がお彼岸のころなのだ。出遅れ、咲き遅れは猛暑のせいだ。自宅近くのバス停で見た日、滋賀県甲賀市の中心、水口へ行った。旧東海道の宿場町、JR乗り換え、近江鉄道降りて、町中を歩いた。ヒガンバナ、咲いている。まだ夏草が覆う単線の線路わき、水口城の濠の土手も赤い。季節外れの暑さ、よく出てきてくれた。暑いのにありがとう。
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コメント
ヒガンバナが“赤いきれ”のように咲く墓地で、六地蔵さまの陰から子ぎつねが人間を見つめるシーンが大好きで、毎年ヒガンバナが咲き出すと、新美南吉の「ごんぎつね」を本棚から取り出し読み返します。今年は二日前にやっと本を開きました。
投稿: 小松谷千絵 | 2024年10月 5日 (土) 12時59分