ファッションの考古学
掘って出て来た縄文、弥生、古墳、飛鳥などの遺物、カンザシあり、ヒオウギあり、耳飾りあり…それはそのまま古代のロマン。京都市考古資料館は所蔵する埋蔵文化財、掘ったものをほっとかず、テーマを決め展覧会開催する。秋のいまは「ファッションの考古学」。
応仁の乱で山名宗全が本拠を置いた西陣に考古資料館はある。今出川大宮バス停前。常設展は2階、企画展は1階、狭いが応接室、資料は色々ある。ブログネタ、ここへ行けば何なり…。兵馬俑の出迎え、企画メーンのケースは室町時代の女性衣装姿。薄紫の羽二重地でこれが室町の庶民だそうだ。平安時代は宮中の十二単。看板から顔を出せば、紫式部だ!。
発掘の現場地図、今は住宅地。展示はファッションの変遷。弥生時代、魏志倭人伝で倭の国の女性、髪を結い、垂らして、裸足と記述あり。古墳時代の埴輪は女性がスカート。縄文時代、土偶の顔に刺青あり。飛鳥時代、律令制が始まり男性は冠。平安時代、衣装の色で位階がわかる。室町・鎌倉は烏帽子姿の衣冠装束…。遺物は耳飾り、勾玉、油壷、櫛、盥…時代ごとモードあり、アクセサリーあり、考古のファッション、驚きのハクション、大魔王?。
※ 展示は11月24日まで。
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