三角縁神獣鏡とは~
「写真お撮りしましょう」と言われて、デジカメ渡して、撮ってもらって~である。ツルっとした銅鏡にツルっとした頭が写った。3世紀、誰の古墳か、そこに副葬されていた銅鏡、三角縁神獣鏡のレプリカ。文化財を身近に~という京博「さわって発見、ミュージアム・カート」だ。
さすらいのギャンブラーといえば、格好いいが、ただのさすらいのウオーカー。特別展ないおりは市バスの敬老乗車証でも入れる京博。三十三間堂前。庭園、ロダン・考える人がいる。噴水がある。緑陰がある。残暑の今、館内は涼しい。加えて貴重な所蔵品展示。1階売店奥で、ボランティアさんが案内・解説する文化財の学びコーナー。仏像、絵巻などあり、銅鏡について~だった。
魏志倭人伝、卑弥呼の使者が魏の国からの土産、100枚の銅鏡の一つかどうかは、さだかではないにしても、直径20㌢すこし、持って結構重いレプリカだ。なぜ三角縁か、周りの縁が断面図で△。波の帯紋も△、さらに神様が3人、霊獣が3匹と3づくしです~とボランティアさん。正式には「三角縁複波文帯三神三獣鏡」という。紋様側が裏で、表は凸面型の鏡。邪馬台国は?卑弥呼は?銅鏡の意味は?諸説あって、今なお「鏡よ鏡よ鏡さん」!。
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コメント
こんなに見事にぴかぴか、てかてか光り輝く三角縁神獣鏡を見るのは初めてです。レプリカが成せる技でしょうね。私が知る所では、この鏡は直径20cmもある大きくて、最も出土、伝承された銅鏡だ、と。
私の故郷宮崎県の山間辺地の美郷町・神門神社。ここに伝わる「唐花六花鏡」=直径10cm=は奈良・正倉院の御物と同范鏡(同鋳型で製造)で、東大寺大仏の台座からも発見されている、いずれも国宝です。神門神社の唐花六花鏡の発見(明治初期)がもっと早けりゃ、国宝になっていたものを。若かった現役時代に、その存在を知り、初めてカラー写真で報道したことが懐かしく思い出されます。
投稿: s.hidaka | 2024年9月10日 (火) 07時09分