龍馬暗殺舞台はカラオケ店に~
土佐弁で「歌うぜよ」「カラオケぜよ」と看板が上がった。回る寿司かっぱからカラオケ店に変わった坂本龍馬、中岡慎太郎暗殺の近江屋だ。京都河原町通りの蛸薬師下ル、二人の写真、駒札、史蹟碑があって、今はカラオケ店の新規開店を祝う胡蝶蘭が出て「歌うぜよ!」。
千円あれば、5皿か6皿のかっぱ寿司が閉じて、今度が何になるのか、シャッターの降りた店前を気にしていたが、それがまさかのカラオケ。正式には「ジャンカラ・京都河原町近江屋店」。夏休みの終わり、8月23日にオープンして10日以上経って、もう2.3度は店前を河ぶらで通り歩いた。龍馬が生きていれば~と維新への道筋を考え差す事件現場である。
創業から35年余、ジャンカラは西日本で181店舗という。入ったことないが、京都でもあちこちにある。新規開店の近江屋店、さすが派手さ抑えて、その歴史も意識してのようだ。近江屋ルーム、囲炉裏ルーム、カラオケ処・竜馬。階段踊り場に暗殺襲撃のシルエットもだす。着流し、竜馬スタイルの従業員は店前に出て、一緒に歌うぜよ~と呼び込んでいる。世相を表すコラム、朝日新聞社会面「青鉛筆」にまだ出ていない。そろそろ、書こうぜよ!
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コメント
京の1000年の歴史、移り変わりを見詰めてきた目抜き通り河原町通にカラオケ屋が誕生とは、これ如何にである。
近くの庶民の台所・錦もコロナ禍もあって、真昼間から立ち飲み屋が何軒も並び、ファーストフード店に生まれ変わった店も目立つ。錦市場の雰囲気が随分と壊され、そぞろ歩きに二の足を踏む。
時代の移ろいとは言え、"京もお前か”である。
投稿: s.hidaka | 2024年9月 5日 (木) 06時57分