東近江市五個荘、ひとり旅
空が高くなって、ちょっとしたひとり旅。溝の錦鯉、来い!と言ったら来た。黒、赤、金…色が濃い?。不老長寿の実・むべ。食べて千年万年。白髪か鶴ツルリ。天智天皇は聞いて、むべなるかな、むべなるかな。看板「コバタ」ってナニ屋。見方が反対。「タバコ」屋や。
東近江市五個荘金堂。近江商人の町だ。黒い舟板塀と白い壁。国の重要伝統的建造物保存地区、日本遺産だ。やっと残暑が峠を超えた平日。出あう人はない。静かな町だ。大屋根の弘誓寺(ぐぜいじ)で絵画展。本堂内、国画会、95歳、石井豊太さんの絵。イタリア、シラク―サの印象という。海の光景か。心まで透きとおる。ひとり旅の目的、来た甲斐があった。
第1回芥川賞候補にも~の外村繁さん。生家の近江商人屋敷、蔵が文学館に。屋敷見て歩き、文学館入って400円。庭に狸、縁先にメダカと司馬遼・街道をゆく24巻抜き出しコピー。「…ぬきん出て軽快で、清らかな色気さえ感じた」と外村邸を記している。確かに…。外村代表作は、筏3部作。読書自由に~も、日帰りのひとり旅。蔵の中、東京阿佐ヶ谷、58歳で没した外村さん写真を見て辞した。帰りバス停は三方よしプラザ前。飛び出し坊やしかいない。
※ 弘誓寺絵画展は29日まで。
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コメント
肌に触れる涼風に、やっと秋の訪れを。伝統的建造物群保存地区の東近江市への一人旅、うらやましい限りです。近江商人発祥の地という以外知りませんでした。
のんびり泳ぐ色とりどりの鯉の群れ、むべの実、異常に大きいお寺の大屋根、ぜひ訪ねたいと思う近江商人屋敷。旅の目的の絵画展の感動、よう伝わります。
かつて駆け足で回った歴史豊かな湖東地区の伝統と風景一つ一つが、懐かしく蘇ります。
投稿: s.hidaka | 2024年9月29日 (日) 09時51分