駅弁は「湖北のおはなし」
唐草模様の紙風呂敷で包んだ駅弁、米原駅名物の「湖北のおはなし」。駅弁にどんな話が入っているのか。包みを開くと~である。小鮎、川えび、いさざの琵琶湖名産が入り、主役は鴨のローストだ。御飯は桜の葉を敷いた近江米のおこわと豆。いろんな話が聞けそうだ。
新幹線へ乗り換え口に近い駅構内。創業130年の老舗、駅弁は明治22年から~の井筒屋さん。「湖北のおはなし」は、国鉄からJRへ変わった年の記念弁当で、それが30年以上続く。唐草模様包み、どろぼう弁当とも、~まあ、イロイロあらあな~と唐草風呂敷で登場した漫談師・東京ぼん太を思い出す弁当とも。弁当の具もまた~イロイロあらあな~だ。
米原の文産会館で明治の芝居小屋・長栄座の公演。発足当初に関わり、久々に行った。開演まで、どこかで昼食。冷房効く5・6番ホームの待合室。食べるのは二度目、物価高か1400円に。弁当箱の内側、具材の一つ一つが湖北のおはなし。永源寺修行僧のこんにゃく、鶏肉は湖北のスキ焼き・じゅんじゅん、15夜お供えの小芋丸煮、葱とおあげの「ぬた」、玉子焼き、赤カブ、山ごぼう、気になるサイコロは〆、中に醤油のたまり糖。おはなしの数々、湖北はうまし。
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