神戸へ行ったら花時計
神戸に行ったら、楽しみは花時計だ。三宮、前は神戸市役所北側の広場だったが、今は再開発で、ずっと南の東遊園地に移っている。シアトル市と姉妹都市提携に始まり、ことし67年目。四季折々の花でタイムリーな模様を描き、長針、短針、秒針と時を刻み続けている。
あの阪神淡路大震災を知っている。1995年1月17日、花時計は5・46で針を止めた。あれから29年経って、今は安藤忠雄設計の子ども本の森図書館前で、静かに動いている。一人暮らしの叔母が神戸で存命中は、暮れに干支の交代デザイン、いつも見に行っていた。叔母のお寺へお参り、今はどんな模様かと久しぶりに足を運んだ。
時計の針はおおかた午後3時を示している。直径で5㍍か、大きな文字盤だ。デザインは横文字「R KOISO」、神戸が生んだ著名な洋画家・小磯良平のサインだという。緑のタマリュウ(玉竜)の象り。バックは緑のサインが浮きたつよう白色のベゴニア。六甲アイランドにある小磯美術館がリニュアルになったのを記念して、PRを兼ねて~と説明。8月末、また新デザインと代わる。日本初の花時計、神戸のシンボル、いついつまでもである。
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コメント
花時計、懐かしい。花好きの健脚さん、忘れずに足を向けるのですね。当地にもかつて市役所前庭に花時計がありました。文字盤の直径4メートル。1980年に市制91周年記念で設置。花は花壇用の定番・パンジー、サルビア、マリーゴールドで積雪期は文字盤を外して葉ボタンを植栽。「花百万本、花のある美しい街づくり」運動のシンボルとして親しまれていました。残念ながら新庁舎建設で取り壊しに遭いました。健脚さんのコラムで久しぶりに思い出しました。花にまつわる思い出は色彩を伴ってより鮮やかによみがえるものですね。花、樹木、空、雲、川、下から上まで細やかな目配りn歩きを今後も期待。
投稿: 道-中 | 2024年8月15日 (木) 09時07分