デパート画廊はIMA琳派
デパートには、世の中の「今」がある。ファッション、デパ地下、特設会場の北海道展、九州展…。猛暑の今は何より「涼」がある。ぶら歩きコースのひとつ、四条河原町の高島屋。ストレートで6階の美術画廊へ上がって、週替わりの展示、今週はどんな作品かなと見る。
むかし、新聞記者は時代の流行を知るにはデパートへ行け!と言われたが、今も変わりはない気がする。暇つぶし、息抜き、真夏は汗抜きにもいい。コロナ禍あってか、企画展がうんと減ったが、代わって美術画廊の展示が充実している。この間は、IMA琳派、花鳥画の重岡良子さんの「古希に想う」展。屏風の大作や小品や、ずらり50点も並んでいた。
写真撮ってもいいという。花あり、鳥あり…作品とってもいい。4曲一双の屏風、丹頂鶴がいて、桜が咲いて、うっとり見る。タイトルは、夏野、うららか、野分け。ぜんぶ、売り絵。下に値段表示。売れると赤〇の印がつく。鑑賞、作品もだけど、その値段も、赤〇も気になる。値段は作家さん評価のバロメーター。4曲1双の大作、いくらやろう。11,000,000円。赤〇はどうか。屏風絵4点、ぜんぶ付いている。IMA琳派が「今」になっている。
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