祇園祭大船鉾の龍頭
ついこの間のようなのに、あれから8年か。祇園祭り大船鉾が150年ぶり復活した平成28年(2016)。その年の9月の産経新聞。「龍とにらみ合った2年間」の見出しで、彫刻師森哲荘さんのインタヴュー記事だ。森さん、大船鉾船首・龍頭制作の思いを語っている。
中山道の醒ヶ井宿を歩いて、醒井木彫美術館だった。米原のJR醒ヶ井駅から鈴鹿山系へ坂道3㌔、木彫りの里・上丹生に江戸時代いらい、職人さんが暮らす。木彫美術館は先覚者、森大造さんの仏像展示が中心だったが、2階に上がって壁に産経新聞である。ことし77歳で没した森哲荘さんの写真。大船鉾龍頭10分の一の龍像と大船鉾巡行の写真も一緒だ。
10年以上前、木彫りの里で森哲荘さんに会っている。木彫りイベント参加だった。産経新聞、仏のような森さんの顔が懐かしい。京都東山の瀧尾神社所有の龍頭を参考に通い続け、ついには頼んで自宅工房へ持ち込み、作り上げたという。祇園祭、今年は辰年。瀧尾神社と創業者の関係深い京都大丸ウインドー、モデルになった龍頭展示中。醒ヶ井から戻り行った。後祭りの24日、巡行最後に大船鉾の龍が登場する。森さん追悼、見に行かねば~である。
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コメント
洋洋日記の記事を読んで「ぜひ、見たい」と思い、7月23日夕方、多くの人で賑わう後祭り宵山の新町通りで大船鉾の龍頭を見上げてきました。「我ここにあり!」といった龍の確かな存在感に圧倒され、来てよかったぁ~と思いました。他の鉾も見て回るつもりだったのですが、あまりのむし暑さにスタバに逃げ込んでしまいましたが…(笑)。
投稿: 小松谷千絵 | 2024年7月25日 (木) 09時16分