なで仏は、賓頭盧さん
顔はいかつくて、神通力があるという。お名前は賓頭盧さん。「びんずる」と読む羅漢さん。お釈迦さんの中で、一番弟子の尊者さんだ。頭でも、お腹でも、腰でも、具合がわるいとこあれば、拝んで賓頭盧さんの同じとこをナデナデすると治るというから、ありがたい。
東大寺大仏殿、長野の善光寺など、わりに全国あちこちだが、京都では烏丸高辻近くの因幡薬師、寺町三条の矢田寺。どちらも、ぶらり歩きコース。ちょっと寄っては、本尊お参りのあと、外側に座っている賓頭盧さんと向かい合う。頭がツルっとしているので、親近感がわく。その法力、出会いがもっと早かったらとは思うが、なくした毛髪?、頭に手がいく。
北野の天神さんは、なで牛がいるが、賓頭盧さんは、頭がナデナデしやすい。尊者さんだし、撫でて、そんじゃ~ということない。ナタデココのツルリとした食感も思い起こす。威厳のある像だが、どこのも赤銅色。調べると、お酒が好きでやめられないらしい。さらに、なんで外側なのかというと、才能は抜群だけど、しゃしゃり出ることが多く、お釈迦さんは、それなら外にいて、その法力をみなさんに役立てなさいとか。賓頭盧さん、訳ありだった。
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