ポストモダニズムは「俵屋」
なんや?これ!。畳四畳半のリンク?。まさかプロレス?。ロープ見立てか、コーナーに黄色、緑、橙、青の三本棒。白と黒の囲み台。フワフワの座布団五つは色彩豊かも乱雑な配置。一体これ、なに?かで「ポストモダニズムのインテリデザイン」だという。いや、わからない。
京近美4階コレクション展の一つ。いま、開催中の「倉俣史朗のデザイン~記憶のなかの小宇宙」に関連の作品。作者はインテリアデザイナー・梅田正徳さん(83)。倉俣さんの仲間で、1980年代に伊で起きたポストモダニズム作品。そう解説にあるが、そのポストモダニズムが?だ。梅田作品の題名は「俵屋」。あの京都の高級旅館?。また、わからない。
頑張って調べると、建築、デザインの世界での出来事。画一的な西洋近代哲学のモダニズムに対し、多様さを求めたのがポストモダニズムだという。伊での運動、なんでもそれが「メンフィス」というらしい。倉俣さんらとともに、伊の運動に参加した梅田さんが議論の場として制作した、その作品が「俵屋」だそうだ。京近美が寄贈受け、所蔵している。一面的でない多様さ追求の変なインテリアデザイン。なぜか、永井荷風発禁本「四畳半襖の下張り」思い出す。
※ 「倉俣~」展は8月18日まで。同期間、梅田作品も4階で出展。
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