古本100円人生
どういう意味か、その店名は、ふるほん「上海ラヂオ」という。行くようになって、2年にはなる。1冊100円の文庫本、店内の3分の1を占めて、新入荷コーナーがある。自宅から3冊持っていけば、1冊は無料。物々交換でもいいという。本の価値は読んでなんぼ~なのだ。
京アニなどで登場する出町桝形商店街の真ん中あたり。京阪出町柳から西へ、いつも黒豆大福で、人並びの「ふたば」が目安。鴨川も御苑も近くなので、行きか、帰りか、歩きがてら行く。沢木耕太郎、後藤正治、石井妙子…好きなノンフィクション作家の、読んでないの見つけるとすぐ手にする。未読か、まっさらもあり、それで100円。得した気分になる。
本売る人が多いせいか、新入荷コーナーが充実している。今は司馬遼の「街道をゆく」の入荷点検をベースにしている。この間は沖縄・先島の道、十津川街道見つけた。近江の湖西に始まる「街道をゆく」は全43巻。その全巻読破をめざして、書店でも買い、ここの古本でも買いして、書棚に20冊だ。いまは山形・羽州の街道へ入って、立石寺の~静けさや岩に染み入る蝉の声~を読んでいる。古本100円で新しい発見、いまを生きている気がする。
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コメント
またまた、京都庶民の町・桝形商店街ですね。
大福のふたば、鯖寿司とうどんの満寿形屋、出町座、
鯖街道の終着点、鴨川デルタ~~
学生時代に大福食いたくて、度々行きました。デルタには友人らと。
上海ラヂオは昨年末の鴨川散策の折、洋洋さんの案内で初見参でした。
投稿: s.hidaka | 2024年6月25日 (火) 21時02分