「御所の細道」
スッと、細い一本の線が伸びている。広い京都御苑の中だ。道幅はわずか30センチほど。ああそうだ!この道は自転車の轍(わだち)。北原白秋なら、♪~この道はいつかついた道。ああそうだよお~♪だ。敷き詰められた砂利を二つに分けて、どこまでも、どこまでも~。
天気のいい日は御苑ウオークがいい。南北1300㍍、東西700㍍。外周ぐるりと回って4㌔。春に梅、桜、夏に緑陰、秋に紅葉、冬?そりゃあ駅伝。西側の烏丸通と南側の丸太町通り、高校駅伝と女子駅伝が走る。年じゅう開放の国民公園。一年になんど行くか、まあ、よく行く。その御苑内の轍、消えることがない。「御所の細道」の愛称までついている。
暇な歩きの一日、どう続いているか、検証に行った。御苑北側の今出川通の南へ、寺町の石薬師御門から入った。すぐ白い筋が目につき、西へ西へ。京都御所北側の築地塀を超え、烏丸通の乾御門まで700㍍。さらに御所南側の清和院御門から蛤御門へも同じだ。通勤通学などか、自転車の通り抜けの轍だ。南北はどうか、こちら側に轍はない。どうしてか、わだちは知らない?。南北の通り抜けには御所が壁か。どうやら「御所の細道」は東西専用のようだ。
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コメント
「御所の細道」昨年末、全国の仲間たちと御所見学した折、
この自転車のわだち、確認していたこと思い出します。
でも、このわだち、御所の南と北側の烏丸から寺町に抜ける東西の2本のみで、
丸太町~今出川まで抜けるわだちはないと~
南北1300m。御所の周りに敷き詰められた砂利を抜けるには、自転車では長すぎる?
投稿: s.hidaka | 2024年6月 9日 (日) 06時59分