けったい?面白い?横尾忠則作品
けったいで、なんや、これは~と思う面白さというのだろうか。見れば見るほど、しがめばしがむほど、味わい深いスルメのようだ。絵画か、ポスターか、グラフィックデザインか。日本のというより、世界の美術家・横尾忠則さん(88)の作品。まあ、兎も角、けったい。
いま、京近美のコレクション展で、横尾作品がひと部屋に展示中だ。その作品、神戸の王子に県の横尾忠則美術館があり、近くに住んでいた叔母を見舞いに行ったおり、よく行って、何度も見ている。その奇抜さ、いまさら驚きはしないが、若い女性がわき毛を見せて、抜き手を切って泳いでいたり、裸でバイクの疾走があったり…、やっぱり、見るとびっくりする。
展示は1960年代、神戸から東京に出て、土方巽、唐十郎、寺山修司、三島由紀夫らとの出会いからら生まれたポスター作品が多い。東京キッドの美空ひばりがいて、その下はきっと?佐藤栄作さん。ビートルズもいて、高倉健に鶴田浩二も登場して~おひかえなすって~。首吊り?だれか、横尾さん本人、赤ちゃん写真も本人…。展示ポスターのタイトルは、腰巻きお仙、由比小説、いや由比正雪、今昔物語でモナリザ…、その奇妙さがまともなのだ。
※ 京近美コレクション、横尾展は8月25日まで。
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