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2024年6月 3日 (月)

本屋大賞は大津が舞台

Img_4565 Img_4069_20240531075801 Img_4063 Img_4458_20240531080501 Img_4569_20240531080801 Img_4068_20240531080101 Img_4455 ページを捲って、次から次へ「大津」が出てくる。西武大津、ときめき坂、膳所高、観光船ミシガン、学習船うみのこ、びわ湖花火、おおつ光ルくん、京阪石坂線、近江神宮、かるた大会…それに一カ所、ふたば書店も出てくる。本屋大賞受賞「成瀬が天下を取りに行く」である。

 

 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」で始まる大津市在住作家、宮島未奈さんの青春小説。続編「成瀬は信じた道をいく」を含め既に70万部、なお売れている。知名度が~と言われる京都の隣の滋賀、その県都・大津の地名がこれほどまでに名を成したことはあったろうか。大賞受賞、初サイン会のあった山科のふたば書店で買って、読み終わった。

 

 主人公・成瀬は200歳まで生きると宣言し、友だちと膳所から出て「ゼゼカラ」とコンビ名をつけ、M1漫才に挑戦する。膳所高へ髪の伸び具合調べで丸坊主入学する。そのストーリーの中心が、44年で閉店、いまマンションになった西武大津。BBC・びわテレの閉店カウントダウン番組の現場中継。毎日、西武ライオンズのユニホーム姿でTVに映るよう出かける。どこを読んでも、どう展開しても大津。小説舞台で、大津は天下を取りにいく?。

 

 ※ 宮島未奈(1983~)静岡県富士市生まれ、大津市在住。京大文学部卒。2024年本屋大賞。

 

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