思わず歌う花の絵
絵を見ながら歌を口ずさむ鑑賞者がいる~と新聞記事に紹介されている。堂本印象美術館で開催中の、花の画家・渡辺信喜さんの「四季の譜」展。春のウメ、サクラに始まり、夏のハナショウブ、ボタン、アジサイなど花から花へ、新作ハスをふくめ40点の展示という。
「チュウリップ」と「春の小川」が思わず口から歌が出る絵だそうだ。そう記事にしたのは京都新聞全頁特集。絵のカラー写真5枚が載り、会場で作家の渡辺さんに制作の思いなどを聞いている。花好きとしては、行かねば~だ。新聞切り抜き、見に行った。立命館大学の北側、竜安寺へ行く道筋、バス停の前。堂本印象自らが設計した美術館、何度も行っている。
今回は芸術発展の場に~という印象の思いからの「現代作家シリーズ」。その始まりが日展で総理大臣賞受賞の渡辺さん作品展。メーン会場へ、最初の展示はスロープ状の壁面、まず椿、続いて記事になった「チュウリップ」と「春の小川」だ。♪~咲いた、咲いた、チュウリップの花が赤、白、黄色~♪。隣は♪~春の小川はさらさら行くよ。岸のスミレやレンゲの花が~♪。どちらも絵が透きとって、こころ優しい。回りに誰もいない。そっと、ハモった。
※ 渡辺信喜(1941~)、京都生まれ、京都市立芸大卒。山口華楊に師事。日展作家として活躍。展覧会は5月17日まで。
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