御苑内、公家屋敷は穴場観光
広い庭園、のんびり散策できる。形のちがう色んな燈篭、透きとった鑓水…。屋敷内、自由に見て回れる。縁先に座ると、青葉に若葉、広い池も見える。開いた障子戸、青モミジが映りこんで、床がみどりに染まっている。ここは江戸時代から続く公家屋敷、閑院宮邸だ。
京都御苑西南かど、環境庁京都事務所が保存、管理している。地下鉄烏丸丸太町駅からすぐいける。一般公開、無料。世の中、GWのおり、しばらく行ってなかったが、歩き流れで入った。閑院宮―「かんいんのみや」と読む。伏見宮、桂宮、有栖川宮と並ぶ四親王家のひとつ。東京遷都の明治以降、宮内庁の官舎になり、国が修理、その姿を今にとどめている。
数ある京都観光、穴場中の穴場だ。京都御所のこと、公家屋敷のこと、御苑の自然のこと、解説にビデオ、よくわかる。そのつもりなら、半日はいられる。庭は、クローバーの白い花、四つ葉の発見で幸あり。鉢植え、葵祭のフタバアオイにカキツバタ。GW中、ネイチャーの祖・故塚本圭一さんが撮った御苑の生き物たちの写真、特別展示中だ。キノコに鳥、昆虫たち…。少ない見学、その半分は外国人。どう観光情報を得たか、日本人より穴場を知っている。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 野菜また野菜、京野菜(2025.04.28)
- 落語と美術の展覧会(2025.04.27)
コメント